どきどきハッピーれもんず、新レーベル「ヒノマチレコード」より配信リリース

3ピースロックバンド「どきどきハッピーれもんず」が、新レーベル「ヒノマチレコード」より、「ice house」を配信リリースした。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション＆プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。

今作「ice house」は結成から5ヶ月で、北関東のバンド・ミュージシャンオーディション「Slipstream Audition 2021」で最優秀賞を受賞した「どきどきハッピーれもんず」の初のシングルリリース。また9月24日には2作目のシングル「Sun」をリリースすることも発表されている。

【推薦コメント】
なんとも人を喰ったような、パッと見はコミカルにも見えてしまう名前のバンド。
だけれども、実のところは、彼らが羊の皮を被っているだけなのは今回の2曲を聴けばわかる。
日本に面々と続いているオルタナティブロックの系譜に片足だけつっこみつつも、
そことも意識的に距離を置こうとしているような印象の「ice house」。
ローファイでジャンクなサウンドにどこか牧歌的なメロディーが乗り、
親しみやすさと居心地の悪さが同居する「Sun」。
両曲に共通して言えるのは、彼らが拭きれない無機質な不安定を歌っていることだ。
それを言葉とメロディーとして発するボーカルは中性的でイノセントな質感を保ちながら、
その裏に虚無や狂気の匂いを感じさせ、奇跡のバランスでその二面性を保つ。
3ピースのバンドアンサンブルもシンプルながら、はっきりと彼らの中にある「正解」へ向かっていることはそれぞれの音色を聴けば明らか。
その全ては彼らの「計算」によるものなのか「無意識」なものなのかは今の段階ではわからない。
ただ、「どうなんだろう?」と彼らのことを考えさせられている時点で、
すでに自分は彼らの掌の上にいるのかもしれない。

── タイラダイスケ(FREE THROW)