マカヤ・マクレイヴン、ブルーノート・デビュー作リリース発表&リミックス集から先行曲配信

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シカゴを拠点に活動するドラマーでありプロデューサーのマカヤ・マクレイヴンがブルーノート・レコードよりアルバム『ディサイファリング・ザ・メッセージ』を2021年11月19日(金)にリリースすると発表。本日、その発表に伴い、本日、「フランクス・チューン」の先行配信をスタートさせた。

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ビート・サイエンティストとの異名を持ち、サンプリング、リミックスを得意とし、ループの達人として知られている彼は、これまでジャズの世界で独自の道を切り開いてきた。今回のアルバムもその延長線上にあり、ブルーノートの歴史を掘り下げ、アート・ブレイキー、ホレス・シルヴァー、クリフォード・ブラウン、デクスター・ゴードンらが産み落とした名曲をリミックス。新たな解釈を加えた。プロデュースだけでなく、ミックスもマクレイヴン自らが担当し、オリジナル音源の完全性を維持しつつ、彼らしいヒップホップを基調にしつつもアンビエントな広がりのある作品に仕上げた。

また、過去の音源をそのまま仕様するのではなく、ジョエル・ロス(ヴィブラフォン)、マーキス・ヒル(トランペット)、グレッグ・ワード(アルト・サックス)、マズ・ゴールド(ギター)、ジェフ・パーカー(ギター)、ユニウス・ポール(べース)、デショーン・ジョーンス(テナー・サックス&フルート)が参加し、新たにレコーディングを実施。プロデューサーとして多彩な音をまとめ上げた。

今回配信となった楽曲「フランクス・チューン」はもともとジャック・ウィルソンが1967年にリリースした『イースタリー・ウインズ』に収録されているハードパップ・チューン。今回のリミックスでは2ステップのダンスグルーヴに合わせて踊っている人々が想像できるかのような80年代のR&B風に蘇らせた。曲の冒頭と最後にはアート・ブレイキーの声が収められている。今回のアルバムにおいてはそれぞれの楽曲にAKA(=別名)を付けていることも特徴的で、「フランクス・チューン」は「De'Jeff's Tune」と名付けられた。

本作に関してマクレイヴンは一つのライヴハウスで行われたショウのように連続したセットに聴こえるようアルバムを組み立てたという。イメージとしては、ビバップからハードバップへと移行うする時間軸のどこかに位置付けられているようで「若いミュージシャンがバンドを渡り歩くという、まるで通過儀礼のようなアイディアに触発され、ある時代に焦点を当てたいと思っていました」と語っている。


『ディサイファリング・ザ・メッセージ』

2021年11月19日(金)
UCCQ-1148 ¥2,860 (税込み) [SHM-CD]
https://MakayaMcCraven.lnk.to/FranksPR

■収録曲
1.ア・スライス・オブ・ザ・トップ / A Slice Of The Top (AKA “Sliced Off The Top”)[from 『ア・スライス・オブ・ザ・トップ』 byハンク・モブレー]
2.サンセット / Sunset (AKA “Son Set”)[from 『ホイッスル・ストップ』 by ケニー・ドーハム]
3.ホエン・ユア・ラヴァー・ハズ・ゴーン / When Your Lover Has Gone (AKA “When You’ve Leb Your Lover”)[from『チュニジアの夜』 by アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ]
4.エカロー / Ecaroh (AKA “Revlis”)[from 『ホレス・シルヴァー・トリオ』 by ホレス・シルヴァー]
5.トランクィリティ / Tranquillity (AKA “Corner Of The World”)[from 『コンポーネンツ』 by ボビー・ハッチャーソン]
6.ウェイル・ベイト / Wail Bait (AKA “Wait Bail”)[fromメモリアル・アルバム by クリフォード・ブラウン]
7.コッピン・ザ・ヘヴン / Coppin' The Haven (AKA “At The Haven Coppin’”)[from 『ワン・フライト・アップ』 by デクスター・ゴードン]
8.フランクス・チューン / Frank's Tune (AKA “De’Jeff’s Tune”)[from 『イースタリー・ウインズ』 by ジャック・ウィルソン]
9.ニューヨークの秋 / Autumn In New York (AKA “Spring In Chicago”)[from 『ブルー・ライツ Vol.1』 by ケニー・バレル]
10.モナコ / Monaco (AKA “Monte Negro”)[from 『カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』 by ケニー・ドーハム]
11.ミスター・ジン / Mr. Jin (AKA “Mr. Gin”)[from 『インディストラクティブル』 by アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ]
12.C.F.D. / C.F.D. (AKA “D.F.C.”)[from 『サムシング・パーソナル』 by ジャック・ウィルソン]
13.ブラック・リズム・ハプニング / Black Rhythm Happening[from 『ブラック・リズム・ハプニング』 byエディ・ゲイル]

◆マカヤ・マクレイヴン オフィシャルサイト
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