【ライブレポート】Waive、20周年記念イヤーを再スタート「俺たちきっと化けると思います」

解散中のロックバンドWaiveが、7月31日(土)および8月1日(日)の2日間にわたり、＜Waive 2Øth Anniversary Again #1 GIGS「The Land of Beginnings -新宿-」＞ と題したライブを開催した。場所は、21年前に彼らが初ライブを行った新宿。コロナ禍で一度失われた20周年記念イヤーの再スタートを飾った。

◆Waive 動画 / 画像

この新宿BLAZE 2Daysはチケット即日ソールドアウト。ライブは2000年10月リリースの初CD音源『PINK DISTORTION』収録オープニングインストナンバー「FEEL(S)」でメンバーが登場。新宿で初ライブが行われた2000年4月にカセットテープで無料配布された「TRUE×××」で本編がスタートした。

その後も「FAKE」「PLACE」「spanner」「assorted lovephobi」など、結成初期のナンバーを惜しげもなく散りばめたセットリストを披露。20年の歴史を振り返るような懐かしさと同時に、解散中にもかかわらず進化を続けるWaiveの現在が凝縮された、見ごたえ聴きごたえ満載の熱いステージが繰り広げられた。





アンコールのMCでは、リーダーでコンポーザーの杉本善徳(G)と田澤孝介(Vo)がこう語った。

「この状況下での楽しみ方をみんなが学び、考え、少しずつ新しい楽しみ方が生まれてきて来てるような気がします。これからツアーも回っていくけど、俺たちきっと化けると思います！ この先のライブを通じて一皮むけたWaiveを見せられると思う」──杉本善徳

「自分のまわりでも何が正解か見えない中、攻めあぐねているプロジェクトも多いけど、謎に一番攻めているのが解散中のWaive（笑）。まだまだ試行錯誤しながらになるけど、この状況を切り開いて前に進んでいくためにも、これからもみんなの力を貸してほしい」──田澤孝介


Waiveは7月30日、今年2月23日にLINE CUBE SHIBYAで開催した渋公ライブの模様を収録した最新Blu-ray 『Waive 20th Anniversary Special GIG「ライブハウス渋谷公会堂へようこそ。」』をリリース。9月12日(日)からは、柏パルーザ公演を皮切りに6都市6公演を巡るTOUR＜NEED…?＞を敢行。そして昨年から先送りとなった20周年イヤーの集大成として開催される来年2022年1月29日(土)の渋谷公会堂の再演に向かって、また新たなページを刻み付ける。

撮影◎田辺佳子