【インタビュー】神はサイコロを振らない、アユニ・D (BiSH/PEDRO) × n-buna from ヨルシカと初コラボ「受けた刺激はめちゃくちゃデカい」

■今までにないアプローチの歌が唄えたし
■神サイのグルーヴも今までにない感じ

──リズムにも発見が？

黒川：ドラムを演奏するうえでも新しい発見があって。柳田とアユニさんは歌のグルーヴが違うんですよ。アユニさんは発音時に一直線で来るけど、柳田は下からポワンと来るというか。

柳田：レイドバックしてるってことだよね。

黒川：そうそう。だから音が飛んでくるスピードがアユニさんのほうが速い。それは今まで意識したことがなかったんですけど、他の人と一緒にやることで、“あ、柳田ってこういう唄い方なんだ”と改めて知ることができて。“じゃあ、こういうふうに演奏したほうがいいんだな。他の人とやる場合は、このくらい間(ま)をとるといいんだな”ということが分かったのは、自分にとって新たな発見でした。

柳田：だから互いに発見があったということですよね。僕も今までにないアプローチの歌が唄えたし、神サイのグルーヴも今までにない感じだし、いつもとは違うアユニさんを引き出すこともできた。

▲神はサイコロを振らない × アユニ・D (BiSH/PEDRO) × n-buna from ヨルシカ

──そういう成果を期待してのコラボだったんでしょうしね。

柳田：この間、一緒に唄っている映像を撮ったんですよ。アユニさんと僕が目を合わせて唄うシーンがあるんですけど、アユニさんの歌う仕草がかわいすぎて、ずっとニヤついているという……。

黒川：俺は柳田の正面で叩いていたので、それを見て爆笑していました（笑）。

柳田：あれはヤバかった。テイク8ぐらい撮り直しました。

──ライブで聴きたいなあとも思ったんですけど、そうなると、柳田さんがステージ上で正気を保てるかどうか……（笑）。

柳田：そうなんですよ～。男4人の汗臭いステージにアユニさんを呼ぶのは申し訳ないですけど、7月22日のなんばHatchの2マンライブで一緒にやれたらいいですよね。でもやっぱり目は見れないかもなあ。恥ずかしいから。

取材・文◎蜂須賀ちなみ
撮影◎野村雄治









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