コロナでツアー延期のメタリカ、損害賠償を拒否する保険会社を訴える

ポスト
Photo by Anton Corbijn

メタリカはツアーが中止や延期となった場合に損害を補償する保険に加入していたものの、2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により延期した南米ツアーへの賠償請求を拒否されたとして、保険会社Lloyd‘s Of Londonに対し訴訟を起こしたという。

メタリカは2020年4月に、チリ、アルゼンチン、ブラジルで6公演を開催予定だったが、パンデミックが発生したことで実現できなかった。

Lloyd’sからは、彼らの保険には伝染病/感染症は含まれていないとの説明がなされたというが、バンド側は「不当で限定的な解釈」だとして、今週初め(6月7日)、ロサンゼルス郡上級裁判所で、契約不履行の訴えを提起したと伝えられている。

Lloyd's Of Londonは以前、フー・ファイターズから2015年のツアーで中止した公演に関し訴えられたことがあるが、裁判所の判事は確定力を以てその請求を棄却している。フー・ファイターズは、2015年、デイヴ・グロールがステージから落下し怪我を負ったのと、パリで同時多発テロが起きたことにより数公演をキャンセルしていた。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報