【ライブレポート】氷川きよし、原点の会場・中野サンプラザでコンサート

氷川きよしが6月8日、東京・中野サンプラザホールで＜氷川きよしスペシャルコンサートツアー2020-2021 ～Never give up～＞を開催した。

◆ライブ写真

今年のツアーは1月21日の埼玉・ウェスタ川越公演からスタートする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初日の埼玉、東京、岐阜の3カ所4公演が延期。改めて感染症対策を徹底し、2月26日の千葉・習志野公演から再スタートしたものの、3度目の緊急事態宣言発令により、滋賀、大阪、岩手の3カ所6公演も延期となった。

そして今回、延期されていた2月1日、2日の中野サンプラザ公演が、本日6月8日と翌9日の両日、同所で振替公演として開催される。なお、今回は2日間4公演で合わせて約4,000人を動員する。

この日もコロナ感染症防止対策のためソーシャルディスタンスを保ち、客席は通常の半分に制限。約1,000人の熱烈なファンが詰めかける中、ステージは「大丈夫2020」で幕を開けた。


氷川は「この中野サンプラザは、2001年7月に初めての単独コンサートを開いた思い出の場所です。皆さんのお陰でまたこのステージに立たせていただくことができました。今日はこのコンサートでひととき、現実から少し離れていただき、夢の世界、浪漫の世界を楽しんでください」とあいさつ。

青アマビエ、黒タキシード、白マントの洋装や紋付袴の和装など様々なコスチュームを披露しながらヒットシングルから「星空の秋子」「母」「櫻」、新曲「南風」、この日発売のニューアルバム『南風吹けば』の収録曲「星空のメモリーズ」「紫のタンゴ」や、デビュー曲「箱根八里の半次郎」、大ヒット曲「白雲の城」、初のアニメソング「限界突破×サバイバー」、GReeeeNが書き下ろした「碧し」など、デビュー曲から新曲まで全24曲を熱唱した。


新曲「南風」について、氷川は「コロナ禍の中で少しでも皆さんに明るい気持ちになっていただきたいという自分の一途な思いが形になって出来上がりました。“南風”のように温かくて背中を押すような作品を歌いたいなと思って、恩師の水森英夫先生と、かず翼先生が心を込めて作ってくださいました」とコメント。

また、ニューアルバム『南風吹けば』については「アルバムを出させていただくのは歌手としてすごく励みになります。1年半ぶりの演歌・歌謡曲主体のアルバムで、全部で12曲入っていますが、このアルバムを聴くといろんな気持ちになれますし、歌詩カードを見ながら皆さんがその歌の主人公と同じ気持ちになって聴いていただくと、ワクワクして、楽しいと思います。すべてが癒しの曲になっていますので、ぜひお聴きください」と話している。



◆氷川きよし レーベルサイト