神宿 塩見きら、松山凱旋公演の祝い花を母の花屋で受付「何か恩返ししたい 」
現在全国ツアー開催中の神宿が、5月30日(日)に、塩見きらの生まれ故郷である愛媛県松山市にて初の凱旋公演を開催する。これに先駆け、フラワーコーディネーターである塩見きらの母が経営する「FleurMatsuyama」にて祝い花の受付が開始された。
神宿に加入して満2年を迎えている塩見きら。今回の祝い花受付に関して、塩見本人からは思いのたけを綴ったコメントが寄せられている。以下、その全文を掲載する。
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■塩見きら コメント
応援してくださっている皆さん いつも本当にありがとうございます 少し 自分の話をしてもいいですか?
先日 4月29日でアイドルになって 神宿に加入して 2年を迎えました
加入したばかりの頃 自分の力不足でみんなを不安にさせてしまったり メンバーにたくさん助けてもらったり なかなか未熟だったな と今思い返して改めて感じます
何も知らない 何もできない私が 突然アイドルになり 両親からは毎日のように心配の連絡が来ていました
「皆さんに迷惑はかけてない?」「ほんとに大丈夫?」
そんな心配する母の言葉に私は「大丈夫だから」「放っておいてほしい」そんな冷たい言葉を放ってしまっていました
1年前 アイドルになって1周年を迎え 自宅からも出られず世の中が大変な状況になってしまった時も やはり母は心配していました
その時私は 「集中して活動したいから連絡をしてこないでほしい」そんなことを言ってしまいました
電話で口喧嘩になったあと 母からは「もう好きにしなさい でも死なずに生き延びて」それだけメッセージが来ました
自分勝手で子どもな私は「これが自分のためだ」と思い込み言い聞かせていました
うまくいかない事への不安や 情勢が良くならず悔しい気持ちを母にただぶつけてしまっていただけです
何かあった時は両親に相談し頼っていた私が 人に頼ることをやめ 自分でどうにかしようと思ってやって来たけれど 人に助けてもらうこと 誰かを頼って生きていくこと の大切さを知りました
いや 実際には 人は1人では生きていけないと思った が正しいです
独りよがりで 自分について人に話すことを嫌うし 誰にも理解してもらえなくていい
そんなふうに思っていた私は自分の幼さにやっと22歳で気づけたのです
家族に恩返しがしたい そう思うようになったのはここ数ヶ月です
5/30 ツアーで地元愛媛に帰る提案をいただいた時 私はここで家族に会いに帰らないといけない
そして成長した姿を 自信を持って帰る姿を 応援してくれている皆さんに見せたい そう強く思いました 私はスタッフに帰らせてくださいと話しました
私の母はお花屋さんを経営しています 式場下に作業場を借りて 従業員の方々と数名で仕事をしています 主に結婚式会場を彩る ウェディングフラワーを作るお仕事がメインの母は
情勢が悪化し ウェディングが縮小されている状況に心を痛めていました
連絡を取らない間も活動をチェックしてくれていた母から
神宿がABCマート×adidas originalsコラボで地元のショッピングモールに大きく出ている写真と共に「帰ってくるのが楽しみ こっちも大変だけど頑張ってね」 と連絡が来ました
世の中はいつまでも良くならず エンターテインメント業界も見えぬ暗闇を彷徨っている状況です
私は世界を変える力はまだ持っていないけれど それでも 子どもな私から母に何か恩返ししたい
そう悩んでいる時 スタッフから 母のお花屋さんを通して 地元松山の会場をお花で彩るのは どうかと言っていただきました
結婚式が縮小され 悔しい思いをしてしまっている人たちがたくさんいるという現状
母のようにウェディングを彩る仕事をしている人間が何もできずにいるという事実を 知っていただける機会になるのではないか そう考えていると
ライブができなくて悔しかったあの日 それでも今 会いに来てくれる大切なみんながいること
そして 自宅で今でも会いたいと待ってくれているみんなのことが浮かびました
自分の状況と重なりとても他人事だとは思えなかったのです
「人の思いは花に宿る だから誰かの優しい気持ちや愛情はお花で伝わるんだよ そのきっかけを作るのが私の役目」
母の言っていた印象的な言葉です
長く纏りのない文章を読んでくださってありがとうございます
皆さんに必ず恩返しができるよう 今後も成長し続けます
いつも私の原動力になってくれて本当にありがとう
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