服部良一、作品集『僕の音楽人生』シリーズの配信がスタート

作曲家・服部良一の作品を集めた『僕の音楽人生』シリーズ2作品の音楽配信がスタートした。

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服部良一は1936年に日本コロムビアの専属作家となり、当時最先端のポップスだったジャズの要素を流行歌に採り入れた。戦後はビクターとも作家契約を締結。歌手だけでなく作家も専属契約が強固だった時代に、日本コロムビア、日本ビクターという二大レーベルと同時に契約を結んだ異例のヒットメーカーだ。

服部が送り出したヒット曲は、淡谷のり子「別れのブルース」、霧島昇・渡辺はま子、「蘇州夜曲」、笠置シヅ子、「東京ブギウギ」、藤山一郎・奈良光枝「青い山脈」、高峰秀子「銀座カンカン娘」、灰田勝彦「東京の屋根の下」など多数。それらの名曲の数々は、多くのアーティストにもカバーされ今でも親しまれている。


1989年に日本コロムビアから発売されロングセラーとなった、服部良一『僕の音楽人生』は、作曲家・服部良一の多彩な才能とその変遷を示すため、ヒット曲の他にコーラス、ジャズ・アレンジ、様々なリズムものなどの幅広い作品を発売順に編集したアルバム。2003年には続編となる、服部良一『東京の屋根の下～僕の音楽人生 1948～1954』がビクターから発売された。


そして令和の時代に入り、幅広い世代にも服部メロディーを親しんでもらえるようにと、コロムビアとビクターのレーベル2社が共同で今回配信を展開する。