Hakubi、初の映画主題歌担当＋メジャーデビューアルバム発売決定

Hakubiの新曲「栞」が、2021年秋に公開される映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の主題歌に決定した。メジャーデビューアルバム『era』が9月8日にリリースされることも明らかになっている。

◆関連画像

タナダユキが監督を務める『浜の朝日の嘘つきどもと』は、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身の主人公が、病に倒れた恩師との約束を守るため閉館寸前の映画館の再建に向け奔走するというストーリー。主演の高畑充希をはじめ、柳家喬太郎、大久保佳代子、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、光石研、吉行和子らが出演する。

(C)2021 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』製作委員会

主題歌となる「栞」は、Hakubiがこの映画のために書き下ろした新曲だ。彼らは福島中央テレビ開局50周年記念作品として2020年に放送された同名のドラマでも主題歌を担当していた。映画主題歌を手がけるのは本作が初となる。

　　　◆　　　◆　　　◆

■Hakubi 片桐（Vo,G）コメント

あの頃、気がつけば何気なくそばにいてくれた人
今頃何をしているのだろうと思い浮かべ
ふいに会いたくなる“あの人”に感謝を伝えたくなる
優しくて温かいこの作品に
Hakubiの音楽で関われたことがとても嬉しいです。
今回書き下ろしをさせていただいた“栞”という曲は
暗い闇で膝を抱え込んでしまった自分を
何も言わずただ信じ続けてくれた“あの人”へ
道標となってくれた“あの人”へ
自分の両の足で立てるようになった今
手紙を書く様に書いた曲です。
皆さんにとっての“あの人”にも
届いてくれるといいなと思っています。

　　　◆　　　◆　　　◆

■藤原努プロデューサー コメント

この映画の主題歌のお願いをHakubiさんにした時、ボーカルの片桐さんは、デビューを控えてのコロナ禍の中、心身ともにかなり追い詰められている状況だったと聞きました。そこからの彼女の言わば立ち直りのタイミングと映画館の再生を模索するこの映画のテーマが、一種共振する形でこの主題歌は生まれたのではないかという気がしています。
“栞”はさまざまな出来事や人生のターニングポイントの象徴。
おそらくHakubiさんたちにとっても映画『浜の朝日の嘘つきどもと』にとってもお互いにかけがえのない歌ができ上がったんじゃないかと思います。

　　　◆　　　◆　　　◆

メジャーデビューアルバム『era』には、「栞」や先行配信シングルとしてリリースされた「アカツキ」「在る日々」「道化師にはなれない」を含む全12曲を収録予定。バンドが歩んできたこれまでの歴史と、これから先の“時代”へのメッセージを詰め込んだ作品になるという。

パッケージはCDのみの通常盤とDVD付きの初回限定盤の2形態で、初回限定盤には2月に東京・TSUTAYA O-EASTで行われた＜極・粉塵爆発ツアー＞初日公演から10曲のライブ映像が収録される。6月30日までにアルバムを予約すると片桐（Vo,G）が語る「セルフライナーノーツCD-R」がもらえる特典も用意されているそうだ。詳細はオフィシャルサイトにて。