【世界珍楽器さんぽ #7】ギター?ハープ?約60本の弦を持つウクライナの弦楽器
今回紹介するバンドゥーラはウクライナの弦楽器で、ギターと竪琴を合わせたような見た目をしています。
この楽器の特徴は、なんといっても左右対称ではない、片側に大きく膨らんだ形状と、60本前後あるという弦の多さです。音色はチェンバロと竪琴をあわせたような雰囲気で、ギターのような哀愁も仄かに漂います。
メロディの演奏には、主に広い板の上に張られた弦(サウンドホールがあるほう)を使い、ネック部分の弦は伴奏などに用いられるとのこと。よく見るとブリッジも2種類ついておりまして、ギターのようにネックを押さえて音を変えることはないそうです。
以上の特徴から、この楽器はギターの仲間というよりハープの仲間だと思うのですが、専門的にはギターの仲間に入るのだそう。難しいですね。ウクライナではメジャーな楽器で、何十人もの方が一斉に演奏している動画がたくさん見つかります。
ちょっと調べてみたところ、なんとこの楽器、重さが8キロもあるそうです。内部は空洞のように見えるのですが、やはり弦が多い分重くなってしまうのでしょうか。どの部分の重量か気になります。
(BARKS編集部 安藤)
■今日の楽器「バンドゥーラ」
分類:弦楽器
特徴:ギター×竪琴な楽器
日本での入手難易度:おそらく難しい
ひとこと:日本ではウクライナ出身のナターシャ・グジー氏とカテリーナ氏(姉妹)が活躍されている