【ライブレポート】モン吉、全国ツアーファイナルに「この時代にツアーができたことに感謝しかない」

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FUNKY MONKEY BΛBY'Sの再スタートを発表したばかりのモン吉が、2月から全国6都市を巡ったツアー<SARUTABI2021~MEGURU~>のファイナル公演を3月26日(金)に東京・渋谷WWWで開催した。

◆ライブ写真

新型コロナウイルスの感染拡大防止措置を実施して開催された今ツアーでは、観客が声を出してライブに参加できないことを補うため、モン吉自身のアイデアで来場者全員に鈴を配布。ライブ中に声援の代わりに鈴を鳴らすことで一体感のあるツアーを作り上げてきた。

そして迎えたファイナル公演。2部構成の昼公演<猿の部>では、スタート直前の場内アナウンスの声から会場内の期待値が上がっているのが伝わる空気感の中でオープニングSEが流れる。まずは、DJヒョウドウが勢いよくステージに飛び出すと「最後まで全力で楽しみましょうー!」という絶叫に近い掛け声でライブがスタートした。

1月27日(水)に発売された3rdアルバム『モン吉3』の収録曲「君が好き」や、ソロとしては初とも言えるほど純粋な応援ソング「夢のつづき」はもちろん、『モン吉1』『モン吉2』の収録曲まで含めた幅広いセットリストとその音楽性で魅了した。


先日再スタートを発表したFUNKY MONKEY BΛBY'Sについても、MCで「名前が決まったくらいでこれから色々決めていきます。DJも決まってないので……誰かいい人がいたらSNSで教えてください」とファンモンの近況を報告しつつ、「告白」「ちっぽけな勇気」「あとひとつ」などファンモン楽曲も披露して会場を楽しませる。モン吉自身も「最近、暖かく気分が良いですよね」と話し、ステージ上で誰よりもこの日のライブを楽しんでいるように躍動していた。

夜公演の<旅の部>では、歌唱楽曲を<猿の部>と大幅に変えたライブを展開。「FUNKY MONKEY BΛBY'Sの“Λ”は“ラムダ”って入力すると変換されるんですよ」とMCで表記変更についても言及した。さらに、結婚式当日の光景を描いた「WEDDING SONG」を披露すると、モン吉の歌声、鈴、拍手の音が見事に重なり合い、楽曲の世界観をさらに大きくみせてくれた。


アンコールでは「今日でツアーがラストです。正直この時代にツアーがあるのかないのかわからない状況でツアーができたことに感謝しかないです。ソロもやっていくし、ファンモンもあるので、どっちも遊びに来てください」と話し、これからのソロ活動はもちろんFUNKY MONKEY BΛBY'Sの動きにも期待を持たせてくれた。

2公演のべ26曲。この時代だからこその今のモン吉が詰まった素敵な空間で全国6都市12公演の<SARUTABI2021~MEGURU~>の幕が閉じられた。次回のモン吉はどんな旅を見せてくれるのか、今から楽しみだ。

Photo:久保永隆二

■リリース情報

3rdアルバム『モン吉3』
2021年1月27日(水)発売
MUCD-1466/3,000円+税
[収録楽曲]
01.RUNNIN’
02.WONDER DAY
03.君が好き
04.夢のつづき
05.TAKE
06.未来の手紙
07.ONENESS
08.チャイルドキッド
09.ROLLIN
10.LOOP MAGIC feat.NillNico
11.WEDDING SONG
12.君の面影 feat.ラブリーサマーちゃん
13.メロディ

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