KUZIRA、PIZZA OF DEATHより1stフルアルバムを5月リリース
PIZZA OF DEATHのニューカマー“KUZIRA”が5月26日、1st フルアルバム『Superspin』をリリースすることが発表となった。
◆KUZIRA 動画 / 画像
結成は2017年、岐阜県にて。メンバーの脱退を経て2021年3月より、末武竜之介(Vo&G)、熊野和也(B&Vo)、シャー:D(Dr)の現体制となる。末武のハイトーンボイス、キャッチーなメロディー、自由奔放なパフォーマンスで精力的なライブハウス活動を続け、結成わずか4年でブレイク前夜を迎えた。
1stフルアルバムは現時点での集大成にして名刺代わりの1枚だ。メロディックパンクを背骨にしながら、その定型を突き破る奔放なソングライティングが、全曲を通して貫く仕上がり。前述したように、KUZIRAの真骨頂はキャッチーなメロディにある。思わず口ずさみたくなる「Spin」ほか、熊野がリードボーカルを取る「Throw Your Cell Away」「Speak Up」ではまったく別の表情をみせるなど、その幅の広さが武器のひとつでもある。
また、「Together Forever」ではアコギの弾き語りからシンガロングパートに雪崩れ込んで跳ねたビートに乗ったかと思えば、唐突にスカパートへ移行。さらにクライマックスではテンポを落としてダビーなリズムで曲を閉めるなど、唐突に唐突を重ねる膨大な情報量は秀逸。しかも、それを2分でまとめ上げるセンスに、非凡さと面白さが光るメロディックパンクの新しさは特筆ものだ。
そして、往年のクラシックロックを思わせるギターフレーズと“Na Na Na”のユニゾンがイントロから飛び出す「Change」では、小気味いいスカのヴァースで跳ね、サビではテンポをハーフにしてどっしりとしたメロディを聴かせる。矢継ぎ早な展開が繰り返されるのにツギハギ感はなく、セクションの接着が実にスムーズ。音楽の上下幅は激しいのに、メロディ一発ですべてを一直線に撚ってしまうあたりはド級のニューカマーと言っていい。
KUZIRAは3月9日、名古屋・栄R.A.Dにて新体制初ライブを開催する。
■1stフルアルバム『Superspin』
PZCA-93 ¥2,500+税
01. Power Bank
02. Throw Your Cell Away
03. Spin
04. Sad (Regrets)
05. He
06. The Feeling
07. Crank In
08. Together Forever
09. ByeFor Now
10. Change
11. I'm Cool
12. Under The Snow
13. Speak Up
■<TRUST RECORDS presents【TRUST NIGHT EXTRA】 >
open 17:00 / start 17:30
w / ENTH
▼チケット
Adv ¥3,400- / Door ¥3,900- (+ドリンク代¥600)
3/6 On Sale at : e+
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