新日本フィルハーモニー交響楽団×音のVR、スマートフォンで楽器の音色を知るニューノーマル時代の音楽鑑賞

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KDDIとKDDI総合研究所は、新型コロナウイルス感染症の影響で、コンサートやイベント実施の制限が続くなか、十分な活動や表現ができない音楽関係者の新しい挑戦や課題解決をサポートするために、5G時代の新しい通信技術「音のVR」を活用した新しい音楽鑑賞体験を提案している。今回、新日本フィルハーモニー交響楽団とともに、スマートフォンで楽しめる新たなクラシック鑑賞体験として、オーケストラの楽器の音色に近寄れる360度動画のアンサンブルを、「新音楽視聴体験 音のVR」アプリ(以下、本アプリ)にて、2021年2月15日(月)より配信する。

◆新日本フィルハーモニー交響楽団×音のVR 関連画像



KDDI総合研究所が開発した「音のVR」は、360度動画の見たい・聴きたい部分に自由自在にフォーカスできるインタラクティブ視聴技術。最大360度8Kビデオ・360度3Dオーディオから、空間的に自然な広がりと定位を持つ、任意の範囲の音場をリアルタイムに合成、再生する。


コロナ禍における新しい音楽鑑賞の提案として、新日本フィルハーモニー交響楽団とともに企画。新日本フィルハーモニー交響楽団のフランチャイズホールである「すみだトリフォニーホール」にて、「カノン」「ボレロ」「天国と地獄よりカンカン」など、多くの人に耳馴染みのあるクラッシック楽曲を配信。視聴者は本アプリを利用して、まるでコンサートホールの舞台上や客席を自由自在に移動し、自分だけの特等席で鑑賞しているような疑似体験が可能だ。また「音のVR」独自の機能として、楽器の音色にフォーカスすることができ、「オーケストラの楽器の音色を知る」今までにない音楽鑑賞を体験することができる。


今回の取り組みにあたり、新日本フィルハーモニー交響楽団 事業部長の貝原正三は、次のように述べている。「コロナの影響でこうして演奏する機会は、まだ自主公演の定期演奏会に限られます。ですが、そんななかでも『音のVR』のような取り組みをきっかけに、とくに若いみなさんに音楽を好きになってもらえればと思います。有名なクラシック曲を楽しみながら体験されたら、ぜひコンサートホールで生で聴いてみてください。100人のオーケストラのアンサンブルは、すごい迫力です。きっと感動してもらえると思います」。


そして、「音のVR」を開発した、KDDI総合研究所 イノベーションセンター マルチモーダルコミュニケーショングループの堀内俊治は、次のように述べている。「この度、新日本フィルハーモニー交響楽団さまの素晴らしい演奏を『音のVR』でお届けできることに、制作チーム一同、大変光栄に思います。オーケストラのすべての音色に加え、弦楽器の弦やバチを弾く音や管楽器のピストンを押す音など、それぞれの楽器の操作音も生々しく聴こえます。そこもあわせて新しい音楽鑑賞スタイルで楽しんでいただければ幸いです。今後も、五感技術や通信技術を活用し、お客さまに寄り添った新しい体験価値を生み出していきたいと考えています」。


■配信コンテンツについて

以下の5曲を配信します。「新音楽視聴体験 音のVR」アプリをApp Storeからダウンロードのうえ、ご視聴できます。
1.弦楽五重奏 パッヘルベル作曲「カノン」より
2.木管五重奏 ハイドン作曲「ディベルティメント 変ロ長調 1、2楽章」
3.金管五重奏 オッフェンバック作曲「天国と地獄」よりカンカン
4.パーカッション アクトン・オストリン作曲「パーカッション組曲」
5.管弦楽アンサンブル ラベル作曲「ボレロ」より

◆新日本フィルハーモニー交響楽団 オフィシャルサイト
◆音のVR オフィシャルサイト
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