【インタビュー】BREAKERZ、“DAIGOのPP姿” “ツインボーカル”など新展開「アコースティックで3曲に想いを」

■先行きが見えない不安な世の中ですけど
■希望が感じられるような活動を

──ちなみに今回、3人それぞれが作詞作曲を担当することになったのは？

DAIGO：主題歌は僕が作詞作曲した「I love my daughter」になりましたけど、コロナ禍でそれぞれみんなが曲を作っていたので、こういう時代だからアコースティックな世界観で想いを込めた楽曲を集めて収録して届けたいなって。最近、BREAKERZのシングルは表題曲に加えて、カップリングの1曲と過去曲のアコースティックヴァージョンだったんですが、1曲でも多く収録したかったんですね。

▲FC限定盤「I love my daughter」

──すでに予約が終わっているとは思いますが、FC限定盤にはBREAKERZの10年のヒストリーとも言えるアルバム未収録のアコースティックバージョンを収録した特典CDが入っていて、「Everlasting Luv」も新録して加えられています。さらに2019年に開催されたツアー＜BREAKERZ LIVE TOUR 2019 -Seeking the Blue Bird-＞の完全版DVDもパッケージされていますが、見どころや聴きどころを、それぞれの視点で教えてください。

DAIGO：昔、『B.R.Z ACOUSTIC』(2010年発表)というアコースティックアルバムをリリースしたんですが、そこからだいぶ月日が経って、シングルにアコースティックバージョンを入れるようになってからアコースティック曲も溜まってきたので、FC盤には“アコースティックベスト”としてまとめたCDを付けようって。ちょうどアコースティックライブをやろうとしていた時期でもあったんですよね。で、「Everlasting Luv」を新録したのは、これは『名探偵コナン』のテーマになった曲で、アニメファンの方もBREAKERZファンのみなさんも支持してくれる楽曲だから。ベストという形にしたのはBREAKERZのアコースティックアレンジの魅力も再確認してもらいたかったんです。俺たちはロックバンドとしてやってますけど、いずれ80歳ぐらいになったら、アコースティックな面がフィーチャーされる時期が来るかもしれないしね。

──100歳まで生きるわけですからね（笑）。

DAIGO：目標としてはね。ただ、介護とかが必要になってしまうかもしれません（笑）。ちょっと話が脱線しましたけど、FC会員のみなさんにアコースティックなBREAKERZをお届けできるいい機会なんじゃないかと思いました。

AKIHIDE：僕はツアー映像のドキュメントを見返したときに、今はなかなかライブができないからこそ、よけいに不思議な想いで見たというか。あのときの熱も感じたし、早くライブをやりたいと思うし、いつもと違う感覚で見られる思い出のライブ映像になっているんじゃないかなと思いました。

SHINPEI：今はツアーやリリースイベントがやりにくい状況ですけど、そんな中、現在のBREAKERZができるものを全部詰め込んだものがFC限定盤なんじゃないかなと。温かいサウンドのBREAKERZも、いつものロックなBREAKERZサウンドのライブも楽しめて。さらにオンライントークができる特典も付いているという。僕らなりの新しいエンターテイメントの形も用意したので、いつか会える日を楽しみにしていただければと思います。

▲＜BREAKERZ VALENTINE LIVE 2021 -Bitter & Sweet-＞

──最後に、2月14日に東京・品川インターシティホールで開催される＜BREAKERZ VALENTINE LIVE 2021 -Bitter & Sweet-＞は二部制となりますが、どんな内容にしたいですか？

DAIGO：バレンタインデーのライブということで、Sweetなアコースティックライブと、大人でBitterなロックライブに分けた二部制です。チョコレートにビターとスイートがあるように、BREAKERZの味の違いを楽しんでいただきたいと思っています。緊急事態宣言が発出されている現在、正直、どうなるか読めない部分もありますけれど、今できることをしっかりとお届けしたいなと思っています。この時期にできることをやって、先行きが見えない不安な世の中ですけど、希望を感じられるような活動をしていきたいし、これからも発信していきたいですね。

取材・文◎山本弘子







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