コルグ、みんなで同じテンポを共有&動きながらでも練習できるイヤホン型メトロノーム「GM-1」
コルグから、グループのメンバーそれぞれが同期したテンポ聴きながら練習できるイヤホン型メトロノーム「GM-1」が登場。7月に発売される。
「GM-1」は、イヤホン感覚で片方の耳に装着し、複数台で同期したテンポを各々で聴きながら練習ができる超小型のメトロノーム。メンバーみんなで使って正しいテンポ感覚、リズム感覚を共に身につけ、パフォーマンスを通じて仲間とシンクロできる。マーチング・バンドやダンス・チームなどのグループ練習や、動きを伴う練習にもぴったりなモデルだ。
テンポ同期は、「GM-1」本体同士を接続して赤外線通信することで可能になる。一度同期設定を行うと、テンポ設定を同じにすれば、2台は同じタイミングで音が鳴る。つまり親機から子機、子機から孫機へと同期設定を繰り返しても、テンポ設定を揃えればすべて親機と同じタイミングで鳴るので、3台以上を同期させるのもカンタンだ。
▲同期設定は2台のGM-1同士を接続して行う。
一般的なメトロノームではその1台のテンポが確認できる近距離に集合しないとグループ練習ができないが、「GM-1」は同期設定+テンポ設定を行えばお互いの距離に関係なく同じテンポで動作するので、各々が適度な間隔を保ちつつ練習することができる。また、前回使用時の設定は自動的に保存されるメモリー・バックアップ機能も便利。電源をONにした瞬間から、やり残したここの課題を引き続き練習することができる(電源を切ると同期は解除される)。
イヤー・ピースは耳にフィットするカナル型を採用しており、周囲の音に埋もれることなくメトロノーム音をしっかり聞き取ることが可能。外部への音漏れも少ないので、静かな雰囲気をクリック音で壊すことなく使用できる。
着実なフィット感が得られるようS、M、Lサイズのイヤー・ピースが付属。イヤー・ピースを取り付けるパーツは取り付ける左右の耳の穴の向きに合わせて回転する機構になっており、さらにイヤー・クリップが耳たぶを下から挟み込むことで、耳と接する2点でしっかりと固定され、安心して練習を続けることが可能だ。
テンポの設定範囲は30~252回/分。ビートは0~9拍子、リズムは4分音符、2連符、3連符、3連符中抜き、3連符後抜き、4連符、4連符中抜き、4連符後抜きをそれぞれ設定可能なバリエーション用意。幅広い楽曲の練習をカバーする。
本体側面にジョグ・スイッチを備え、耳に取り付けたままの状態でカンタンに設定を変更できるのも特徴の一つ。ジョグ・スイッチはテンポ設定はもちろん、ビート、リズム、そして音量も設定でき、コンパクトながら直感製に優れた操作感を実現した。また、本体内側には設定状態を示すLCDディスプレイも備えている。
「GM-1」は超小型サイズのボディながら、コイン形リチウム電池で約100時間の連続使用が可能。電池交換はボディ外側のカバーを開閉するだけでカンタンに行えるのも見逃せない。
製品情報
価格:未定
発売日:2021年7月予定
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