伝説のリズムマシン“TR-808”をモチーフにしたリズム遊びと物語の児童書『エイト・オー・エイト - 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本 - 』発売
伝説のリズムマシン“TR-808”をモチーフにしたリズム遊びと物語の児童書『エイト・オー・エイト - 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本 - 』が発売される。
◆『エイト・オー・エイト - 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本 - 』 関連画像
右脳的な知覚、左脳的な概念理解、そして声や手拍子を用いた身体表現。これらをシンクロすることではじめて成立する本書のリズム遊びは、あたまと体を使う一種の知的な体操だ。もちろん、予備知識は一切必要ない。これまで多くの音楽児童書は、リズムと銘打つものも含めて、実は歌とメロディが内容の中心だった。対する本書の主役は、まさにリズムそのもの。音楽が鳴りはじめれば、誰が教えた訳でもないのに、手足でリズムをとり、居間のテレビ正面のステージで一心不乱にダンスする……そんなすべての子どもたちのための、ありそうでなかった児童書だ。子どもがひとりで、あるいは家族や友だちと、声と手拍子のリズム遊びをすることで、リズム感を養えるだけでなく、拍や小節、テンポ、グルーヴ、パートの概念といったリズムの基本構造も学ぶことができる。
言わずと知れた世界のスーパースタンダード“TR-808”は、発売から40年以上が経過した今でも、そのサウンドを耳にしない日がないほど。80年代前半にヒップホップ、ハウス、テクノの創始者たちが使いはじめ、新しい音楽誕生のきっかけをもたらしたことから、ダンスミュージックを象徴するアイコンとしても、世界中で愛されている。本書では、そんなTR-808のこの上なくシンプルなインターフェースをお手本に、カラフルなボタンからなる“808マナー”で、全てのリズムをわかりやすく表した。
▲小林“ミミ”泉美
著者は『うる星やつら』『さすがの猿飛』『ストップ!! ひばりくん!』の主題歌で日本に「アニソン革命」を起こし、昨今のシティ・ポップの世界的流行により、あらためて注目を集める、小林“ミミ”泉美。70〜80年代は、自身のバンド・ソロ活動のほか、高中正義、松任谷由実、井上陽水などのライブで腕を鳴らし、'85年に渡英。ファンク、ラテン、アフロなどのスタイルを得意とする凄腕鍵盤奏者として、ヨーロッパを中心に現在も、ライブ活動を展開中。そんな小林が、自身の練習法などをもとにリズム遊びを考案、執筆した。
▲A.Qadim Haqq
また、ファンキーな表紙をはじめとする本書の全イラストは、なんとデトロイト・テクノの生き証人ともいうべき伝説的ビジュアリスト、A.Qadim Haqqの手によるもの。彼がこれまでに手掛けた数々の名盤のアートワークにも通じる独創的な世界感が、子どもたちの感性を否が応にも揺さぶるだろう。
なお、16本のバーを上下に動かしてオリジナルのリズムパターンを組むことができる仕掛け付録、その名も「TR-808」が付属する。
『エイト・オー・エイト - 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本 - 』
定価 本体3,800円+税
判型 A4判/28ページ/リング製本/付録:紙製仕掛け付録「TR-808」付き/対象年齢:小学1年生〜
◆『エイト・オー・エイト - 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本 - 』 オフィシャルサイト