【連載】フラチナリズムの労働to武道館vol.46「2021」

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労働to武道館フラチナリズムの労働to武道館
~売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話~

新年のご挨拶
2021年、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
そしてこのコラムもう4年目ですが、未だ武道館ワンマン達成出来てなくてすみません。
はよ武道館やれや!と自分でも思います。もうちょい待ってください。
必ず到達します。

新年明けて色々考えた一週間でした。
そうです。
考えるのには理由があります。お察しの通り新型コロナの影響です。
どこの業界も大打撃を受けた2020年でしたが、バンド界もかなりの影響を受けました。
ほじくり返すのが嫌なので、文章には書きませんが、相当病みましたねw

そんな中でも去年のプロジェクト「フラチナリズム」は、「凄くよかった」と思います。
このご時世でライブも出来ない中、ビジネスとしては売り上げは落ちることなく、そしてアーティストとしてはフルアルバムを二枚も出せたのですから。MVも10本以上出せましたしね。
どんな状況下に置かれようが、転がり続ける他ないんだと早期に判断し、オンラインでの活動に振り切り、それをスタッフと共に一丸となって取り組んだ結果だと思います。
なかなかこのレベルのバンドでそんなこと出来ることは少ないですからね。
成功と言えるでしょう。というか言います。成功です!!

ただし、それによって反省点も浮き彫りになるのが世の常です。
新たなプロジェクトを動かして、進めていくにはどうしてもリスクはつきものです。
小さな歪みが大きな歪みに繋がってトラブルが起こってしまうこともあるでしょう。
それは別にバンドだけじゃなく、組織として動いてる全てのものに言えることです。
これをそのまま放置してたら頭悪いんですけど、しっかり見つめて改善していくことの大事さも更に強く感じました。
トライアンドエラーと言いますが、エラーを認識出来なければ意味がない。
今年はしっかりそのエラーを拾いながら改善し、更に一丸となってプロジェクト「フラチナリズム」を進めて行きたいと思います。

個人的には散々な2020年でしたから(ビジョンとリアルの差で耳キーンなった)、今年は最高の2021年にしたいと思います。
去年やりたかったことほとんど出来ませんでしたから。今年こそは。
まぁ、それによって新たに出来たこともあるので、一概に全てダメだったとは言い切れないですし、最後は全てよかったんだと言い切れるアーティストであるために。

そのために2021年明けてからはとにかく一週間考え尽くしました。
ファンの皆さんのこと。チームのこと。会社のこと。メンバーのこと。
大好物のSNSも一切見ずに、ひたすら自分の脳味噌と心と向き合う時間に当てました(趣味のゲームはしてましたw)

そして一つの答えに行き着きました。それが間違えなのか正解なのかはわかりません。今の僕にはわかりません。
今年のテーマは「ロマン」です。ダサッ!!w

僕は音楽を、エンターテイメントを通して、皆さんに笑顔になってもらいたいです。それ以外に自分が幸せになる方法が思いつきません。
一切の情報を遮断しようが、何をどう肯定されようが、批判されようが。
ここの一本筋だけは変えられないし、変わらないんです。
だからこのチームで夢見させてもらいます。ダサいロマンを追いかけます。

バンドマンってこうでなくちゃ!!だから今年こそエスフォ・・・
って思ってたら、緊急事態宣言ってどゆこと??殺す気か!
まぁそれでもいいさ。噛み付いたら離さないしつこさだけは一級品です。
いつまでも耐え抜いて、いつまでもしぶとく目標を睨み続けてやります。
それでも行くぞ!武道館!
ってことでよろしく!それにあんまり着いて行けないよーって人は武道館までに帰って来てくださいねw


2020年総決算
2020年1月18日に僕達フラチナリズムは勝負のワンマンライブを開催しました。そして2000人動員しました。好調な滑り出しです。
さぁそして10月に控えたエスフォルタアリーナ3500人ワンマンへ向けてフルアルバム「&」発売や、色々なイベント、キャンペーンを控えて「よっしゃー!こっからじゃぁーーーーい!!」ってな感じでしたが、ええ。もうお察しの通りですわ。

2月にイベント自粛要請が出て、ライブ界隈がやり玉に挙げられたせいで、どのアーティストも、どのイベント会社も、どのライブハウスも、ぱったりと動きを止める他無い状況に陥りました。
フラチナリズムもまさにその真っ只中にいたので、もの凄いコロナショックでした。

はい。ショックはわかりましたと。整理するまでに少し時間がかかりましたが4月からは脳味噌を切り替えて、オンラインでの活動にシフトチェンジしました。今まで「生ヂカラ」のみで生きてきていたバンドにとっては凄く難しいことでした。
そこで輝いたのが若いスタッフです。正直ジジイだらけのフラチナリズムだけでは選ぶ道は活動休止でアルバイトだったでしょう。そこをサポートしてくれたのがマネージャー陣営です。若い力は必要ですね。

そしてそのままオンラインで走り抜けながらの10月に更にフルアルバム「4431」をリリース。
そして年末までそのままの勢いでオンライン上で駆け抜けました。
詳しくは過去のコラムを見てきてください。

ざっくり振り返ると一年こんな感じでした。
ドタバタと慣れないことにチャレンジしまくってほころびも多々ありました。
それによって迷惑かけてしまったことあったかと思います。申し訳ない。
さぁ今年はその経験を生かしながら更にステップアップしていかなければなりません。
全てのカテゴリにおいてです。
今までは全てにおいてマルチに70点を取ってくるバンドなんて言ってやってきましたが、それは2020年で終わらせて頂きます。
これからは全てにおいて120点を取りに行くバンドとして活動していきますのでよろしくお願いいたします。


2021年の抱負
やりたいねー。生ライブ。
もちろん出来る状況になったらですが。
これやるためにバンドやってるようなもんですから。
今までの当たり前の日常が戻ることはきっと難しいし無いのかもしれません。
でもいくら時代が移り変ろうが、世界がどんだけ変化しようが、変わらないものをいつまでも懐に抱えて、重たいなぁ、とか面倒臭いなぁ。
とか言いながらのドタバタ人情劇で、武道館まで行きますね。
今年はその足掛かり。

2020年に出来なかったことを、そっくりそのままやり返したいと思います。
去年は大口あけて言えなかったですが、今年は言いますね。
生命維持にエンターテイメントは必要不可欠です。
今年は一人でも多くの方を、音楽を使ったエンタメを届けることで笑顔にしていきたいと思っています。
それが僕らのロマンです。ダサッ!!!!
今月も読んで頂きましてありがとうございました。

フラチナリズム モリナオフミ

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