ボノボ、昨年TEEDとの共作でリリースした「Heartbreak」をディープハウスのレジェンド“ケリー・チャンドラー”がリミックス

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グラミー賞ノミネート作『Migration』のヒットで、トップアーティストとしての評価をますます確かなものにしたボノボ。

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官能的かつ情熱的なDJプレイでも、ジャンルや国境を超えて絶大なる人気を獲得している彼が、昨年リリースしたトータリー・イノーマス・エクスティンクト・ダイナソーズ(以下、TEED)との共作シングル、「Heartbreak」のリミックス・バージョンを本日公開した。リミキサーにはディープハウスのオリジネーターでもあるケリー・チャンドラーを迎え入れた。

原曲の「Hearbreak」は、Class Actionのダンス・クラシック「Weekend」のボーカルがサンプリングされており、パラダイス・ガラージを中心に盛行した1980年代のNYのサウンドから現代のウェアハウス・パーティにまで敬意を表するダンスフロア向けのシングルとなっている。パラダイス・ガラージは若き日のケリー・チャンドラーに大きな影響を与えたシーンであり、彼が後に形成したディープハウスの源流でもある。

■ケリー・チャンドラー&ボノボ コメント

まず第一に、僕はボノボの作品が大好きだから、「Heartbreak」のリミックスを依頼されて興奮したよ。電話では、求める方向性や進むべき方向性について話し合ったんだけど、彼らは自分のスイングした感じのビートとバイブスを入れるなら、僕の好きなことやっていいと信頼してくれたんだ。彼らが求めているものと私がやっていることが一致していたし、結果には満足していると思う。──ケリー・チャンドラー

ケリーの長年のファンだったし、今回のリミックスにピッタリだと思ったんだ。彼はスタジオから僕に電話をかけてきて、リミックスの一部を聞かせてくれた。こんな感じになるのか!って感じですごいワクワクしたよ。──ボノボ

今回のリミックスシングルはデジタル限定の配信となっている。原曲の「Heartbreak 」と「6,000 Ft. 」を収録した12インチ『Heartbreak』は現在発売中。12インチには『アーサー・ラッセル ニューヨーク、音楽、その大いなる冒険』や『ラヴ・セイヴス・ザ・デイ 究極のDJ/クラブ・カルチャー史』といったニューヨークのDJ/ダンス・カルチャーを語る上では欠かせない名著を手がけたティム・ローレンスによるライナーノーツが収録されており、「Weekend」の歴史と進化、そして今日のエレクトロニック・ミュージックに与えた多大な影響についての洞察を与えている。

■TEED コメント

今、ダンスミュージックの歴史を意図的に認識しながらリリースすることは、これまで以上に重要なことだと感じている。 サイモンと一緒に音楽をリリースできるのは素晴らしいことだし、彼のレーベルからの初リリースができて光栄だ。

この12インチはボノボが新たに始動させたOUTLIERから初となるリリースで、レーベルはNinja Tuneとのパートナーシップにより設立、ボノボはレーベルのリリースについて次のように語っている。

■ボノボ コメント

OUTLIERというイベントの中で表現してきたものの中でもクラブに焦点を当てた側面を反映したものになるだろう。「Heartbreak」は良い出発点になると思うし、このレーベルを立ち上げるきっかけとなった曲だ。みんながダンスフロアが恋しくてたまらない時の為の1枚だよ。


「Heartbreak (Kerri Chandler Remix)」

2021年1月6日(水)リリース
OUTLIER
https://outlier.lnk.to/heartbreak-rmx

◆BEATINK オフィシャルサイト
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