【ライブレポート】神宿、思いを詰め込みまくった初Zeppツアー開幕「いつも以上に濃い時間だった」

神宿が、初のZeppツアー＜KAMIYADO Zepp Tour 2020-2021 Bloom of Life＞を12月19日の福岡・Zepp Fukuokaからスタートさせた。

◆ライブ写真

本ツアーは10月21日に発売された新アルバム『THE LIFE OF IDOL』を引っさげてのツアー。Zepp Fukuokaでの初日は、メンバーの想いと、いまの神宿ができることをすべて詰め込んだような、およそ2時間半の濃密なライブとなった。

ライブ冒頭のMCで、「Zepp！Zepp！福岡！やっとこのZeppツアーが初日を迎えることができました！ありがとうございます！」と気持ちを爆発させる一ノ瀬みか、「すごく楽しみにしていて、昨日の夜も眠れなかったくらいです。新衣装もお披露目して、すごくわくわくなので、最後の一曲まで一瞬も見逃さず楽しんで行ってください」と緊張を隠しきれない塩見きら、そして、いつもどおり食べ物の話から入る小山ひなと、向き合い方はそれぞれだが、この日のために多くの準備を費やしてきたのが伝わってくる。



1曲目、アルバムからの新曲「MAD GIRL」でスタートしたライブは、「グリズリーに襲われたら♡ 」や「CONVERSATION FANCY 」といった神宿の代表曲を挟んで、メンバーのソロコーナーへ。音楽的に攻めたアルバムと評判の「THE LIFE OF IDOL」からの楽曲群を披露したあとは、再びのソロコーナーを挟んで、後半戦は「春風Ambitious」や「お控えなすって神宿でござる」などのライブの鉄板曲へ。そして、最後は・・・といった構成でおよそ2時間半、大ボリュームのライブは幕を閉じる。




アンコールで登場したMC担当の羽島めいが「いつも以上に濃い時間だった」と語った今回のライブ、リーダーの羽島みきは「私たちの思いを詰め込んで詰め込みまくった公演」だという。普段は、ファンの方がSNSでセットリストを拡散してくれることに感謝しているが、今回のツアーに限っては「セトリ公開NG」でとSNSで呼びかけた。それも『ここに来てくれている人たち』に伝えたい」という思いが強いからだという。

通常歌とダンス中心でテンポの良いステージを見せる神宿だが、今回のツアーではインサートのムービー、各メンバーのソロコーナー、幾度もの衣装替えなど、様々な趣向を凝らした公演となった。


ツアーは翌日20日に大阪公演を終え、このあとは年明け以降、1月8日 東京・Zepp Tokyo、1月28日 神奈川・KT Zepp Yokohama、2月11日 北海道・Zepp Sapporo、2月17日 愛知・Zepp Nagoya へと続く。翌20日の大阪公演では2年ぶりとなる関西ツアーも発表された。

Photo: 佐藤広理




◆神宿 オフィシャルサイト