Tinna、70年代ジャパニーズ・ポップスの集大成ベストアルバムをリリース
1970年代に活躍した女性ボーカル/コーラスTinnaのベストアルバム『The best of Tinna』が、2021年1月27日にリリースされることが決定した。
1970年代の日本の音楽シーンにおける一つの変化は、フォークでもロックでもないポピュラー・ソングとしての試みが多くなされていたこと。
惣領智子、高橋真理子のデュオであるTinnaは作曲/プロデュースの惣領泰則を含めて、72年から75年まで米国で活躍した日本人バンド、ブラウン・ライスの元メンバー。Tinnaのレコーディングに参加した金田一昌五(b)と市原康(Dr)もブラウン・ライスの元メンバーである。
78年から80年まで活動したTinnaは、惣領智子と高橋真理子の2人による卓越したボーカルとコーラスの妙味、そして米国のポップス王道路線の曲作りとサウンドが特徴。そこからは本場アメリカ仕込みの底力が感じられるだけに、活動期間が約2年と短かったことは残念。
テレビドラマの主題歌やCMタイアップ曲も含むこのコンピレーションには、彼女たちが残した4枚のアルバムとシングルから女性ボーカル/コーラスの美しい17曲を収録。本作は、ブラウン・ライスから続く彼女たちTinnaの70年代における集大成であると同時に、70’sジャパニーズ・ポップスの集大成と言っても過言ではない。
●ティナ より本人コメント
ティナは1978年から2年間の活動でした。そもそも私達は1971年から4年間、アメリカでブラウン・ライスというコーラス・グループで活動していたメンバーです。解散後、それぞれが新たな人生を過ごしていたのですが、再び一緒に歌いたいという想いが募り、再結成したのがティナなのです。僅かな期間でしたがオリジナルの作品の他、テレビの主題歌やCMなどのタイアップも数多くあり、充実した2年間であったと思います。ティナはブラウン・ライスの想いを引き継ぎ、長きにわたって同じ夢を味わった掛け替えのない仲間とのデュオ・グループでした。このCDアルバムを手に取って聴いてくださる皆さまには、心から感謝いたします。ティナの楽曲が、あなたにとって懐かしい思い出と繋がりますことを…。
ティナ(Tinna):惣領智子・高橋真理子
リリース情報
品番:STPR021
価格:アルバム/¥2,500プラス税
UHQCD(アルティメイト・ハイ・クオリティCD)
発売:ステップス・レコーズ
《収録内容》
1.マンデイ・モーニング・レイン 詞:松本隆 曲:惣領泰則
1979年 TBSテレビ「おはよう700キャラバンII」テーマソング
2. 愛の雨 (初CD化) 詞:岩谷時子/ビル・クラッチフィールド 曲:惣領泰則
3. 恋のゲーム 詞・曲:惣領智子
4. スペイシー・カウボーイ(初CD化) 詞:松本隆 曲:惣領泰則
*ザ・フレンドシップ・フォース・オブ・ジャパン テーマソング
5. 風媒花 詞:及川恒平 曲:惣領泰則
6. FEEL IT-さりげなく女らしく-(初CD化) 詞:惣領智子 曲:惣領泰則
松坂屋CM曲
7. Little bit bad thing 詞:Melanie Strain 曲:惣領泰則
8. DREAM AWAY (初CD化) 詞:ビル・クラッチフィールド 曲:惣領泰則
9. モラトリアム (初CD化) 詞:及川恒平 曲:惣領泰則
10. DREAM MACHINE (初CD化) 詞:ビル・クラッチフィールド 曲:惣領泰則
11.もうひとつの心 詞:及川恒平 曲:惣領泰則
1979年 TBS系ドラマ「愛と喝采と」テーマソング
12. 私の彼 詞:阿久悠 曲:惣領泰則
13. 錯覚(初CD化) 詞:惣領智子 曲:惣領泰則
14. PLAY THE GAME (初CD化) 詞:ビル・クラッチフィールド 曲:惣領泰則
15. Newport Bay 詞・曲:惣領智子
16. WAY DOWN SOUTH(初CD化) 詞:山川啓介/惣領泰則 曲:惣領泰則
=ボーナス・トラック=
17. PEOPLE AROUND ME(初CD化) 詞:ビル・クラッチフィールド 曲:惣領泰則
(M2の「愛の雨」の英詞ヴァージョン)
編曲はすべて惣領泰則
1,4,11はシングル盤A面(3rdアルバムのコンピレーション「マンデイ・モーニング・レイン」にも収録)
3,5,7,12,15は1stアルバム「ロング・ディスタンス」より(唯一CD化されたオリジナル・アルバム:廃盤)
2,8,10,14,17は2ndアルバム「童夢」より
6,9,13,16は4thアルバム「1999」より