社会と人間の今をえぐる映画『すばらしき世界』OSTの発売が決定

ポスト

2021年2月11日より全国ロードショーとなる西川美和監督最新作『すばらしき世界』のサウンドトラックが、映画公開に先駆けて2月10日にリリースになることが決定した。

『すばらしき世界』は、実在の人物をモデルとした直木賞作家・佐木隆三の小説「身分帳」をもとに、その舞台を約35年後の現代に置き換え、西川美和監督が徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑んだ。本年度第56回シカゴ国際映画祭にて【観客賞】【最優秀演技賞/役所広司】2冠を獲得し、2021年2月の公開を前にすでに国内外から好評を得ている。

音楽を担当するのは、日本屈指のジャズピアニストとして、渡辺貞夫、菊地成孔、椎名林檎ら多岐にわたるジャンルの重要人物のプロジェクトに参加している林正樹。演奏家としても、小野リサ、椎名林檎、長谷川きよしをはじめ多方面のアーティストと共演。多種多様な音楽的要素を内包した、独自の諧謔を孕んだ静的なソングライティングと繊細な演奏が高次で融合するスタイルは、国内外で高い評価を獲得している。


▲林正樹 ©米谷亨

林正樹が西川美和監督と共に楽曲に向き合い完成させたサウンドが、生きづらい社会の中で、一度レールを外れても懸命にやり直そうとする実在の男と、彼を追う若きテレビマンのカメラを通して「社会」と「人間」の“今”を描きだしている。

リリース情報


『すばらしき世界』オリジナル サウンドトラック
【発売日】2021年2月10日(水)
【価格】¥2,800(税抜) 【品番】LACM-15864
【商品仕様】封入特典:ライナーノーツ(16P/別冊8P)
【CD INDEX】
1. Sahā
2. Microcosms
3. Encounter
4. The Open Sky
5. Showdown
6. Reverie
7. Wormhole  
8. March Of Driving
9. Moonlight Dance 
10. Waltz Of The Past
11. Love Lost In Heaven
12. The Last Journey
13. Waltz For Tomorrow
14. Venus
15. Cosmos Scent
16. Urge
17. Cavalleria Rusticana 18. Under The Open Sky

映画情報

『すばらしき世界』
2021年2月11日(木・祝)公開
<ストーリー>
下町の片隅で暮らす短気ですぐカッとなる三上(役所広司)は、強面の見た目に反して、優しくて真っ直ぐすぎて困っている人を放っておけない男。しかし彼は、人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯だった。一度社会のレールを外れるも何とか再生しようと悪戦苦闘する三上に、若手テレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)がすり寄りネタにしようと目論むが…。三上の過去と今を追ううちに、逆に思いもよらないものを目撃していく――。
役所広司
仲野太賀 六角精児 北村有起哉 白竜 キムラ緑子
長澤まさみ 安田成美 / 梶芽衣子 橋爪功

脚本・監督:西川美和
原案:佐木隆三著「身分帳」(講談社文庫刊)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会 subarashikisekai-movie.jp
この記事をポスト

この記事の関連情報