【ライブレポート】中島愛、思い出深い日本青年館ホールでキャラソンを熱唱
12月3日、東京・日本青年館ホールで、9月に発売されたキャラクターソング・コレクション『FULL OF LOVE!!』のレコ発ライブ<キャラクターソング・ライブ~FULL OF LOVE!!~>を開催した声優・歌手の中島愛。そのライブレポートをお届けする。
「中島愛 キャラクターソング・ライブ~FULL OF LOVE!!」
2020年12月3日 日本青年館ホール
中島愛が、12月3日に<中島愛 キャラクターソング・ライブ~FULL OF LOVE!!>を開催した。これは、中島がデビュー以来歌ってきたキャラクターソングをまとめたアルバム『キャラクターソング・コレクション FULL OF LOVE!!』(同年9月30日リリース)を受けてのライブ。中島が演じてきたアニメやゲームキャラクターのキャラソンしか歌わないというセットリストは、彼女にとっても初の試み。レアな内容に会場の期待は高まる。また、観客を入れての開催のほか、配信もおこなわれた。
ライブは、『FULL OF LOVE!!』唯一の新曲「恋のジングル」からスタート。中島のラジオ番組「れでぃのたしなみ」から生まれたオリジナル・アイドル、めぐちゃんの曲という設定のキャラソンだ。中島の大好きな80年代テイストのアイドル歌謡を、振り付きで歌っていく。
2曲目は、TVアニメ『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアラブリーとして歌う、アップテンポなラブソング、「ドデカ・ラブ」。『プリキュア』らしい元気でかわいい楽曲だ。
2曲で会場の空気を温めた後で、最初のMC。コロナ禍の今年、観客を入れての単独ライブが12月にして初ということで、「すごく楽しみなのと緊張しているのとが同居しています」とのこと。「思い出深い日本青年館、新しくなって初めてかな、来るの。すごく嬉しいです」と笑った。中島が初めて日本青年館に立ったのは2007年8月の「マクロス25周年記念ライブ」。まだデビュー前のお披露目のときだ。
3曲目の「PEACE & LUCK」(レーネ from TVアニメ『武装神姫』)からは、ポップで明るい曲調の楽曲を続けて披露。この曲では間奏でギターとベースのソロ合戦が入り、バックを務めるバンドのクオリティの高さを見せつける。続く4曲目は、「未来の栞」(藍羽ルリ from TVアニメ『セイクリッドセブン』)。キャッチーなサビのメロディが耳に残る、中島の愛する正統派のアイドルソングだ。
その次のパートは、中島にとってもライブで初めて歌う曲3連発。まずは、TVアニメ『バスカッシュ!』のシトロンとして歌う「COSMOS」。激しいサウンドで、かっこよさを全面に打ち出した曲だ。続く「恋のパズルを解いて」(姫川エレナ from TVアニメ『ファイ・ブレイン ~神のパズル』)と「Pharaoh★Love」(ニキ・サマーフィールド fromゲームソフト『NeverDead』)は大人のテイストのある曲で、作品やキャラクターに合わせて1曲ごとに全く違う表情を見せていく。
続くMCではバンマスの西脇辰弥との掛け合いで、キャラソンライブの裏話を披露。今回のライブで披露しているキャラソンには、譜面が残っていない曲もあり、西脇が音源を聴いて譜面を新たに起こしたのだという。
静かな曲をまとめたパートでは、まず、劇場版『ポケットモンスターベストウイッシュ メロエッタのキラキラリサイタル』のメロエッタとして歌う「いにしえの歌(キラキラVer.)」を、ラララのコーラスのみで披露。アコースティックギターの音色に乗せた、「ずっと一緒」(保志まなみ from TVアニメ『たまゆら~hitotose~』)と、「遠く君へ」(アンヌ from『異国迷路のクロワーゼ The Animation』)という、異国情緒溢れる2曲につなげた。
ここからライブは終盤。TVアニメ『君のいる町』の枝葉柚希として歌う「Another Letter」は、歌とキーボードのみのしっとりした始まりから、他の楽器が入ってきて厚さを増していくナンバー。中島によれば、作中では小悪魔的なイメージが強かった柚希が、純粋に恋をしていただけなんだということが分かる曲だという。思い入れがこもったボーカルも、曲が進むごとにエモーショナルになっていく。続く「SINCERELY」は、TVアニメ『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』の春日部耀のキャラソン。14歳の女の子の役として、ボーカルもぐっと幼めになった。
そしていよいよ、『マクロスF』のランカ・リーとして歌うパートがやって来る。まずは「放課後オーバーフロウ」。「この曲は(May'nが)隣にいてほしいんですけど、今日は一人で歌います」というMCに続いての「ライオン -ランカver.-」。そして、劇場版『マクロスF~サヨナラノツバサ~』のラストを飾った美しいバラード「ホシキラ」を歌い上げ、ライブ本編は幕となった。
アンコールも、『マクロス』一色の展開に。アカペラ始まりの「アイモ」からスタートすると、曲の終わりにスペシャルゲストの鈴木みのりが登場。そのまま、『マクロスプラス』の「VOICES」と間髪入れずに入っていく。「VOICES」は、「マクロス25周年記念ライブ」のステージで中島が歌唱した、思い出の曲。菅野よう子が書いた『マクロス』シリーズ屈指の名曲でもあり、それを『マクロスΔ』のヒロイン、フレイア・ヴィオンを演じた鈴木みのりとデュエットするというのが熱い。
「みのりちゃんの歌は最高です」と中島が誉めると、鈴木は「中島さんの背中を見て『マクロス』に飛び込んだ私が、中島さんの思い入れのある場所で思い入れのある曲を歌わせていただけて、後輩として嬉しいです」と応えた。
そこから、二人にとって大先輩であるリン・ミンメイ(飯島真理)の「天使の絵の具」を一緒に歌い、鈴木とのコラボは終了。ミンメイの代表曲「愛・おぼえていますか」から、この曲を歌わなくてはライブは終われないという、ランカの代表曲「星間飛行」へとつなげて、2時間にわたるキャラソンライブは終わりを迎えた。
最後のMCでは、来年2月3日にリリースされる5枚目のフルアルバム『green diary』のお知らせも。表題曲の「GREEN DIARY」が1月20日から先行配信されることが発表された。「5枚目という節目のアルバムで、デビューから今までの私を振り返りながら作っている」『green diary』は、「大変いいアルバムに仕上がりそうです!」とのこと。
なお、配信のアーカイブは12月10日(木)の23時59分まで視聴可能だ。
撮影:KOBA(Sketch)
配信情報
1:恋のジングル
2:ドデカ・ラブ
3:PEACE&LUCK
4:未来の栞
5:素顔でフォーリンラブ
6:COSMOS
7:恋のパズルを解いて
8:Pharaoh★Love
9:いにしえの歌 (キラキラVer.)
10:ずっと一緒
11:遠く君へ
12:Another Letter
13:SINCERELY
14:放課後オーバーフロウ
15:ライオン-ランカver.-
16:ホシキラ
EN1:アイモ
EN2:VOICES
EN3:天使の絵の具
EN4:愛・おぼえていますか
EN5:星間飛行
Band Member
西脇辰弥(Keyboards & Band Master)/BOH(Bass)/外園一馬(Guitar)/前田遊野(Drums)/須藤豪(Manipulator)
ゲスト:鈴木みのり
■ライブアーカイブ視聴可能期間:~2020年12月10日(木)23:59まで
*ライブ配信後に再配信処理を行いますのでご覧いただけない時間がございます
*【毎月第1、第3木曜日AM2時~8時】は、システムメンテンナンスのためアーカイブ視聴をご利用いただけません。ご了承ください。
■配信メディア
イープラス『Streaming+』
【1】FC限定特典付視聴券:3,600円(税込)購入はこちら⇒https://sp.nakajimamegumifc.com/
FC会員限定特典付配信チケット
中島愛FC会員のみが購入できるチケットとなります。
FC会員限定特典は今回のライブ写真を使用した直筆メッセージ入りメモリアルチケットです!!
こちらは公演終了後、準備が出来次第発送となります。お手元に届くまでにお時間かかります。予めご了承ください。
【2】視聴券:2,800円(税込) 購入はこちら⇒https://eplus.jp/mamegu/st/
「サポートチケット」として、チケット料金に500円、1,000円、1,500円、2,000円をプラスしたチケットの販売も行います。
「サポートチケット」とは、お客様からアーティストへのご支援がプラスされるチケットです。配信されるライブの内容は、チケット券種に関わらず、全て同じで、配信に関する違いもありません。すべての視聴券にシステム手数料220円がかかります。
■販売期間:~2020年12月10日(木)22:00まで *カード決済のみでの販売となります。
昨日行われた「中島愛 キャラクターソング・ライブ~FULL OF LOVE!!」より、ライブ中に披露された楽曲をセレクトしたプレイリストを公開中
プレイリストはこちら→https://jvcmusic.lnk.to/FULLOFLOVE
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