MUCCからSATOちが脱退

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MUCCのSATOち(Dr)が2021年春にバンドを脱退し、ドラマーとしての活動を引退することが発表された。

SATOちは1997年のバンド結成時からのオリジナルメンバー。本日12月2日に発表された声明には、「決して、MUCCが嫌いになったわけではないという事はわかってほしいです」「自分なりに、できるだけのことはやったつもりです。悔いはありません」との言葉と共に、「MUCCのドラマーを23年やったという貴重な体験をさせてくれたメンバー、スタッフ、そして大好きな夢烏の事、一生忘れません」とのメッセージが綴られている。12月27日に開催される<惡-The brightness world>が、彼にとって最後の武道館公演となる。

メンバーからのコメントは以下の通り。

   ◆   ◆   ◆

■SATOち コメント

突然の報告になってしまい、ごめんなさい。
自分はMUCCを脱退し、
ドラマーとして音楽から引退します。
もっと早く伝えたかったのですが、
メンバーとスタッフと話し合って、
この日に報告しようと決めました。
メンバーに脱退したいという意向を伝えたのは
今年5月の話になります。
決して、MUCCが嫌いになったわけではない
という事はわかってほしいです。
脱退の意向を伝えてからも、いつもと変わらず
接してくれたメンバー、本当にありがとう。
自分なりに、できるだけのことはやったつもりです。
悔いはありません。
辛い事はたくさんあったけど、
それ以上に楽しい事もたくさんありました。
まだもうちょっと、
MUCCのドラマー・SATOちとしての
残りの時間を悔いのないよう、
楽しくやっていけたらな、と思っています。
俺が抜けてもMUCCは走り続けます。
夢烏のみんなには、変わらずMUCCを
応援していって欲しいと思います。
MUCCのドラマーを23年やったという
貴重な体験をさせてくれたメンバー、スタッフ、
そして大好きな夢烏の事、一生忘れません。
今はただ、決まっているライヴを
精一杯頑張るつもりです。
声は出せなくても、楽しんでる顔を見せてもらえれば
それが俺にとって一番の幸せです。
もうちょっとだけ、SATOちにお付き合いください。
それじゃ、武道館で。

SATOち

   ◆   ◆   ◆

■逹瑯 コメント

バンドは家族みたいなもんだと
よく耳にしたり口にしたりします。
確かに家族みたいなもんで
友達よりも絶対的に近い存在なのに
友達だったら普通に知ってる事を全く知らなかったり
友達では知りえないことを知っていたり。
MUCCも20年超えた活動で
やっぱりそんな感じになっていて
SATOちから脱退の話を聞いた時は
なんか変に落ち着いて聞いていました。
でもやっぱりここ数年しんどい状況とかを見てきて
これ以上頑張って続けてもらう事が
彼にとって幸せなのかわからなくなっていて
自分的にはSATOちには
幸せでいてもらいたいって気持ちが強くて
MUCCとしてではなく高校からの同級生として
ポジティブに送り出してあげたい思いです。

友達とか仲間にランクを付ける
みたいな感覚に感じるから
親友って言葉が嫌いだったんだけど
SATOちの事は家族ではなく
きっとそう呼んでも良い気がします。

配信とかで見てもらってる通り
本当に脱退するの?ってくらい
良い空気で活動できてるので
多分いま最高のMUCCをやれてるとおもいます。
残り少ない現メンバーでのMUCC見といてください。

なんか変な脱退のコメントになっちゃったし
何が言いたいかわかんなくなっちゃったけど
オレはMUCCのメンバーSATOちと
高校の同級生のヤスの決断を
ポジティブに受け入れられているので
時間はかかるかもしれないけど
皆んなも同じ気持ちになれると良いな。

逹瑯

   ◆   ◆   ◆

■YUKKE コメント

この『脱退』って言葉を聞いた時の自分の思いは、
みんなと近いのかもしれない。
その意思があることを知った時は、まだなんとかなる、
自分なら前向きにさせてあげられる、大丈夫、
そんな自信があった。
だからか直感に任せた行動しかできなかったけど
何度か二人でも話したよ。
自分なりの最後のわがままは
この時にぶちまけたつもりです。
そんな自分もメンバー4人で会って話をする中で
少しづつだったけどSATOちの意思を前向きとして
理解できるようになっていったかな。

その渦中でもMUCCはやっぱりMUCCであったし
やるべき事はたくさんあったし
SATOちは以前より明るく見えたよ。
人の笑顔が大好きなSATOちの笑顔が
最近増えているように感じるので
このまま最後の瞬間まで
自分達らしく突っ走るつもりです。

ちなみに、久しぶりに2人で会って
話すことになった時、
いつも会ってたSATOちなのに
なぜかドキドキしてしまい
何をどう話そうなんて悩んでたけど
現れたSATOちにでた第一声が
『アホ太郎、、、』でした。彼は照れ笑いしてました。
そんな関係はこれからも続いていくんだろうな。
応援しとるよ!

YUKKE

   ◆   ◆   ◆

■ミヤ コメント

突然の報告になって、ごめんなさい。

4人が、互いの人生を、それぞれ前向きに、
生きて行くための、選択です。

SATOち
23年間、かけがえのない時間をありがとう。

ミヤ

   ◆   ◆   ◆


なお、12月5日発売の『音楽と人』2021年1月号にはSATOちの単独ロングインタビューが掲載されるということだ。

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