【インタビュー】Girls²、9人の魅力が大きく弾けるダブルリードEP『大事なモノ／#キズナプラス』

■楽曲も若干大人っぽくなってきたと思っているので
■同世代のファンを増やして憧れの存在になりたい

――ここからは作品のお話に移りたいと思うのですが、まず今年5月、延期になっていた2ndミニアルバム『チュワパネ！』が無事にリリースされましたね。

鶴屋：リリースに合わせて『スッキリ！』に出させていただいたんですが、その時にすごい数のレスポンスがあったんです。あと、どこかでこの曲が流れていて、気になって調べましたっていうコメントをいただいたりして。今までGirls²を知らなかった人にもこうやって少しずつ知ってもらえているんだなって思うと、本当に嬉しかったです。




――7月には、映画『ひみつ×戦士 ファントミラージュ！』と映画『私がモテてどうすんだ』も公開。ファンの皆さんの反響はどうでしたか？

小川：『ひみつ×戦士 ファントミラージュ！』は、公開出来てみんなほっとしていました。『私がモテてどうすんだ』は事務所の先輩であるTHE RAMPAGEの吉野北人さん、E-girlsの山口乃々華さんが出ていらっしゃって、まだGirls²は知らないんだけどLDHファンの方もたくさん観ていらっしゃって。私たちの出演はほんのちょっとでしたけど、Girls²として主題歌を歌わせていただくなど、知っていただくきっかけになれたかなと思うと嬉しかったですね。



――そしていよいよ、2nd EP『大事なモノ／#キズナプラス』のリリースが近づいてきたということで、今の心境を聞かせてもらえますか？

鶴屋：今回は収録されている曲全てがタイアップソングなので、本当にたくさんの人に届けなきゃなっていう気持ちもありますし、これはチャンスだなとも思っていますから、ひたすら頑張らないとなと思っているところです。




――ではそれぞれの楽曲について聞かせてください。まず「大事なモノ」からお願いします。

増田：この曲は、ドラマ『ポリス×戦士 ラブパトリーナ！』のオープニングテーマになっています。そのドラマに出演中のlovely²の4人も参加した13人体制でやらせていただいているんですが、声が増えた分、歌もまたカラーが変わったなという感じです。パフォーマンスも、13人だから出来るフォーメーションや全体的な踊りの迫力感が出せているかなと思うので、これまでの楽曲とはまた変わった感じになっていると思います。

菱田：私はいつも歌詞を読みながら音楽を聴くことが多いんですが、この曲は特に歌詞が素敵だなと思いました。自分が嬉しい時、悲しい時、どんな時であってもこの曲を聴くと元気になれるし、逆に心が落ち着いたり癒されたりもするんです。自分に置き換えて聴けるところも魅力だなと思いました。

隅谷：これまでのGirls²の曲はアップテンポなものが多くて、元気に歌うことを意識していたんですが、今回は大人っぽい感じもあるんです。それで大人っぽく歌ってみようと思ったら、なんだかメリハリのない歌になってしまって。レコーディングの時は試行錯誤しながらでしたが、大人っぽさも出せるように頑張りました。

小川：レコーディングに関して具体的なところで言うと、「キミにそっと」の「そ」で音程がグッと上がるところが難しかったです。あと歌い出しの部分はリズムがないから、みんなで歌う時はちゃんと合わせて歌うというのも大事だなと思いました。

石井：歌もそうだし、ダンスの面でも重要だと思いました。今回は私たち9人プラスlovely²が4人ですから、13人のパフォーマンスなんですね。しかも振り付けも、いつものようなキャッチーな感じというより技術的な部分をしっかり見せるダンスなので、細かいところまでみんなでしっかり揃えるという気持ちを持っていないとバラバラになっちゃう。この曲では常にそういうところを心がけているので、そのダンスもぜひMVでじっくり見てもらいたいなと思います。


――「#キズナプラス」は＜竹下通り2020＞の公式イメージソングということで、MVは原宿竹下通りで撮影をされたようですね。

山口：はい。早朝から撮影をしたんですが、後半はかなり通る人も増えてきたんですね。二手に分かれてケータイで撮影したりしていると、「何してるんだろう？」って感じで皆さん見ていて。

鶴屋：きっと、良い宣伝にもなっていたと思います（笑）。

山口：あとはこの曲もTikTokでデュエットも出来るように投稿しているので、ぜひ一緒に踊ってほしいです。

小川：この曲、ダンスにも注目していただきたいんですよね。かなり独特な感じになっているんですが、振り付け師さんもすごく独特な、個性豊かな方で。おかげで私たちも、楽しんで振り入れすることが出来ました。

小田：この曲は歌詞もすごく特徴的だなと思います。「やばばばいね」とか「だだだだい好きなんだ」とか独特で覚えやすいと思うし、何よりもすごくキャッチーなんですよね。朝起きて聴くとすぐに元気になれちゃう曲だなと思います。


――3曲目の「HERE WE GO」も元気いっぱい。ファッションブランド「WEGO」とのコラボレーションなんですね。

増田：はい。この曲は「WEGO×Girls² 2020 Collaboration Image Song」になっているんですが、MVは実際にWEGOの店内で撮影させてもらったんです。

小川：1カットというか、全部通してではないんですがカメラをずーっと回して撮っているんです。

増田：開店前に撮ってしまわないといけないというのもあったし、1カットだから何回もやり直せないというのもあって、結構大変だったし難しかったです。

隅谷：あとは私たちの衣装もぜひ、細かいところまで見てもらいたいです。


――コロナ禍とはいえ、Girls²の皆さんにとっては新しい挑戦や次に向けてのパワーアップもしっかり出来た期間だったようですね。そのほかの活動についても聞かせてもらえますか？

増田：『おはスタ』の中で、私たちが声優を務めるオリジナルアニメ「ガル学。～聖ガールズスクエア学院～」が4月からスタートしています。劇中のユニットとしてeast²、south²、west²という3つのユニットを結成したんですが、こちらもそれぞれの特色を生かした楽曲を披露しています。

小川：他にも、九州朝日放送の情報番組『アサデス。KBC』の新プロジェクト『アサダン』のテーマソングとなっている「弾心～ダンシン～」という曲があるんですが、この曲を九州出身メンバー(鶴屋、小川、増田、山口)が歌っているんです。ダンスエクササイズのインスタラクターとしてKEIJI（EXILE黒木啓司）さんとBobby（EXILE NESMITH）さんがレクチャーしてくださるんですが、このMVのフルバージョンも公開されているのでチェックしてほしいです。


――出身地企画って面白いですね。9人いると、いろいろ出来そうです。

小田：でも逆に、東京は私だけで（笑）。

石井：関東は3人(小田、原田、石井)で、関西が2人(隅谷、菱田)ですね。

――わかりました。では2021年はグループとしてこういうところをもっと頑張っていきたいとか、こういう目標が見えてきたなど、今後につながる夢や抱負を聞かせてください。

石井：同世代のファンを増やして憧れの存在になることです。今は小さい子たちが多かったりするので、中学生とか高校生の人たちにももっと知ってもらいたいなと思っていて。今回の作品のように、楽曲も若干大人っぽくはなってきたと思っているので、いろんな年代の人にも応援してもらえたらいいなって思います。

原田：来年はとにかくライブがやりたいです。きっとまだソーシャルディスタンスは保たないといけないと思うので、お客さんの人数とかいろいろ限られることはたくさんあると思うんですが、その時点で出来る限りの準備を整えて、ライブでファンの皆さんに直接会えるといいなと思っています。

取材・文：山田邦子


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