西松屋のCMで話題。吉田山田の新曲「好き好き大好き」の魅力とは?
CMに採用されたことがきっかけでヒットにつながった曲は意外に多い。新幹線のCMソングとして一世を風靡したあの曲も、スポーツ用品のCMソングとして大ブレイクしたあの曲たちも、キャッチーなメロディーと歌詞が多くの人の心をつかんだことにより、大きなヒットにつながった。そして今日もまた一曲、話題を呼んでいるCMソングがここにある。
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誰かにとってのオシャレは
誰かにとってオシャレじゃない
誰かにとってオシャレじゃないモノが
誰かにとってはオシャレだ
あぁどうせなんか言われんなら
好きなモノを着よう
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この曲はベビー・子ども服でおなじみの『西松屋』のCMソング。すべり台を下りてくる子どもたちの映像に合わせて、このどストレートな歌詞が、ポップなメロディーに乗って流れてくる。「誰かにとってのオシャレは 誰かにとってオシャレじゃない」言われてみればその通りだが、こんなにも直球で言われることは今まであまりなかったかもしれない。だからこそCMから聞こえたこのフレーズが耳に残り、話題になっているのだろう。
同じような感想を持った人も多いようだ。検索してみると、こんなコメントが見つかった。
「西松屋のCMで流れてる『誰かにとってのオシャレは 誰かにとってオシャレじゃない
誰かにとってオシャレじゃないモノが 誰かにとってはオシャレだ』って歌詞がとても印象的。あらゆるものにあてはまる気がする」
「最近 西松屋のCMソングがめっちゃ気になる 誰かにとってのおしゃれは 誰かにとっておしゃれじゃない すごい耳に残るし、攻めてる」
「西松屋のCMの『誰かにとってのオシャレは 誰かにとってオシャレじゃない』みたいな歌詞が頭の中でずっと再生されてて離れない」
「西松屋のCMソング。『誰かにとってのオシャレは 誰かにとってオシャレじゃない』って、まさにその通りだと思う。だからみんな好きな服着たらいい」
「誰の声?」と気になっている人も多かったこの曲を歌っているのは、男性シンガーソングライターデュオ・吉田山田だ。曲のタイトルは「好き好き大好き」。なるほど、歌詞以上に直球だ。
すでにご存じの方にはいまさらかもしれないが、西松屋のCMソングで新たに彼らのことを知った方に向けて、あらためて紹介すると吉田山田は、吉田結威(よしだゆい・Gt,Vo)と山田義孝(やまだよしたか・Vo)からなる男性二人組アーティスト。「吉田」と「山田」が組んでいるから「吉田山田」。とにかくこの二人、ストレートに何かを伝えるのが好きらしい。
2009年10月に「ガムシャランナー」でメジャーデビュー。2020年にデビュー11周年を迎えた。これまでに13枚のシングルと7枚のオリジナルアルバムをリリースしている。2013年12月にはNHKみんなのうたで放送された「日々」が“泣ける歌”と話題になり、ロングセールスを記録。同楽曲のYouTubeの再生回数は1,600万回を突破した。
西松屋のCMソングである「好き好き大好き」は2020年10月28日に配信限定シングルとしてリリースされた楽曲だ。今回に限らず、吉田山田の楽曲はCMソングやTV番組のテーマソングとして使われることが多い。デビュー以来ほぼ毎年、何かしらの楽曲がTVCM、番組テーマソング、キャンペーンソングなどのタイアップ曲になっている。どこか懐かしい、親しみやすいメロディーと、一度聞くだけで耳に残る、覚えやすい歌詞の組み合わせが印象的なため、シンボリックな役割を与えられやすいのだろう。
だからこそ楽曲の知名度が先行し、今回のように「あれは誰の歌!?」といったかたちで話題になることもしばしばある。だが、そうしたところも含めたすべてが「吉田山田らしい」魅力といえるのかもしれない。
あらためて「好き好き大好き」の歌詞を見てみよう。
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誰かにとってのオシャレは
誰かにとってオシャレじゃない
誰かにとってオシャレじゃないモノが
誰かにとってはオシャレだ
あぁ面倒くさいからやめた
誰かの目 意識する事
あぁどうせなんか言われんなら
好きなモノを着よう
好き 好き 好き 好き 好き 好き 好き
好き 好き 好き 好き 好き 好き 好き
誰かにとってはゴミでも
誰かにとってお宝だ
誰かにとってお宝だとしても
誰かにとってゴミなんだ
あぁ単純に始めた夢が膨らんでく時
あぁいつの日か忘れてしまう日がきっと来る
好き 好き 好き 好き 好き 好き 好き
好き 好き 好き 好き 好き 好き 好き
あぁ僕が生きてく理由があるとするなら
あぁ僕が産まれてきた理由に良く似てる
好き 好き 好き 好き 好き 好き 好き
好き 好き 好き 好き 好き 好き 好き
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カメラ付端末とSNSの普及により、多くの人が発信する機会を得た。それもあってみんなが、これまで以上に他人を見たり、他人から見られたりすることを意識しながら日々を過ごしている。誰かが誰かをジャッジする状態がずっと続いている。しかし、ジャッジの基準はそれこそ人の数ほどあり、似たような基準はあっても同じものはたぶん、二つとない。だから「誰かにとってのオシャレは 誰かにとってオシャレじゃない」し、「誰かにとってお宝だとしても 誰かにとってゴミなんだ」なのだろう。
だが、たとえ誰かにジャッジされたとしても、何かを「好き」と感じる気持ちは変えられない。吉田山田の紡ぎ出した歌詞は、人々のそんな気持ちに刺さったからこそ、話題になったのかもしれない。
いや、そりゃ刺さるだろう。だって3分19秒という短い曲中に56回もの「好き」という言葉が使われることは、さすがになかなかない。単純計算で3.5秒に1回以上は「好き」と歌っていることになる。まさに「好き好き大好き」状態だ。
「日々」のヒット以来、吉田山田は泣ける曲の歌い手と思われることが多いが、じつはそれだけではない。「日々」や「母のうた」のような泣ける歌もあれば、「好き好き大好き」のような楽しくて聴くと元気になる歌、そして「ガムシャランナー」のような背中を押して勇気を与えてくれる歌など、じつは曲の作り手としてたくさんの顔を持っている。
話題になったCMソングの次はいったいどんな曲ができるのか、ますます楽しみだ。
今回のCMソングをきっかけに吉田山田のことを知った人たちも、彼らが持つさまざまな魅力にこれからもぜひハマってみてほしい。
文◎山本 尚恵
配信シングル「好き好き大好き」
発売日:2020年10月28日(水)
品番:PCSP.03225
「好き好き大好き」配信記念!オンライントークが当たるキャンペーン
応募期間:10月28日(水)〜11月13日(金)23:59まで
当選人数:12名様
(Apple Musicにて3名様、LINE MUSICにて3名様、Spotifyにて3名様、Amazon Music Unlimitedにて3名様)
オンライントーク開催日:12月6日(日) 14:00〜
※オンライントークはお一人様につき1分間、吉田山田とお話頂けます。
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応募に際する詳細はオフィシャルサイトにて
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視聴券料金:¥3,500(税込)
配信プラットフォーム:Streaming+
視聴券 販売期間:10月29日(木) 22:00〜11月23日(月) 21:00まで
視聴券 購入受付URL:https://eplus.jp/yoshidayamada/st/
主催・企画・制作:高田馬場 四谷天窓
制作協力:日音 / LIFE
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(平日12:00~15:00)
※本配信終了後、アーカイブ配信までに少々お時間がかかる場合がございます。予めご了承ください。
◆吉田山田 オフィシャルサイト