wacci、初の日本武道館ワンマンを無観客配信「またこの場所で会いましょう！」

wacciが2020年10月27日（火）、自身初の日本武道館でのワンマンライブを無観客配信という形で開催した。

ライブは、センターステージ方式で、5人のメンバーが内側を向き合う形で行われた。なお、無料で60分、有料チケットで90分のライブを楽しめるという形式がとられ、有料チケット購入者は、本番直前の楽屋風景やメンバーのインタビュー映像などを観られるようになっていた。

ストレートな恋心を綴ったロックチューン「最上級」からスタートし、彼らの代表曲「大丈夫」、感動的なスポーツの名場面を想起させる「空に笑えば」、そして「足りない」「別の人の彼女になったよ」「感情」といったバラードを披露していった。

また、8曲目の最新シングル曲「フレンズ」では趣向を凝らしたゲストダンサーも登場し、センターステージ周辺を所狭しとボーカル・ギター橋口洋平と回りながら盛り上げるさまが届けられた。さらに有料チケットエリアでは、インディーズ時代の代表曲「ありがとう」も久しぶりに披露された。

そして未発表の新曲バラード「まばたき」も初披露された。全15曲、100分に及ぶパフォーマンスは全曲の歌詞テロップが表示されるなど、新旧問わず、幅広いファンが楽しめる内容となっていた。

橋口はMCで、「（無観客ライブなので）見上げればたくさんの客席があるんだけど、そこに今（配信ライブを）観てくれているあなたが、ちゃんと座って一緒にライブを作る日を夢見て、頑張っていきたいと思います。もっともっと最高のライブを用意して待っていたいと思います」と熱い想いを語り、「またこの場所で会いましょう！」と締めくくった。なお、このライブの配信視聴者数はライブ終了時点で約10,000人であったそうだ。

また公演内では、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となっていた47都道府県ツアーの振替公演に加えて、追加公演の開催を発表。各地自治体の定めるガイドラインに則り、キャパシティーの調整を行い、感染症対策を徹底した上で開催する。振替公演と追加公演とを合わせると全55公演で、改めて47都道府県すべてで公演を行うことになる。なお自身初のホールツアーも予定されている。詳細は、オフィシャルサイトからチェックして欲しい。