オーヴァーモノ、XL Recordingから最新EP「Everything U Need」リリース決定

UKベースやブレイクビーツ、テクノの最前線に立つトラスことエド・ラッセルと、テセラことトム・ラッセルの兄弟によるデュオ、オーヴァーモノがXL Recordingsから2020年11月6日にEP「Everything U Need」をリリースすることを発表。今回最新EPから表題曲を公開した。

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トラスとテセラはそれぞれPercTraxやR&S、兄弟自身が主宰するPolykicksから次々と作品をリリースし、アンダーグラウンド・ダンスシーンで話題を呼んでいた。お互いのプロジェクトに邁進する中で新たな一歩としてオーヴァーモノを結成。2016年にXL RecordingsからデビューEP「Arla」を突如リリース、2017年にかけて「Arla」シリーズ3部作をリリースし話題を集めたほか、ニック・タスカー主宰のAD93（旧Whities）からも作品群を世に打ち出してきた。これまでにフォー・テットやベンUFOなど名だたるDJたちがダンス・フロアでヘビロテし、デュオとしての名を確固たるものとして築き上げていった。

昨年にはプロデューサー兼DJであり、Hinge Fingerを主宰するジョイ・オービソンとのコラボとして両A面シングル「Bromley / Still Moving」を発表。「Bromley」は数々の伝説的クラブ・イベントを主催するマンチェスターのThe Warehouse Projectで“5分に一回流れた”という逸話も流れるほどの話題作となった。また、デュオはリミックスにも積極的に取り組んでおり、ロザリアの「A Palé」やトム・ヨークの最新アルバム『ANIMA』に収録された「Not The News」のリミックスも手掛けた。トム・ヨークはオーヴァーモノのリミックスを非常に気に入り、後に彼らのレーベルPolykicksから同リミックスをリリースしたいというデュオの希望を快諾したほどだったという。

そんなキャリア絶頂期にあったものの、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響によりブッキングされていたクラブ・イベントが全てキャンセル。デュオはサウス・ロンドンのブロムリーにあるスタジオに篭り作品作りに没頭していた中で生まれた作品が今回のEP「Everything U Need」。オーヴァーモノの言葉を借りると「これまでの自分たちの作品でも最も完成されたレコード」に仕上がっている。



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