米カンザスシティをベースとするシンガーソングライター、ケヴィン・モービー新作完成

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カンザスシティをベースとするミュージシャン、ケヴィン・モービーは2020年10月にニュー・アルバム『Sundowner』をDead Oceansよりリリースすることをアナウンスした。

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無理をせず自然の流れで曲作りを行ったため、アルバムの収録曲は楽に集まり、4トラックのTascam 424を使って自ら自宅の間に合わせのスタジオで作業を開始。これにより、モービーはレコーディングの基礎テクニックを学ぶこととなったようだ。その後、モービーとプロデューサーのブラッド・クックは2019年1月にテキサスのスタジオ、Sonic Ranchへ向かった。「僕のゴールは4トラックで見つけた終止法(カデンス)を捉え、それを三次元化することだった。ブラッドはこの作業を行うのに適任だった」とモービーは語る。クックによるベースとキーボード以外、アルバムのほぼ全ての楽器をモービーがプレイ。セッションの後半にはパーカッションのジェームズ・クリフチェニアが参加した。Sonic Ranchでのレコーディング・セッションの後、モービーは『Oh My God』のツアーをスタートする。


『Sundowner』はSonic Ranchのハードディスクの中から、ロックダウンが開始する2020年3月まで、表に出ることはなかった。自宅待機の中、モービー、クック、ジェリー・オルドネス(Sonic Ranch)は各々の自宅からアルバムをミックスするためのやりとりをおこない、『Sundowner』は完成したという。


ケヴィン・モービーは米テキサス出身のシンガーソングライターだ。カンサスの高校をドロップ・アウトした後、ブルックリンへ移り、ウッズやザ・ベイビーズのメンバーとして活動を始める。2013年にはソロ・デビュー・アルバム『Harlem River』をリリース。2014年の『Still Life』を経て、Dead Oceansと契約。2016年にサード・アルバム『Singing Saw』をリリースする。『Singing Saw』はPitchforkでベスト・ニュー・ミュージックを獲得するなど好評を博し、アルバムは多くのメディアで年間ベスト・アルバムの1枚に選ばれた。その後、2017年にはリチャード・スウィフトのプロデュースによる4枚目のアルバム『City Music』、2019年4月には5枚目のアルバム『Oh My God』をリリースしたことで知られている。


『SUNDOWNER』

2020年10月28日(水)リリース
Dead Oceans DOC231JCD[国内流通仕様]¥2,200+税
発売元:ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ

■収録曲目:
1.Valley
2. Brother, Sister
3. Sundowner
4. Campfire
5. Wander
6. Don’t Underestimate Midwest American Sun
7. A Night At The Little Los Angeles
8. Jamie
9. Velvet Highway
10. Provisions

◆ケヴィン・モービー オフィシャルサイト
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