【レポート】『メイキング・オブ・モータウン』、DJ JIN登壇のコラボイベント開催
2019年に創設60周年を迎えた伝説の音楽レーベル“モータウン”の正史を映し出すドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』が2020年9月18日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて劇場公開となる。
◆『メイキング・オブ・モータウン』 関連動画&画像
ミラクルズ、ダイアナ・ロス&スプリームス、マーヴィン・ゲイ、マーサ&ザ・ヴァンデラス、スティーヴィー・ワンダー、テンプテーションズ、フォー・トップス、ジャクソン5、といったスターたちを生んだモータウン。創設者ベリー・ゴーディ最初で最後のドキュメンタリー映画となる本作公開を記念してギンザレコードとのコラボイベントが開催、RHYMESTERのDJ JINと、ギンザレコード代表の新川宰久との対談をお届けしよう。
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■映画について
DJ JIN モータウンという音楽レーベルが語り尽くされている中、ベリー・ゴーディのワンマン社長というイメージがありますが、この「メイキング・オブ・モータウン」は初めてベリー・ゴーディ本人が受けたドキュメンタリーで、当時の副社長だったスモーキー・ロビンソンと一緒に答えています。独りよがりなイメージがあったんですが、この映画を観ると人間的な温かさも感じられました。
新川宰久(ギンザレコード代表) 僕も数年前に、モータウンを舞台化した<モータウンレビュー>を観てきたんですが、やっぱりベリー・ゴーディが自身のイメージに対しての説明的な要素はありましたね(笑)。
■JINさんの好きなソングライター/ミュージシャンは?
DJ JIN やっぱりスモーキー・ロビンソンですね。ボブ・ディランが現代最高の詩人というだけあります。以前、ユニバーサルさんの企画で、ハマ・オカモトさんと対談したんですが、彼はベーシストなので、ジェームズ・ジェマ―ソンの一本指について話してましたね。
新川 僕も映画三回観たんですが、一本指は注目しましたね。
■モータウン&ベリー・ゴーディについて
DJ JIN いろんなDJの方と話していると、「最終的にモータウンだけあればいい」という話になることがあるんですが、モータウンは音楽への“最高の入り口”であり“最高の最終点”とも言えるレーベルですね。とにかくアーティスト達が鍛え抜かれてて、映画の中にもありましたが本当に競争につぐ競争の中から出てきた人たち。でも彼らの下には、日の目をみなかったアーティストがズラーッといると思います。
本当に、モータウンはソウルを震わせる楽曲を生み出しているレーベル。その一方で、映画の最後に「モータウン社歌」が出てくるんです。これがとんでもない社畜ソング(笑)。しかもライティングは、スモーキー・ロビンソン! ボブ・ディランが現代最高の詩人と讃えた人はダサい方に振り切っても、ここまでいくのか!という楽曲になっています(笑)。
新川 ベリー・ゴーディは、“黒人・白人関係ない”、“女性も有能な人は役職に”など現代社会で言われていることを既に実行してたんですよね。映画で会議のシーンを観て、特に僕が感じたのは“会議室の狭さ”。それこそスネ毛が当たるような距離感での会議。あんまり広いと大事なことが決まらなかったりするので、ああいう狭い環境で話し合う会議は大事だと思いました。あと何でも、ベリーの一存で決まってたわけではなかった。
DJ JIN そうなんですよね。重要なところでちゃんと折れてるんですよね。ベリーは強情なんだけど、最後はなんだかんだで、ちゃんと折れるんですよね。
■最後に
DJ JIN 音楽を作る身として、心を揺さぶられる気持ちで映画を観て、大泣きしました。あの頃のみんなに響く音楽を作るという思いが伝わってくる作品でした。モータウンの事も分かりやすい映画だと思います。
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元々、繋がりのある二人のトークイベントということで、非常にリラックスした中でのイベントとなった。DJ JINは音楽アーティストとしてモータウンや映画について語り、ギンザレコードの新川はビジネス的な側面からも語る……そんな、モータウンを様々な角度から語り合うトークに。途中、DJ JINがモータウン楽曲から1枚だけをチョイスするコーナーで、チョイスしたのは、シスターズ・ラヴの「Give Me Your Love」。クラブミュージックの切り口ということで、ダンスミュージックやヒップホップの元ネタにもなっているこの楽曲がチョイスされた。
途中、二人が「モータウンで何を聴くと言ったら、まずはスティーヴィー・ワンダー!」と口を揃えたパートでは、二人とも娘さんの名前がスティーヴィー・ワンダーにちなんだ名前で、漢字まで同じことが発覚。モータウン&スティーヴィー・ワンダーがお好きな二人ならではのミラクルが起きた。トーク後は、DJ JINによるDJプレイタイム。終始、来場者の体が揺れる、心地いいイベントとなった。
イベント概要
■場所:阪急メンズ東京内特設会場
■登壇:DJ JIN氏(RHYMESTER/breakthrough)新川宰久氏(ギンザレコード)
■観客:ギンザレコードで募集した、無料招待のお客様
■内容:DJ JIN氏と新川氏の<モータウン>トークDJ JIN氏による、モータウン楽曲のDJプレイ
■補足」会場に入る関係者&登壇者&観客は、検温・マスク着用・入場時のアルコール消毒会場内では間隔2m以上を維持を実施
『メイキング・オブ・モータウン』×ギンザレコード スペシャルタイアップキャンペーン
■1.『メイキング・オブ・モータウン』公開記念 ギンザレコード×DJ JIN スペシャルトークショー&DJイベント(終了)
映画公開を記念して、ギンザレコード主催によるRHYMESTERのDJ JINを迎えてのトーク&DJイベントを9月5日(土)17:00〜開催!昨年、モータウン・レコーズの設立60周年を記念して、OKAMOTO’Sのハマ・オカモトとの対談記事も公式HPでアップされるなど、日本を代表するミュージシャンでレコード愛好家のDJ JINがモータウンサウンドの魅力を余すところなく語ります。さらに、レコードによる特別DJプレイも披露!本イベントには当選した方のみ参加可能となっており、モータウンファンにはトークと音楽を堪能できる、たまらないイベントとなっております!イベント詳細および応募先は、http://hhinfo.jp/entry/menstokyo/event/detail/2020-09-05まで!
※応募者多数の場合は、厳正なる抽選の上、参加者を決めさせていただきます。
※新型コロナウイルス感染防止の為、入場時の検温・手指消毒・マスク着用へのご協力をお願いいたします。
2.「ギンザレコード」×『メイキング・オブ・モータウン』お買い上げキャンペーン
キャンペーン開催期間中、「ギンザレコード」にて商品1点お買い上げごとに『メイキング・オブ・モータウン』のペア観賞券やポスターが当たる抽選会にご参加いただけるキャンペーンも実施!また、税込5,000円以上お買い上げのお客様には今回のタイアップを記念して制作されたオリジナルトートバッグをプレゼント!ここでしか手に入らない貴重なグッズは、景品がなくなり次第終了。
3.音楽から映画の世界を感じてみませんか? 『メイキング・オブ・モータウン』リスニングセッション
キャンペーン期間中の土日:9月5日(土)・6日(日)・11日(土)・12日(日)には、さらにモータウンの生んだスター達の音楽を「ギンザレコード」併設のリスニングルームにあるハイエンドオーディオで楽しめるイベントも開催!レコード専門店によるスピーカーで、防音室で普段とは一味違う音楽を体験!こちらはどなたでも参加できるため、 映画を観る前に、まずは上質な音質で「モータウン」の世界を楽しんでみるのも良いのでは。
※混雑状況によりましては、入場を制限させていただく場合がございます。
『メイキング・オブ・モータウン』
監督:ベンジャミン・ターナー、ゲイブ・ターナー
出演:ベリー・ゴーディ、スモーキー・ロビンソン
2019/カラー/5.1ch/アメリカ、イギリス/ビスタ/112分/原題:Hitsville:The Making of Motown/字幕翻訳:石田泰子監修:林剛配給:ショウゲート
(C)2019 Motown Film Limited.All Rights Reserved
◆『メイキング・オブ・モータウン』 オフィシャルサイト
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