【インタビュー】松本孝弘、ソロアルバム『Bluesman』完成「それでもまずは想うことが大事だよね」

■自分にとって音楽より楽しいことって
■たぶんないんじゃないかな

──では、創作意欲や情熱の源という意味ではいかがでしょう？

松本：やっぱり、好きなんだと思いますよ、音楽が。僕は常に、自分が創った最新のものが一番好きなんですよ。B’zも最新アルバムが好きだし、もう時間が経っちゃったんで、早く次の作品を創りたいんです。ソロに関しても今回の作品が一番好き。“曲ができない”とか、昔はそういう時期があったのかもしれないけど、思い出せないんですよね。自分にとって音楽より楽しいことって、たぶんないんじゃないかな。幸せなことですよね。

──ジェフ・ベックのように車いじりに熱中しすぎることもなく（笑）。

松本：もちろん車も大好きだし、ゴルフも好きだけど、音楽よりおもしろいとは思わないな。

──昨年はBABYMETALや木梨憲武さんの作品にフィーチャリングゲストとして参加しました。そういった客演も楽しそうですね。

松本：はい、機会があればこれからも参加していくつもりです。今までもけっこうやってますし、そういうことも楽しいんです。

──大阪府豊中市の名誉市民にもなられて、本当に充実している感じですね。

松本：名誉市民バンドですよ、僕たちB'zは（笑）。光栄なことですね。ちょうど7月に豊中市へ行って、僕が通っていた小学校で授与式をしていただいたんです。建物も当時のままでうれしかったですね。

──では最後に、2021年4月に延期となったツアーに対する、今の思いを教えてください。

松本：先の見えない状況ですが、まずは、コロナ以前のような平穏が戻って、その上でツアーを演れるといいですよね。その時がきたら、ぜひ楽しみにしていてください。

取材・文◎秋摩竜太郎





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