全米アルバム・チャート、ジュース・ワールドの遺作が初登場1位
今週の全米アルバム・チャート(Billboard 200)は、昨年12月、不慮の薬物過剰摂取により21歳で急逝したラッパー、ジュース・ワールドの遺作、3枚目のスタジオ・アルバムとなった『Legends Never Die』が初登場で1位を獲得した。前作『Death Race For Love』(2019年)に次ぐ2作目の全米1位だった。49万7,000ユニットを売り上げ、ザ・ウィークエンドの『After Hours』の44万4,000ユニットを破り、現時点、2020年最大の週間セールスをマークした。『Legends Never Die』は、英国でも今週1位に初登場している。ジュース・ワールドが全英1位を獲得するのはこれが初だった。
死後発表された作品がBillboard 200の1位に輝くのは2週連続となった。先週は、今年2月自宅に侵入した男らに射殺された故ポップ・スモークの『Shoot For The Stars, Aim For The Moon』が初登場で1位を獲得した。
同作は今週2位に後退。3位は、オリジナル・ブロードウェイ・キャストによる『Hamilton: An American Musical』が先週の2位から1ランク・ダウンした。
今週新たにトップ10入りした新作は2枚あり、ジュース・ワールドほか、サマー・ウォーカーのEP『Life On Earth』が8位にチャート・インしている。
Ako Suzuki
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