ザ・ビートルズ、70年代に前座“人間とサメの闘い”が嫌で再結成のオファーを断る
リンゴ・スターによると、ザ・ビートルズは解散から5年経った1975年に5,000万ポンド(現在の2億万ポンド/約270億円相当)という巨額な再結成公演のオファーがあったものの、前座が気に入らず断っていたそうだ。
◆リンゴ・スター画像
ショーマン/プロデューサーのBill Sargent氏は、ザ・ビートルズがプレイする前に“人間とサメ(5.5メートルあるホホジロザメ)の闘い”を計画していたという。リンゴは英国の新聞『Sunday Mirror』紙にこう明かした。「僕ら、一度話したんだよ。クレイジーなオファーがあってね。お互いに電話をかけ、どう思うか知ろうとしたんだ。僕ら、やらないことにした。オープニング・アクトがサメに食らいつく男だっていうんだから。僕ら、それはないなって思った」
このオファーは尋常ではなく実現しなかったが、リンゴは、「もしジョンとジョージが亡くなっていなかったら、(再結成の)可能性は間違いなくあったよ。ポールと僕はいまでもツアーをやってる。ジョンもそうだっただろう。ジョージはわからないけど。僕らはいまでも自分たちが愛することをしていたはずだ」と話している。
また、彼はザ・ビートルズ解散の心構えができていたわけではないと語った。「誰も、“これで終わりだ”と考え立ち去ったんじゃない。僕は、これが僕らの最後のアルバムになるんだと思いながらスタジオを後にしたわけじゃない。僕は全然そんなこと考えてなかった」
リンゴ・スターは7月7日(火曜日)、80歳の誕生日を迎え、YouTubeにて特別イベント<Ringo’s Big Birthday Show>をストリーミングする(日本時間8日午前9時スタート)。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ピート・ベストの家族、ザ・ビートルズ縁の場所を宿泊施設に
ギーザー・バトラー「ザ・ビートルズは、英国人でも成功すると、僕らに希望を与えてくれた」
ポール・マッカートニー、旧友でザ・ビートルズのツアー・マネージャーだったトニー・ブラムウェル氏を追悼
ザ・ビートルズの映画『レット・イット・ビー』、修復版が配信
ポール・マッカートニー、ザ・ビートルズでのリードギターは無理
ビヨンセの「ブラックバード」、参加アーティストがお揃いのタトゥー
リンゴ・スター、4曲入りニューアルバム『クルキッド・ボーイ』発売
ザ・ビートルズ、『ハード・デイズ・ナイト』60周年Tシャツ&トートバッグ登場
ザ・ビートルズ、メンバーそれぞれの観点を描いた映画4作を制作