ゼマイティス、彫金の装飾が美しいUSAプロデュースのメタル・フロント＆ディスク・フロント・モデル

ゼマイティスよりUSAプロデュースの新モデルが登場。ボディ前面が彫金の装飾が入ったアルミ合金のプレートで覆われたメタル・フロント・モデルおよびディスク形状のアルミ合金プレートをボディ中央に配置したディスク・フロント・モデル、計5機種が7月1日に発売される。


いずれも2020年1月のNAMM Showで発表、米国で先行発売されているモデル。米国のギター業界で長年のキャリアを誇るスペシャリストであるグレッグ・ティモンズ（ゼネラル・マネージャー）と米国デザイン・チームが中心となり、日本の開発部門と幾度となく意見交換と試作を重ね、米国市場を中心にグローバルな視点で細部にこだわり製作指揮をしたモデルだ。英国発祥のゼマイティスらしさやデザインは継承しつつ、最前線でプレイするギタリストやギター・テクニシャンたちへの徹底的なヒヤリングを重ね、現代のプレイヤーが求める要素を注入したモデルに仕上がっている。


ボディ前面が彫金の装飾が入ったアルミ合金のプレートで覆われたメタル・フロント・モデルは、22フレット仕様の「MFG22 BK（Gloss Black）」「MFG22 NT（Satin Natural）」、24フレット仕様の「MFG24 BK（Gloss Black）」、そして、ニュー・デザインのVシェイプ・ボディの「MFGV22 BK（Gloss Black）」をラインナップ。いずれもゼマイティスならではの高いデザイン性が特徴だ。


ボディとネックは共に上質なアフリカン・マホガニー（Vシェイプ・モデルは上質なコリーナ）、フィンガーボードはエボニーを採用。ピックアップは、ゼマイティス・オリジナルのドラゴン・クラシック・ハムバッカーを2基搭載するほか、内部の配線材にもこだわった。また、ボリュームを絞った際にもフル・ボリュームと変わらないトーンを実現するトレブル・ブリード・サーキットも導入している。チューナーは、信頼性の高いゴトー製を使用。ピックアップ・リングは従来のフラットな形状からアップデートし、弦の角度にあわせてアングルを付けている。また、角にアールを付けることで、プレイ・スタイルによっては起こっていた弦の引っ掛かりを解消する形状になっている点もプレイヤー視点でのデザインとなっている。


24フレットのディスク・フロント・モデル「DFG24 BK（Gloss Black）」は、彫金の装飾が入ったディスク形状のアルミ合金プレートをボディ中央に配置。こちらもゼマイティスならではのデザイン性の高いモデルだ。

ボディとネックは共に上質なアフリカン・マホガニーを、フィンガーボードはエボニーを採用。635mmのスケールを採用し、ミディアム・ジャンボ・サイズの24フレット仕様になっている。ピックアップは、メタル・カバードのゼマイティス・カスタムPAFスタイル・ハムバッカーを3基搭載する。CTS製のポットを用いた各ピックアップ・ボリュームとマスター・トーンを搭載し、CRL製3ウェイ・ピックアップ・セレクター・レバー・スイッチを装備。ミドル・ピックアップのボリューム・コントロールはプッシュ/プル・スイッチを兼ねており、ミドル・ピックアップのオン/オフが切替可能だ。ミドル・ピックアップはプルでオンとなるが、単体での音は出ず、ネックまたはブリッジまたは両方のピックアップにミドル・ピックアップを付加する形になっている。トーンのキャパシターはオレンジ・ドロップを使用。信頼性の高いゴトー製のロッキング・チューナーでチューニングの安定性を確保した。ヘッドストックにはダイアモンド型のZロゴ・プレートではなく、ヴァーティカルZEMAITISのロゴ・プレートが取り付けられている。