sumika、リモートRECの新曲4曲公開+医療やエンタメ従事者への基金「Dress farm 2020」創設

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新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が全国解除された中、sumikaが、“今”伝えたい音楽として新曲4曲、未発表ライブ映像4曲を、本日5月28日に特設サイトにて発表した。

◆sumika 画像

今回sumikaのメンバーは、バンド史上初の試みとなる1人1曲の作曲を行った。「トワイライト」、「晩春風花」(読み:ばんしゅんふうか)、「VOICE」、「憧憬」(読み:しょうけい)と名付けられ、この新曲全ての作詞を片岡健太(Vo./Gt.)が担当。リモートレコーディングで完成させた。

そして、昨年2019年6月に行われた2ndフルアルバム『Chime』のリリース・ツアーファイナルの大阪公演から、「Lovers」、「1.2.3..4.5.6」、「リグレット」、『「伝言歌」』の4曲が未発表ライブ映像として制作された。

特設サイトで発表された無料視聴可能な全8曲の新作を視聴後、ユーザーが設定した金額が全額寄付として、sumikaが公益財団法人パブリックリソース財団内に創設した『Dress farm 2020』基金に積み立てられる。基金から、新型コロナウイルス感染症の最前線で従事する医療機関・関係者、ならびに、新型コロナウイルス感染拡大により活動の継続が困難な状況にある音楽ライブ関係者の支援に使われる。2014年から計3回にわたり、音楽を介して購入時に自ら価格を決められる価格自由設定CD『Dress farm』を発表しており、今回の『Dress farm 2020』基金は、その理念を受け継いだ名称だ。



sumikaより本プロジェクトに関して、声明文も寄せられている。

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■Dress farm 2020に関するメンバー声明文

『誰とも比べず、あなたの価値で』

sumikaは新たな作品を制作しました。

まず、新曲制作。
365日、喜怒哀楽がある中で、聴きたい音楽はいつだって気まぐれです。
メンバーそれぞれが”今“伝えたい音楽として、四者四様の答えを出し、1人1曲、合計4曲を新たに制作しました。初のリモートレコーディング。

そして、未発表ライブ映像の公開。
ライブ活動の自粛も長引いてきている中、熱狂と体験の瞬間があった日の事を、もう一度振り返って、新たに編集して制作しました。
ライブでしか伝えられないものを、少しでも伝えられたら嬉しいです。

数億円の値がつく名画も、数時間並ばないと食べる事が出来ないパンケーキも、険しい道のりを何日も歩かねばお目にかかれない絶景も、誰かにとってはそれほどの価値があるし、他の誰かにとっては、全く価値を感じないものなのだと思います。

人の数だけ価値観がある。その価値の付け方はお金だけではなく、時間かもしれないし、言葉や行動かもしれません。
自分自身で “なにか“ の価値を考えるという事は、いつでも大事な一手間だと考えています。

今回発表する新作の価値の設定は自由です。
無料でも、どんな金額でも、身近な人への「ありがとう」や、自分自身の「明日も頑張ろう」など、どんな形でも構いません。

金額という形で付けていただいた価値に関しては、服(ドレス)を着せて、きちんと次の畑まで届けるという事が、今の役目だと思うので、本プロジェクトの寄付額の半分を、この国の医療を支えて下さっている医療従事者の方々に。そしてもう半分を、自分達をここまで育ててくれたエンタテインメント業界の活動支援とさせて頂きます。
混沌とした世の中で、価値観はいつにも増してバラバラだと思いますので、誰とも比べずに、自分自身の感覚で決めて頂けたら幸いです。

2015年に身体を壊して活動休止をしてしまった際に、文字通り身体と心を救ってくれた方々や場所に対して、まずは少しでも力になれたらと思っています。

この嵐が過ぎ去った後には、きっと以前と全く同じ世界には戻らないと思います。
前より悪いか、前より良いか。
ざっくりとした感覚ではありますが、後者のように感じられる瞬間が、一つでも多く生まれるように、今できる事を不貞腐れず、ひとつずつやっていきたい気持ちです。

もう一度、大切な人と大切な場所に、旗を立てられる日がきますように。
歩幅は気にせず、それぞれのペースで歩いて探していきましょう。

sumika
片岡 健太、荒井 智之、黒田 隼之介、小川 貴之

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「Dress farm 2020”」

■関連リンク
Dress farm 2020 特設サイト http://sumika.info/dressfarm2020/ 

■Dress farm 2020 (読み方:ドレスファームニーゼロニーゼロ)
新型コロナウイルス感染症の最前線で従事する医療機関・関係者の方々、ならびに、新型コロナウイルス感染拡大により活動の継続が困難な状況にある音楽ライブ関係者の方々を支援する基金。
今回は、ユーザーに自由に決めていただいた新曲4曲・未発表ライブ映像4曲の金額を、寄付という形で『Dress farm 2020』基金に寄せていただき、新型コロナウイルスの影響を受けた医療や音楽ライブ関係者に支援を届けます。

『Dress farm 2020』基金への寄付の窓口は、公益財団法人パブリックリソース財団が運営するオンライン寄付サイトGive One(ギブワン)に設けられ、希望すれば、寄付金控除等の税制優遇措置を受けるために必要な領収書を受け取ることができます。

Dress farm 2020 特設サイト http://sumika.info/dressfarm2020/ 

“人の数だけ価値観がある。その価値の付け方はお金だけではなく、時間かもしれないし、言葉や行動かもしれない。大切なのは考える事 ——。”
2014年から計3回に渡り、sumikaにとって一番大切なものである音楽を介して、購入時に(購入者)自ら価格を決められる価格自由設定CD『Dress farm』を発表。『Dress farm 2020』基金は、その理念を受け継いだ名称となっています。

<支援先の決定方法> 
2020年6月30日までにいただいたご寄付をもとに、第1回目の助成金の公募を7月に行います。各テーマに精通した専門家・有識者が審査委員となり、支援先を公平・中立かつ適正に選考し、8月中旬に第1回の支援(助成金支給)を行う予定です。2020年7月1日以降のご寄付をもとに、第2回目以降の公募も予定しています。

■公益財団法人パブリックリソース財団
パブリックリソースは、2000年に非営利のシンクタンク・NPO法人パブリックリソースセンターとして発足し、オンライン寄付をはじめとする寄付推進事業などを展開してきました。2013年、「誰かの力になりたい」という人びとの志を寄付で実現するために、個人や企業の資金力を社会的事業への投資につなぐ寄付推進の専門組織として内閣府認定の公益財団法人として新たにスタートしました。「意志ある寄付で社会を変える」をミッションに、テーマ基金、オリジナル基金など様々な寄付を集め、そこから年間5,700件を超えるNPOや社会的企業に対して助成金を提供し社会的課題の解決を支援する未来を切り拓く寄付の仕組みづくりに取り組んでいます。現在は、多くの方々や企業などからの寄付を原資として、新型コロナウイルスの影響に苦しむ人々への支援を行う複数の基金を運営しています。

公益財団法人パブリックリソース財団 http://www.public.or.jp  
オンライン寄付サイトGive One(ギブワン) http://giveone.net/ 
寄付金控除等の税制優遇について https://www.info.giveone.net/kifu-koujyo  

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