人気のドラム音源「BFD」をinMusicがサポート

ポスト

音楽制作ハードウェア、ソフトウェア、コンシューマー・エレクトロニクスメーカーinMusicが、人気のドラム音源ソフトウェア「BFD」をFXpansionから買収したことを発表した。

ロンドンを拠点とするテック企業FXpansionは、BFDをはじめサウンドエンジン「Strobe 2」や「Cypher」で知られるソフトウェアメーカーで、2016年にROLIの子会社となっている。BFDは2003年の登場以来、革新的なアコースティックドラム音源として、ミュージシャン、作曲家、エンジニアにスタジオ品質のマルチチャンネルドラムのサウンドを提供してきた。ROLIのもと、拡張パックのライブラリーを強化し、世界最大のアコースティック・ドラム・サンプルのコレクションと、使いやすい高機能のソフトウェアとして評価されている。

inMuiscは、AIR Music Technology、Akai Professional、Alto Professional、Alesis、Denon DJ、Denon Professional、HeadRush、ION Audio、M-Audio、Marantz Professional、MARQ Lighting、MixMeister、Numark、Rane、SONiVOX、SoundSwitchなどの音楽テクノロジー及び家電ブランドを擁するグローバルカンパニーだ。

今回の買収で、BFDとそのエンジニアリング部門全体がinMusicのR&Dファミリーの一員となり、彼らの専門的な知識がinMusicグループ全体のリソースとIPによってサポートされることになる。

「今日は非常に多くの人にとって非常に困難な時期であることを認識しており、すべての人の迅速な回復を楽しみにしています。私たちの将来への楽観主義には限界がありません。BFDチーム全体を私たちの企業ファミリーの一部として迎えられることを非常にうれしく思います。」とinMusicのCEOジャック・オドネルは述べている。

また、ROLIの創業者兼CEOローランド・ラムは、次のように述べている。「2016年からBFDのを傘下に持つようになり、これまで市場をリードしてきたチームがさらにその価値を高めていくのを見ることができて光栄です。ROLIではハードウェアとソフトウェアとの統合による技術の発展を進めてきましたが、inMusicはドラムにおけるソフトウェアとハードウェアの両方の開発で培った卓越した専門知識を通じて、BFDにさらなる価値をもたらしてくれるでしょう」

BFD製品の国内取扱を手掛けるメディア・インテグレーションは、この発表に伴う現時点での販売、流通、サポート窓口の変更はないとアナウンスしている。また、inMusicに移管後もBFD開発チームが開発を継続し、当面の販売とサポートについては、グローバルにはFXpansion社が、国内においてはメディア・インテグレーションが継続して担う。BFD3と拡張音源などの関連製品のアップデートは他のFXpansion製品と同じく、同社ウェブサイトからの提供となる。
この記事をポスト

この記事の関連情報