【インタビュー】all at once、亀田誠治アレンジによるデビュー曲完成「まっすぐ歌って、気づいたら6分17秒経っていた」

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■自分たちには歌しかない
■一つ一つのライブを一生懸命に

──うまく補完しあってる。ちなみに、性格で言うと、細かいところまでこだわるタイプはどっち?

ITSUKI:完全に僕ですね(笑)。コーラスを担当していることもあると思うんですけど、ちょっとしたずれも気になりますし、ボーカルの切れ際も気になりますし。楽器と合ってないタイミングで切れたりすると、すごく気になります。細かいところまで見てるのは、僕かもしれないです。私生活も含めて(笑)。

NARITO:細かいですね(笑)。ITSUKIは根が真面目なので、私生活や音楽にも出てると思います。

ITSUKI:音楽が一番出てます。それ以外は、大雑把なところもあるんですけど。

NARITO:家とかは、あんまりきれいじゃない(笑)。服でごちゃごちゃしてる。

ITSUKI:というか、服しかない(笑)。服と、帽子と、音楽の作業をするところだけで、それ以外の余計なものは何もない感じです。

NARITO:僕はITSUKIと真逆で、楽曲を録る時も、全体の大枠を見るタイプなので。大雑把で、楽観的な感じですね。二人のバランスがいいのかもしれないです。


──やっぱり、うまくかみ合ってる。もしもITSUKIさんが二人いたら、大げんかになったりして。

ITSUKI:それはすごく思いますね(笑)。自己中心的ではないですけど、“ついてこい”というタイプではあると思うので。僕の性格として、なんでもかんでもついてきてくれということではなくて、「これはこういう目的があってやっているからついてきてほしい」と言うんですけど、NARITOはそれを理解してくれるので。そこは真逆で良かったなと思いますし、NARITOが楽観的なタイプで良かったなとすごく思いますね。

──それが最初に「直感で決めた」理由じゃないですか。潜在的に気づいていた。

NARITO:なのかな? 僕にとってall at onceは、修行の場でもありますし、僕はITSUKIのことを本当に頼りにしています。筋が通っているので、ついていきたいと思える存在ですね。

ITSUKI:…変に恥ずかしいですね(照笑)。なんかむずがゆくなる。

NARITO:12cmの距離が縮まったみたいな(笑)。

──うまい(笑)。最後に、これから叶えたい夢や目標をひとこと。

ITSUKI:よく聞かれるんですけど、あんまり想像することができなくて。自分たちには歌しかないと思っているので、目の前にある一つ一つのライブを、一生懸命やっていくことしか今はできない。そこを一生懸命やっていくことでおのずと、大きいステージに繋がったらいいなと思っています。でもとにかく、目の前にあるお仕事を一生懸命、一つ一つやっていくのがまず一番大事かなと思ってます。

NARITO:長く音楽を続けていきたいです。かといって、初心である“音楽が好き”という気持ちを忘れちゃいけないなとずっと思っているので。all at onceとして活動していきながら、そこはずっと根底におきながら、これからも音楽を続けていきたいなと思います。

取材・文◎宮本英夫

■「12cm」「Take mo’ Chance」先行配信

2020年4月29日配信
※各種配信・サブスクリプションサービスにて


1. 12cm
作詞:矢作綾加 / all at once 作曲:all at once 編曲:亀田誠治
※テレビ朝日「お願い!ランキング」 4月度エンディングテーマソング
2. Take mo’ Chance
作詞・作曲・編曲:Ra-U
※アニメ「ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。」OP主題歌

※デビューシングル「12cm」は当初4月29日リリース予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけて、パッケージ盤およびデジタル盤の発売を延期。収録曲より「12cm」「Take mo’ Chance」の2曲が各配信サイトおよびサブスクリプションサービスにて先行リリース。


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