YOSHIKI、エンターテインメント業界への考えを語る

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YOSHIKIが4月23日、ニコニコチャンネル内『YOSHIKI CHANNEL』でロサンゼルスの自宅から2度目となるセルフ生配信を行った。

前回同様、撮影機材のセッティングから進行まで一人で行うという状況に胃痛を訴えながらも番組はスタート。『YOSHIKI CHANNEL International』の会員も含む全世界の視聴者に向けて、日本語と英語の二ヶ国語で進行していった。

今回の配信の中では、アメブロにてYOSHIKI公式ブログが期間限定で開設されたことが伝えられた。このブログでは、緊急時の英会話レッスンなど、「STAY HOME」の期間を有意義に過ごせるような内容が投稿されていくとのこと。YOSHIKIは、開設当日にも関わらず2万人以上のフォロワーが集まっていることに驚きつつ、第一回目のブログ投稿を行った。

そして、ロサンゼルスではロックダウン開始から1ヶ月が経過し、現在も家から出られない状況が続いているという。そんな中、YOSHIKIは「自分がどこにいるのか、何をすべきかをいつも考えている」と、現在の心境を語った。

エンターテイメント業界に身を置くアーティストとしては「新型コロナの前と後で、世の中は大きく変わると思う。たとえば、9.11のアメリカ同時多発テロが起きた時に世界中のセキュリティが変わった。今回の事と比較するべきではないかもしれないが、近い将来にワクチンが開発されたとしても、以前と同じような生活が送れるだろうか。映画館などの密集した場所で、隣の席の人が咳をしたら“えっ”と思ってしまうのではないだろうか。エンターテイメント業界は、元に戻れない場合のことも想定しておくべきなのかもしれない」という。

しかし「そういったことを想定して僕らはエンターテイナーとしてのポジションを築くべき。僕はそれに対して対策をいくつか打っているので、そういったことでもみなさんの力になれればと思っている。ミュージシャンを支えるためにも、僕は出来る限りのことをしていきたい」とも、前向きな姿勢でエンターテインメント業界へ希望も語った。

また、国立国際医療研究センターへの寄付を始め、さまざまなチャリティー活動を行っていることを公表する意味については、「公表した方がチャリティー先に対しての認識度が高まるから、一部の人から批判をいただくこともあるが公表するべき。仮に僕が1000万円を寄付したとしたら、公表後はその何倍もの金額が集まる。チャリティーというものが普通に生活に馴染んだらいいなと思う」とコメントした。

配信の最後に、本日4月24日午後8時から放送されるTBS系列『中居正広のキンスマスペシャル』の件に話が及ぶと「僕はズタズタな人生を生きてきた。でも前を向いている。僕が息をしている間は皆さんの力になれるように音楽を通じてサポートできれば。僕は皆さんに頂いた人生を生きている。その恩を返せるように頑張りたい」と、涙を浮かべながら感謝と決意の言葉を伝えた。番組ではYOSHIKIが出演した回の再編集版が放送、過去の映像に加えてYOSHIKIからの緊急スペシャルメッセージも放送される。

配信の後半では、日本にいるスタッフから送られてきた激辛のレトルトカレーを食べる場面も。しかしYOSHIKIは「自分は、コンロでお湯を沸かしたこともない。家のキッチンもシェフがいないとハイテク過ぎて使い方もわからない。
自分は海外に住む呉服屋のドラ息子です(笑)」と自虐的なコメントで視聴者の笑いを誘い、ファンに寄り添った。「みんなに少しでも笑ってほしかった」とのことだった。

最後は、次回の配信をHIDEの命日である5月2日に行うと告知。「HIDEとの思い出や、当時のことを振り返ったりして、HIDEの追悼になればいいな」とコメントした。

『YOSHIKI CHANNEL』

次回放送「HIDE MEMORIAL」
5月2日 午後7時から
https://ch.nicovideo.jp/yoshikiofficial/blomaga/ar1891661
※全編ご覧になるには、YOSHKI CHANNNEL有料会員登録が必要です。

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