陸上自衛隊中部方面音楽隊、奉祝曲「Ray of Water」収録の3rd ALリリース決定
▲『そして、未来へ』
“陸上自衛隊の歌姫”と呼ばれるソプラノ歌手・鶫 真衣の所属する陸上自衛隊中部方面音楽隊が、6月3日(水)にメジャー第3弾アルバム『そして、未来へ』を日本コロムビアよりリリースする。
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今作には、古関裕而が作曲した夏の高校野球の大会歌「栄冠は君に輝く」、手塚治虫の『火の鳥』を実写映画化した際の主題歌「火の鳥」、日本の美しい四季を唱歌・童謡のメドレーで表現した「日本の四季」メドレーや、ピアニスト・村松崇継作曲、鶫の作詞による唯一のオリジナル曲「そして、未来へ」等、様々なジャンルの9曲が収録されている。
特に注目の楽曲は、2019年11月9日(土)に皇居前広場にて行われた<天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典>で披露された、菅野よう子作曲による3部構成の奉祝曲「Ray of Water」だ。同曲は鶫の歌声の魅力と、音楽隊の力強い演奏の力を最大限に活かすというコンセプトに合う曲だったため、すぐに収録の検討がされたという。
当初、許諾を得るのは不可能だろうと思われたが、祭典の主催者のひとつである公益財団法人日本文化興隆財団に申請したところ、自衛隊の音楽隊の演奏であれば問題ないとの回答があり、さらに作曲者、作詞者からも快諾を得ることができた。
今回は、第二楽章「虹の子ども」でピアニストのマシュー・ローをフィーチャー。式典では嵐が歌唱を担当した第三楽章「Journey to Harmony」では、鶫が歌声を披露する。
新元号「令和」となってちょうど1年の節目となる5月1日(金)には、第三楽章「Journey to Harmony」が先行配信シングルとしてリリースされる。日本コロムビアのオフィシャルサイトでは、同曲のミュージックビデオが公開されている。
▲「Journey to Harmony」 配信ジャケット
なお、奉祝曲「Ray of Water」は今回が世界初のCD化となり、楽曲の収益は、制作に関わる経費を差し引いた上で、人道支援団体を通じて世界の子供たちの支援に使用される。
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■菅野よう子 コメント
「息を合わせる」という言葉が文字通りの意味で伝わる、本当に素晴らしい演奏です。
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■鶫真衣 コメント
▲鶫 真衣
この度、3枚目となるCDアルバムのレコーディングをさせていただきました。
3回のレコーディングを通じて、本当に多くのことを学びひとりでは決して得ることができない貴重な経験をさせていただきました。
自衛隊に入隊して6年が経ち、様々な場所で演奏させていただく中で私が強く感じたことは「音楽の力」です。「音楽」には無限の可能性がたくさん詰まっていて、時には人に夢を与え、愛を与え、悲しみを乗り越える力を与え、希望を与えます。私自身も、音楽からそして聴いてくださった皆様の温かい姿や言葉からたくさんの夢や感動をいただきました。
悲しい出来事や暗い世の中の現実に夢を描けなくなることもあります。それでも夢や目標を見つけ描き続けることは、人間が生きていく上でのとても大切なエネルギーであり、身体に流れる熱い情熱へと繋がることを強く感じます。
今回のアルバム「そして、未来へ」は、夢を描くことの大切さと素晴らしさを伝えたい!との想いで歌わせていただきました。
村松崇継さんが書き下ろしてくださった「そして、未来へ」は、この地球に生きるすべての人々の未来が、平和や夢と希望で溢れるようにとの願いが込められています。
また、菅野よう子さんが作曲され、天皇皇后両陛下に捧げられた奉祝曲「Ray of Water」は、令和の新時代を歩む私たちが調和の響きを奏で、水が流れるこの自然や広大な海、鳥たちが羽ばたく大きな空を信じ、共に笑い、未来へと歩いて行こうというメッセージが込められた壮大な曲です。
素晴らしい曲の数々を歌わせていただけた喜びをかみしめ、このCDを聴いてくださった方々に、夢があふれ輝く未来が訪れますよう心から願っています。
最後に、CD制作に関わってくださったすべての方に感謝致します。
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■音楽隊長 柴田昌宜 コメント
▲音楽隊長 柴田昌宜
第1作『いのちの音』、第2作『ハレオト〜こころが晴れるうた』に続き、第3弾のアルバム『そして、未来へ』の発売にあたり、私たち中部方面音楽隊の演奏をお届けできますこと心より感謝いたします。
3作目となる本アルバムには、天皇陛下御即位を寿ぐ奉祝曲「Ray of Water」をはじめ、村松崇継さん作曲、鶫真衣作詞でタイトル曲にもなった「そして、未来へ」や、「栄冠は君に輝く」「威風堂々」など鶫3曹の伸びやかな歌声と私たち中部方面音楽隊の豊かなサウンドを存分に発揮できる曲目を収めました。
その中でも「Ray of Water」は、新しい時代を迎えた令和元年11月9日、皇居前広場で催された天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典において、天皇皇后両陛下がご臨席される中で初演された菅野よう子さん作曲の奉祝曲です。全3楽章を通して令和の時代の輝かしい幕開けと、陛下のお人柄、国民が手を合わせて新しい時代を歩んでいく姿が表現され、深い感動を感じずにはいられない作品です。今回のレコーディングではピアニストのマシュー・ローさんにご参加いただき、澄みきった水面に光がきらめくような素晴らしい演奏をくださいました。
近年、多発する自然災害やコロナウイルスの世界的流行、経済の先行きの不透明感など、不安や閉塞感を感じる日々が少なからずあります。オリジナル曲「そして、未来へ」の制作にあたって村松さんとお話しする中で、いま子供たちが夢を描きにくい世の中になっていますが、それはとても悲しいことで、若者が未来に夢や希望を抱けきその背中を後押しできるような曲にしたいとの想いを共有して作りあげました。詞の内容やメロディが見事に一致し、どんな困難でも未来を見つめて歩んでいけるそんな素敵な曲に仕上がりました。是非多くの若い方々に聴いていただき、ときには一緒に歌っていただけると嬉しく思います。
このアルバムが多くの方々の勇気や支えになれますよう願っています。
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■3rdアルバム『そして、未来へ』
COZQ-1657~8/¥3,500(税込)
陸上自衛隊中部方面音楽隊
鶫 真衣(ソプラノ)、柴田昌宜(指揮)
[CD]
1.栄冠は君に輝く(作詞:加賀大介/作曲:古関裕而)
2.火の鳥(作詞:谷川俊太郎/作曲:ミシェル・ルグラン)
組曲「Ray of Water」(作曲:菅野よう子)
3.第一楽章 海神
4.第二楽章 虹の子ども
5.第三楽章 Journey to Harmony(作詞:岡田惠和)
6.旅立ちの日に(作詞:小嶋 登/作曲:坂本浩美)
7.波雫(作詞:菅野祥子/作曲:菅野祥子)
8.World Dreams with Chorus(作詞:麻衣/作曲:久石 譲)
9.日本の四季(早春賦~浜辺の歌~赤とんぼ~ペチカ)
[早春賦]作詞:吉丸一昌/作曲:中田章
[浜辺の歌]作詞:林古渓/作曲:成田為三
[赤とんぼ]作詞:三木露風/作曲:山田耕筰
[ペチカ]作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰
10.威風堂々(作詞:鶫 真衣/作曲:エドワード・エルガー)
11.そして、未来へ(作詞:鶫 真衣/作曲:村松崇継)
編曲:三浦秀秋
[DVD]
1.そして、未来へ
2.Ray of Water 第3楽章「Journey to Harmony」
▼先行配信
2020年5月1日(金)リリース
組曲「Ray of Water」第三楽章 Journey to Harmony(シングルバージョン)
COKM-42639
◆陸上自衛隊中部方面音楽隊 鶫 真衣 日本コロムビア オフィシャルサイト
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