女子高生ミクスチャーユニット「REVERBEE」、メジャーデビュー
16歳のMiYU Fine(ミユフィーヌ)と、HiYO Ribery(ヒヨリベリー)による現役女子高生二人組のミクスチャーユニット・REVERBEEが4月1日にデビューを果たした。
◆ミュージックビデオ
デビュー曲である「Satisfaction」は、軽快で挑戦的な楽曲でありながらも、重低音がしっかりと鳴り響くサウンドで、音楽好きが唸るツボを得ている。そのタイトルからローリングストーンズの名曲を思い出す人も多いと思うが、歌詞にもサウンドにもロック、ヒップホップ、ミクスチャーの先人達へのリスペクトをしっかりと感じさせるギミックに思わずニヤリとしてしまう。
楽曲制作は、西野カナのライブなどで盛り上がるクラブライクな楽曲を続々と生み出していたDJ Mass(VIVID Neon)。あっという間に聴き手を巻き込む力を持つ楽曲は、中毒性を持つだけでなく、一瞬にしてテンションをあげてくれる。
そして何よりもおもしろいのが、ふたりが手掛ける歌詞だ。 “アプリで盛れない人生Nope” “イミフナンセンス” “超ぴえん” など思いっきり振り切った流行り言葉で埋め尽くされるが、それがしっかりと韻を踏んでいるからこそ、他の英語詞と上手く混ざり合い、驚くことにカッコよく仕上がっている。
かと思えば、“現状にまだまだ満足できない”という10代のリアルなメッセージも盛り込まれているところも、いい。どんなに大人が頑張っても書くことのできないリリックと圧倒的なサウンドが混ざり合い、みずみずしさと無敵感漂う彼女たちが歌うこの楽曲は圧倒的に“勝ち”に来ている。そしてふたりが好きなアーティストには、16歳でありながらもBeastie Boysの名前があがっているのも納得ができる。アグレッシブなサウンドは、きっと一度聴けば“わかる”はずだ。
実は彼女たちの出会いは小学6年生までさかのぼる。それぞれが音楽を目指し、単独で応募したオーディション活動で出会い意気投合。中学からこのREVERBEEを結成し歩んできた。名古屋と大阪という遠距離をもろともしない活動を続けてきた彼女たち。
「今まで2人で一緒にREVERBEEをやってきて、こんなに幸せな日を2人で迎えられて凄く嬉しいです! REVERBEEはとにかく楽しい!Fun!って感じのユニットです! ああ仕事疲れたな部活疲れたなって時とかに私たちのライブに来たり、曲を聴いたりして、疲れ吹っ飛ばし~これからもがんばろ~と思ってくれると嬉しいです。REVERBEEらしさ溢れる、多ジャンルで新しい音楽を届けていけるように頑張ります!」(MiYU Fine)
「うちらの売りは、1度聴いたら耳に残るクセの強い感じやと思っているので、全然テイストの違う2人が作り出す一つの世界観が産む違和感がクセになって、どんどんはまっていってほしいです。デビュー曲「Satisfaction」のテーマは“色々あるけど今は好きな物だけ集めて楽しもう!”みたいな感じです! 英語詞と日本語詞が融合した、聴く度にクセになる新感覚を体験してみて欲しいです。唯一無二の、うちらにしか出せないグルーヴ感のあるユニットになっていきたいと思います」(HiYO Ribery)
と、サウンドとは裏腹に等身大で愛らしいコメントも述べている。絶対的な自信と、伸びしろを感じさせる彼女たちのサウンドは、とてもすがすがしくて気持ちがいい。
そのクールでキュートなビジュアルに目を引き付けられたのなら、ぜひサウンドもチェックしてもらいたい。間違いなく、サウンドと歌声が五感を刺激し、あっという間に夢中にさせてくれるはずだから。彼女たちが現代の荒波に立ち向かい、時代の波を掴むのは、意外と近い未来なのかもしれない。
文◎吉田可奈
■デビューデジタルシングル「Satisfaction」
Music by DJ Mass(VIVID Neon*), Haruhito Miyashita
Lyrics by REVERBEE
Arrangement by VIVID Neon*
配信リンク:https://avex.lnk.to/REVERBEE_SATSFACTION
◆REVERBEE オフィシャルサイト