波形表示できるカラータッチディスプレイを搭載した高機能ルーパーペダル「AEROS Loop Studio」

ギタリスト/ベーシストのパフォーマンスをサポートするペダルタイプのドラムマシン「BeatBuddy」シリーズで注目を集めたSingular Sound社から、カラータッチディスプレイ搭載のルーパーペダルが登場。「AEROS Loop Studio」が4月3日より発売される。

BeatBuddyのリリース以来、Singular Sound社には多くのユーザーからBeatBuddyとシームレスに使用できるルーパーマシンへの要望が多く寄せられた。そこで、既存のルーパーとは違うものを目指してSingular Sound社は開発に着手。今までにないルーパーを実現するために3年をかけ、今回ついに登場したのが「AEROS Loop Studio」だ。カラー表示のタッチスクリーンを搭載し、直感的な操作ができるステレオルーパーペダルで、最大でパラレル6トラックのループを6つのソングパートに渡って構築が可能。今までにないハンズフリーによるミックスやBeatBuddyとのシームレスなインテグレーションも実現している。


「AEROS Loop Studio」は、1つのソングあたり36の個別のループをクリエイト（6×6モード ＝ 6トラック×6ソングパート）できるという、今までのループペダルにはない機能を搭載。しかもカラーで波形を表示する視認性の高いタッチスクリーンにより、操作は非常に直感的だ。また、よりシンプルな2×2モードも備える。

4つのしっかりとしたフットスイッチにより、パフォーマンス中はほとんどの機能を足元で操作可能。また大型ホイールも足で操作できるので、トラックのバランスやマスターボリュームもハンズフリーでコントロールできる。エクスプレッションペダルによるコントロールも可能だ。

ペダル型ドラムマシンBeatBuddyとシームレスな統合が可能のも特徴の一つ。BeatBuddyでドラムパートを変更することで「AEROS Loop Studio」のソングパートを変更できるなど、より完全なソロパフォーマンスを実現する。



また、ほとんどの機能は「AEROS Loop Studio」だけで完結できるが、近日発売される汎用MIDIコントローラーペダル「MIDI Maestro」が持つAEROSモードを使うことで、「AEROS Loop Studio」の各機能に直接アクセスでき、より容易なコントロールが可能になる。本体ファームウェアのアップデートはWi-Fi経由で行え、常に最新の状態にできるのも特徴だ。その他、おもな特徴は以下のとおり。

・6つのトラックと6つのソングパーツを並行することで最大で36個の独立したループを形成可能
・1つのトラックに無制限にオーバーダビング可能
・作成したループトラックはUSBポート経由またはSDカード（別売）で保存可能※
・最大連続レコーディング時間
　・3時間 （AEROS Loop Studio 単体、モノラル入力）
　・1.5時間 （AEROS Loop Studio 単体、ステレオ入力）
・48時間（SDカード使用時※）
・32ビット浮動小数点内部処理、24ビットレコーディング、スタジオクオリティのDACを搭載
・レイテンシー：1ms以下
・周波数特性：20Hz～20kHz
・4.3インチタッチディスプレイ搭載
・Wi-Fiによるネットワーク経由でのファームウェアアップデートで常に最新の追加機能を導入可能
・スクロールホイールを足で操作することで、演奏中もハンズフリーでループトラックの音量ミックスが可能
・MIDI IN/OUTポートを介したBeatBuddyなどのドラムマシン、エフェクターとのシームレスな連携
・エクスプレッションペダル対応
・オーディオ入力：標準フォーン×2
・オーディオ出力：標準フォーン×2
・AUX入力：標準ステレオフォーン×1
・AUX出力：標準ステレオフォーン×1
・電源：9V/360mA（センターマイナス）、ACアダプター同梱
・外形寸法：198×142×56mm（W×L×H）
・本体重量：936g
・ブラックコーティングが施されたアルミニウム製筐体
※国内技術基準適合証取得済（[R]201-135370）
※BeatBuddyとの接続には別売りのMIDI Breakout CableとMIDI ケーブルが必要。
※近日発売のコントローラー、MIDI Maestroとの接続には別売りのMIDI ケーブルが必要。
※SDカードに関連する機能は、将来的なファームウェアアップデートにより対応予定