MUCC、アルバム『惡』アートワークと収録詳細を発表＋毎週連続動画公開も

MUCCが5月20日、1年3ヵ月ぶり15枚目のアルバム『惡』をリリースする。同アルバムのアートワークと収録詳細が発表となった。

◆MUCC 画像

全16曲収録のうち、新曲は11曲だ。既発曲の「アメリア」「My WORLD」は、メンバーの40歳記念ツアー＜MUCC BIRTHDAY CIRCUIT 2019「40」＞にて、メンバー各々が作詞作曲した新曲であり、誕生日公演に会場限定でリリースしたバースデーシングル。「生と死と君」は、2018年の有期限活動休止から復活したメンバーが、それぞれ作曲した4曲収録シングル「時限爆弾」に収録されたミヤ曲だ。「自己嫌惡」「COBALT」は足掛け3年にわたる全国47都道府県＜収監ツアー＞シリーズで販売された会場限定デモテープシリーズ収録曲を新レコーディングしたもの。これら既発曲は“惡MIX”と題して、書き下ろし新曲とマッチするようにミヤが新たなMIXを施している。

また、＜MUCC 2018 Lock on snipe Tour #2「四国型収監4days」＞にて初披露された「スーパーヒーロー」は、今回初音源化となる。「海月」は期間限定メンバーとしてツアーに同行した吉田トオル(Key)の作曲によるもの。カヴァー曲を除き、外部作家がMUCCに曲を書くのは史上初だ。同曲は、2020年の＜壊れたピアノとリビングデッド収監 Japan Tour GRAND FINAL ～収監始まりの地で大団円～＞にて披露されていた。

「惡-JUSTICE-」「目眩 feat.葉月(lynch.)」「DEAD or ALIVE」「アルファ」の4曲は、＜収監ツアー＞を終えた後に各メンバーが書き下ろした新曲だ。「目眩 feat. 葉月(lynch.)」はタイトルどおり、盟友lynch.の葉月(Vo)がゲストヴォイス＆スクリームとして参加した。

音楽的には、ラウド、ミクスチャー、パンク、オルタナ、フォーク、ポップス、EDM、ゴス、サイコビリーなど、ロックに取り込むことのできる要素が全て詰まった充実作に仕上がったとのこと。激しい曲からスローな曲まで幅広く奥行きのあるサウンドは、全16曲、ミヤがこだわりのMIXを施した。前作『壊れたピアノとリビングデッド』が、録り貯めていたデモ音源から派生し、“過去の自身の亡霊たちを掘り起こしてのリメイク楽曲を揃えた”アルバムだったが、今作はそこから一転。“その悪夢から目覚めて、現実社会や自身と向き合った楽曲たちを揃えたアルバム”だという。MUCCが現代社会における“惡”と真正面から向き合い、メンバー各々が“リアルタイムでいだいた感情”を楽曲や歌詞に込めた意欲作だ。

アートワークを担当したのはデザイナーの鈴木知一だ。同氏は現在、“絵画 × ドローイングメッセージ”といった組み合わせによる新たなデザインの提唱や、平面の世界を越えた空間ディレクションのプロジェクトも進行中。常に既存概念にとらわれない新しい価値をデザインを通じて世の中に発信し続けている。アルバムは3形態で発売され、一般流通の初回生産限定盤と通常盤、ファンクラブ会員限定のLPサイズ仕様となる。なお、アルバムには“ある秘密”が隠されているとのことだ。

MUCCは6月21日、このニューアルバムを引っ提げ、ぴあアリーナMMで“蘇生”と銘打ったアリーナワンマンを開催する。チケットの6社合同でプレイガイド先行予約は3月25日正午より。さらに、アルバム発売とぴあアリーナMM公演に向けて、MUCCオフィシャルYouTubeチャンネルがリニューアル。これを記念して、3月25日21時から『MUCC YouTube Channel スペシャルプレミア公開』が毎週連続開催される。同企画では、過去の希少ライヴ映像の全編公開や、メンバーによるスペシャルコンテンツが“一度きり”限定上映されるとのことだ。