【インタビュー】超特急「何倍もレベルアップした姿で皆さんの前に立てたライブだったんじゃないかな」

ポスト

■ムービングステージが通過する時に8号車の皆さんと目が合って
■すごく近くで皆さんの表情を見ることができました


――ではそれぞれの公演を振り返っていきたいなと思うのですが、大阪城ホールは12月21、22日の2デイズ。「~Pastel Shades Christmas~」というサブタイトルが付いていました。

タカシ:大阪城ホールは小さい時からいろんなアーティストさんを見ている場所でもあるんですが、そこで2日間もやらせていただけて本当に嬉しかったです。大阪の8号車は特に自分たち発信で楽しもうとするノリがあったりするので、いい意味で「超特急 VS 8号車」としてぶつかり合えたというか。すごく幸せな2日間でした。

――ムービングステージ、すごい迫力でしたね。

ユーキ:あれ、めっちゃ揺れてるんですよ。

リョウガ:曲にもよるけど、まともに踊れないくらい。一度リハーサルで、タカシは立っていられなくなっていましたからね。

タカシ:今回は初めてレールトロッコっていうのもあったんですが、あれも結構なスピードが出ているから意外と怖かった(笑)。

ユーキ:移動に関してはまだ経験値もないので、演出家のSHIGEさんにアイデアをいただきました。

カイ:でも今回はスタンド席の皆さんと目線が同じになるような演出があったり、ムービングステージが通過する時に下の8号車の皆さんと目があったりして、すごく近くで皆さんの表情を見ることができました。場所によっては、最後列が最前列になったりもしましたしね。僕らは心の距離もそうですが、物理的な距離感も大事に考えているので、大きな会場だけど近くに行けるっていうのは、超特急の在り方としてすごくよかったんじゃないかなと思いました。

――クリスマスソングのメドレーもありましたが、ミュージカルを見ているようでした。

ユーキ:まさしく、導入部分はシアタージャズを専門にしている方に振付けをしていただいたので、そういう印象は強かったかもしれないですね。

カイ:テーマパークの振付けもされている方なので、パレード感もあったかなと思います。


――僭越ながら8号車の声を代弁しますが、ぜひ毎年やっていただきたいです。

カイ:大変だ(笑)。

タカシ:クリスマス感は出したいですけど(笑)。

タクヤ:丁重にお断りさせていただきます(笑)。

ユーキ:4年に1回くらいなら(笑)。

リョウガ:相当スペシャルだな(笑)。

ユーキ:でも普段踊るものじゃない曲で踊れるから、新しい刺激はありましたよね。

タカシ:「きよしこの夜」を1人で歌わせていただいて、僕も本当に気持ちよかったです。今までやってきたクリスマスメドレーとは違った曲調だったし、違う攻め方とか楽しみ方が提示できたんじゃないかなと思いましたね。

――他に、ここを見てほしいというところはありますか?

タカシ:超特急のライブは、いつもだと1曲目から飛ばしていくイメージだと思うんですが、この大阪公演は「Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~」から始まったんですよ。いつもなら終盤戦に披露するような冬のラブソングだったので、普段とは違ったオープニングにも注目してほしいです。

――リョウガさんはMCで「最高を更新できたと思う」とおっしゃっていましたね。

リョウガ:大阪公演のみならず、すべてのライブに関して、僕達と8号車の皆さんで最高な1日を過ごしたいという気持ちで臨んでいるんです。今回もそうであればいいなって、願望も込めての発言でした。願わくば全員であってほしいですが、1人でも多くの方が共感してくださっていたら嬉しいです。

――国立代々木競技場第一体育館は3年ぶり3回目。1月3~5日の3日間「~Shine Bright New Year~」というテーマで開催されました。見どころはたくさんありましたが、中でも殺陣は圧巻でしたね。

ユーキ:しっかり先生から教わるのは3~4回しかなかったので、集中して稽古しましたね。

タクヤ:練習期間もすごく限られていたけど、花道を使うシーンは当日会場に入って、リハーサルで初めて感覚を掴むような感じだったんですよ。だから当日の変更点もたくさんありました。バタバタしていたけど、協力してくださったダンサーの皆さん、アクション専門の皆さんとしっかりアイコンタクトを取りながらやっていきました。

カイ:ユーキが刺されるところはみんなが花道に行ったりするんですが、タイミングが合わなくて花道までたどり着かないとか、本当に合わせるのが大変だった(笑)。


――でも刀や槍を持つと皆さんの表情がガラッと変わるのが印象的でした。女性がジュエリーやドレスで仕草まで変わるように、男性としての本能みたいなものがグッと出ているようで。

カイ:たしかに刺激されますよね。テンション上がりますし。

タクヤ:今回、あのシーンがしっかりBlu-rayで見られるのは喜んでもらえるんじゃないかなと思います。実際にライブに来てくれていたとしても、実際2つの目では全てを追えなかったと思うんですよ。特に最初のあたりはいろんな場所で戦いが繰り広げられていたので、こういう殺陣をやっていたんだとか、こういう表情をしていたんだっていうのが明確にわかると思います。

――ちょっとお楽しみのコーナーとして、皆さんが川柳を披露する映像が流れましたよね。

ユーキ:あれは(収録の)その場で考えて、ガチで書いたんですよ。

カイ:そのコーナーの内容は3日間違ったんですが、映像には3日目の川柳のみ収録されているんです。

リョウガ:ライブのセットリストとしては同じだったんですが、3日間全部いらっしゃる8号車の方もいるので、そういうところで違いをつけてみました。

――東京公演の3日目のみWアンコールもあったんですよね。とても感動的な時間でした。

ユーキ:うん、そうですね。僕らもすごく”今”を感じているような表情をしていたと思うし、一体感もあって。

リョウガ:よかったね。

タカシ:「俺ら、最高に幸せやわ」って思わず言ってしまったんですけど、何も我慢することなんてないし、2020年になったんだし、もうこの一言に尽きるなと思ったんですよね。気持ちが溢れてしまったって感じでした。

――では他に、東京公演のここを見てほしいというところがあれば。

タクヤ:「On & On 」という曲があるんですが、僕は個人的にもこの曲が好きで。今回の東京公演のテーマ曲でもあるんですが、「生きてる証をこの世界に刻み込め」という歌詞もあるように、超特急の決意表明のような感じになっているんです。踊っていてもすごく気持ちいい曲。この曲の歌とパフォーマンスはぜひじっくり見ていただきたいです。

ユーキ:あと今回、東京は49台のカメラを使って映像を収録したんですね(大阪は23台)。本編では使われていない映像がそれだけあるということで、今回のDISC-3では、それらが一画面で見られるようになっています。他のメンバーがどんな表情をしていたかも見られるし、振りを覚えたい人はそういう目線でも見ることができる。8号車もいっぱい写っていると思いますよ。僕らとしては全部写っていると思うと恥ずかしいなと思うところもありますが(笑)、何度でも楽しんでもらえると思います。

――余韻を噛み締める間もなくライブが続いていますが、次回6月に開催される「ARENA TOUR 2020 SPRING WELCOM TO THE BULLET TRAIN DINER」への期待も高まります。

カイ:こうしてライブの日程が詰まっているのは、すごくありがたいです。今のこの環境に感謝しつつ、1本1本大切にやっていきたいなと思います。

リョウガ:まだ詳細は決まっていませんが、今回はタイトルに「DINER」とあるように、来てくださった方々には十二分に満足していただけるようなおもてなしをしたいなと思っています。超特急に出会ってよかった、8号車として応援してきてよかったと改めて思ってもらえるようなライブにしたいなと思うし、夢のドームまで走っていくぞっていう決意も、改めて見せられたらなと思っています。

取材・文●山田邦子

リリース情報

『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva』
【発売日】2020年3月25日(水)
【品番】ZXRB-3059-61
【価格】税込\10,560(税抜\9,600)
【仕様】Blu-ray3枚組/68ページブックレット/三方背ケース/デジパック
★収録内容★
●DISC-1
BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Shine Bright New Year~ at Yoyogi National Stadium First Gymnasium(2020年1月5日 代々木第一体育館公演・2時間34分収録予定)

Overture(Shine Bright New Year ver.) / SAY NO(S.B.N Live ver.) / Don’t Stop 恋 / Burn! / PUMP ME UP / Secret Express / PAPAPAPA JUMPERS / Revival Love / TRAIN / S.B.N Japanese Battle / Kura☆Kura(S.B.N Live ver.) / Full moon / Body Rock / S.B.N Movie / On & On / Hey Hey Hey / STYLE / Drawイッパツ! / Clap Our Hands! / Kiss Me Baby / バッタマン / 走れ!!!!超特急
ENCORE Billion Beats / Drive on week / 超えてアバンチュールW ENCORE gr8est journey

●DISC-2
BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~ at Osaka-Jo Hall(2019年12月22日 大阪城ホール公演・2時間26分収録予定)

Overture(Pastel Shades Christmas ver.) / Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~ / バッタマン / Don’t Stop 恋 / Revival Love / Kiss Me Baby / We Can Do It! / One/O Signal / Seventh Heaven / P.S.C Rave Track / Whiteout(P.S.C Live ver.) / DJ Dominator / Hey Hey Hey / Snow break / P.S.C MovieP.S.C Christmas Medley Overture / SANTA CLAUS IS COMIN’ TO TOWN / Sleigh Ride / RUDOLPH THE RED NOSED REINDEER / Carol of the Belles / Happy Holiday / きよしこの夜 / We wish you a Merry Christmas / Billion Beats(P.S.C Live ver.)
Drawイッパツ! / 超越マイウェイ / Burn! / SAY NO / 超えてアバンチュール
ENCORE Sweet Bell / fanfare / 超特急です!!!!

●DISC-3
ALL CAMERA MULTI SCREEN(5時間収録予定)

ライブ・イベント情報

<ARENA TOUR 2020 SPRING WELCOME TO THE BULLET TRAIN DINER>
【神奈川】
2020年6月9日(火),10日(水) ぴあMMアリーナ
【大阪】
2020年6月13日(土),14日(水) エディオンアリーナ(大阪府立体育会館)

◆インタビュー(1)へ戻る
この記事をポスト

この記事の関連情報