無名の新人tonari no Hanakoにご注目を
2019年6月に1stEP「切ったら、空」をリリースしたばかりのtonari no Hanako(となりのはなこ)が、第12回CDショップ大賞2020の北陸ブロック賞を受賞した。自主インディーレーベルからのリリースであり、一度のインストアイベントでのパフォーマンス以外は正式なライブ歴もなく、Twitterのフォロワーは300人程度という無名の新人バンドだが、CDショップ店員の目利きによって選ばれたという、注目のアーティストだ。
「それでも、となりで恋をする」というテーマが名前の由来とするtonari no Hanakoは、プロデューサー/ソングライターのameを中心に2019年に結成された。純粋に音楽を味わってほしいとの想いから、メンバーの詳細は公開されていない。表立つ活動がほとんどないのも全員が裏方気質のためだという。音楽のみならず、アートワークや映像にいたるまで全てのクリエイティブはバンド内で制作されている。
CDショップ店員からは、「拗れた故の切ないけど温かい世界観と、いい意味ですんなりと聴かせてはくれないメロディに中毒者続出」「独特の物語調の歌声が持つ力に感動、是非手にとっていただきたい宝物のような作品」との声が上がっている状況だ。
プロデューサーameが目指すものは「温度感低めの内向きな新感覚POPS」であるとし、コードから浮いたようでキャッチーな旋律を元に、リフレインと規則性のないジャジーなフレーズが交差しながら、憂いと気だるさと浮遊感が心地よい音の隙間を生み出している。
表立った活動のほとんどないアーティストだが、2ndEP「青ざめて春」が3月25日(水)にリリースされることを受け、初となる東京を含む計3箇所でのイベントが開催される。
tonari no Hanako 2nd EP「青ざめて春」
3月25日(水)発売Release
1.空が途方に暮れる色
2.雨の祭り
3.short hair
4.青に線香
5.彼氏ができました
<インストアライブ>
4/27(月) @TSUTAYA 金沢
5/7(木) @TOWER RECORDS 渋谷
◆tonari no Hanakoオフィシャルサイト
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