【レポート】『スペシャアワード』最優秀アーティストにワンオク。イエモンやスカパラ、UVERなど各部門受賞者が続々登壇
▲ARTIST OF THE YEAR──ONE OK ROCK
スペースシャワーTVが主催する国内最大級の音楽の祭典『SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020』が3月13日、東京国際フォーラムホールAにて開催された。最優秀アーティスト“ARTIST OF THE YEAR”に輝いたのはONE OK ROCK。さらにはaiko、THE YELLOW MONKEY、UVERworld、Official髭男dism、King Gnu、東京スカパラダイスオーケストラなど豪華出演者が続々登壇した同イベントのオフィシャルレポートをお届けしたい。
◆『SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020』 画像
『SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020』は、スペースシャワーTVの視点で1年間の音楽シーンを総括し、様々な音楽コンテンツで功績をあげたアーティストとクリエイターに、感謝と敬意を込めて表彰するアワードだ。ユースケ・サンタマリア、いとうせいこう、きゃりーぱみゅぱみゅの3名による司会のもと、主要5部門を含む全27部門の各賞が発表となった。
▲MC──ユースケ・サンタマリア、いとうせいこう、きゃりーぱみゅぱみゅ
▲BEST GROUP ARTIST──ONE OK ROCK
2019年を代表する最優秀アーティスト賞“ARTIST OF THE YEAR”に輝いたのは、ONE OK ROCKだ。2年ぶりにリリースしたアルバム『Eye of the Storm』にて楽曲ごとに海外プロデューサーを招き、ロサンゼルスとイギリスでレコーディングを実施。日本盤と海外盤それぞれがウィークリーチャート1位と3位を獲得するなど、2019年も世界基準のダイナミックな活躍を見せた。その功績を称えた最高峰の賞に加え、最も活躍したグループアーティストに授与される賞“BEST GROUP ARTIST”も受賞するなど、二冠を獲得した。
優秀アーティスト賞“PEOPLE’S CHOICE”は計60万票の一般投票によって決定したもの。受賞したのは、2020年に結成20周年、メジャーデビュー15周年となるUVERworldだ。彼らにしか再現できない完全オリジナルなロックサウンドが音楽ファンから評価されたことによるもの。会場にはUVERworldメンバー全員がサプライズで集合、受賞の喜びを伝えた。
▲PEOPLE’S CHOICE──UVERworld
▲VIDEO OF THE YEAR──『Aurora』 BUMP OF CHICKEN 監督:林響太朗
▲BEST VIDEO DIRECTOR──林響太朗
年間で最も優れたミュージックビデオに授与される賞が“VIDEO OF THE YEAR”だ。こちらは林響太朗監督によるBUMP OF CHICKENの『Aurora』が受賞、メンバーから喜びのコメントが寄せられた。特別な音楽世界を見事に可視化し、まるで短編映画のようなミュージックビデオの監督を務めた林響太郎は、最も優れたMV・ディレクターに授与される賞“BEST VIDEO DIRECTOR”に輝いた。
2019年、最も優れたアルバムに授与される賞“ALBUM OF THE YEAR”はTHE YELLOW MONKEYの『9999』が受賞。前作から実に19年ぶりとなるオリジナルアルバムにファンのみならず多くの音楽リスナーから高い注目を集めた。授賞式のスタートを飾ったTHE YELLOW MONKEYのパフォーマンスでは、受賞アルバムから「天道虫」「ALRIGHT」の2曲を貫禄の演奏。その後も各部門の受賞者らが続々とライブを披露した。
▲ALBUM OF THE YEAR──『9999』 THE YELLOW MONKEY
▲SONG OF THE YEAR──「Pretender」 Official髭男dism
“SONG OF THE YEAR”を獲得したのは、ストリーミングランキングで前人未到の34週連続1位、史上初の2億回再生突破したOfficial髭男dismの「Pretender」。これを受けて、2月のホールツアーのパシフィコ横浜公演より受賞曲「Pretender」のライブ映像がSpecial Movieとして放映されたほか、メンバーから喜びのコメントも届いた。
また、2019年に最も活躍した新人アーティストに授与される“BEST BREAKTHROUGH ARTIST”を受賞したSIRUPは、大ヒット曲「Do Well」を含む2曲を披露。さらに、最も革新的な活動をしたアーティストに授与される“BEST NEW VISION”を受賞したGEZANは「東京」を披露するなど、新時代を象徴する唯一無二のライブパフォーマンスとなった。
▲BEST BREAKTHROUGH ARTIST──SIRUP
▲BEST NEW VISION──GEZAN
▲BEST HIP HOP ARTIST──Creepy Nuts
“BEST HIP HOP ARTIST”はCreepy Nutsが受賞。“バトルMC日本一”と“バトルDJ世界一”が繰り出す圧倒的なスキルと旺盛なエンターテイメント精神を持つライブパフォーマンスでステージを盛り上げた。
ストリーミング再生回数が1億回を超えるなど、2019年の音楽シーンに新しいムーブメントを巻き起こし、社会現象と化したKing Gnuは、“BEST ROCK ARTIST”を受賞。30万枚以上のセールスを超えた最新アルバム『CEREMONY』から2曲を披露した。また、King Gnuの常田大希は独創的なアプローチで多岐に渡るクリエイティビティを発信をした人物に授与される“BEST CREATIVE PERSON”も受賞した。
▲BEST ROCK ARTIST──King Gnu
▲BEST CREATIVE PERSON──常田大希 (King Gnu / millennium parade / PERIMETRON)
▲BEST POP ARTIST──aiko
▲BEST FEMALE ARTIST──あいみょん
“BEST POP ARTIST”を受賞したのは、活動22周年を迎えてもなおシーンのトップを走り続けるaiko。“BEST FEMALE ARTIST”には名実共に日本を代表するシンガーソングライターへと成長したあいみょんが輝いた。
これに続いて、OKAMOTO’S、Suchmos、10-FEETといった各賞の受賞者が続々登壇、カメラの向こうのファンに喜びを伝えた。さらにはPerfume、星野源、山口一郎(サカナクション)、RADWIMPSからもからも喜びのメッセージが届くなど、終始感動とサプライズに満ちたアワードとなった。
▲BEST PUNK/LOUD ROCK ARTIST──10-FEET
▲BEST ALTERNATIVE ARTIST──Suchmos
▲BEST MUSIC FRIENDS──OKAMOTO'S
▲BEST ACTIVE OVERSEAS──Perfume
▲BEST INFLUENTIAL ARTIST/BEST COLLABORATION──星野源
▲BEST LIVE PRODUCTION/BEST CONCEPTUAL VIDEO──『忘れられないの』 サカナクション 監督:田中裕介
▲BEST SOUNDTRACK──『天気の子』 RADWIMPS
授賞式最後のライブアクトは、2019年の音楽シーンに貢献し、多大な影響を与え続けているアーティストに授与される“BEST RESPECT ARTIST”に輝いた東京スカパラダイスオーケストラだ。授賞式には二年連続の登壇となる彼らは、「Paradise Has No Border」「銀河と迷路」を披露。続いて代表曲「美しく燃える森feat. 奥田民生」では、奥田民生がサプライズ登場するなど、誰もが期待しつつも全く想像していなかったシークレットゲストの登場でSNSが大いに沸いた。
これに加えて、コラボレーション楽曲「Jamaica Ska feat. TAKUMA(10-FEET)」には、“BEST PUNK/LOUD ROCK ARTIST”を受賞した10-FEETよりTAKUMAがサプライズ登場し、圧巻のコラボレーションステージの連発となった。
▲BEST RESPECT ARTIST──東京スカパラダイスオーケストラ
▲GEN(04 Limited Sazabys)、三原勇希
▲ダイスケはん、ナヲ (マキシマム ザ ホルモン)
約4時間にわたる授賞式のラストには“ARTIST OF THE YEAR”と“BEST GROUP ARTIST”に輝いたONE OK ROCKが登壇、多彩な才能と音楽愛に満ちた授賞式を締めくくった。
この授賞式の模様はスペースシャワーTVでの生中継に加えてuP!!ライブパスで生配信され、テレビのみならずインターネットを通じ、多くの音楽ファンとこの瞬間を共有、今後の音楽シーンの“未来”への希望を感じることができた。令和という新しい時代の始まりの年となった2019年。そして2020年3月、多くのエンタテインメントが停止した今、アーティスト達が表現を通じてメッセージを発信し、改めて音楽とそれを取り巻くクリエイティブの素晴らしさ、音楽の力に希望と感動で胸が熱くなる一夜となった。
◆『スペシャアワード』トロフィー授与画像ページへ (32点)
◆『スペシャアワード』ステージ画像ページへ (45点)
■『SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020』各部門賞
ONE OK ROCK
▼PEOPLE’S CHOICE──一般投票によって決定し授与される優秀アーティスト賞
UVERworld
▼VIDEO OF THE YEAR──年間で最も優れたミュージックビデオに授与される賞
『Aurora』 BUMP OF CHICKEN 監督:林響太朗
▼ALBUM OF THE YEAR──年間で最も優れたアルバムに授与される賞
『9999』 THE YELLOW MONKEY
▼SONG OF THE YEAR──年間で最も優れた楽曲に授与される賞
「Pretender」 Official髭男dism
▼BEST BREAKTHROUGH ARTIST──最も活躍した新人アーティストに授与される賞
SIRUP
▼BEST MALE ARTIST──最も活躍した男性アーティストに授与される賞
米津玄師
▼BEST FEMALE ARTIST──最も活躍した女性アーティストに授与される賞
あいみょん
▼BEST GROUP ARTIST──最も活躍したグループアーティストに授与される賞
ONE OK ROCK
▼BEST POP ARTIST──ポップシーンで最も活躍したアーティストに授与される賞
aiko
▼BEST ROCK ARTIST──ロックシーンで最も活躍したアーティストに授与される賞
King Gnu
▼BEST PUNK/LOUD ROCK ARTIST──パンク/ラウドシーンで最も活躍したアーティストに授与される賞
10-FEET
▼BEST ALTERNATIVE ARTIST──オルタナティブシーンで最も活躍したアーティストに授与される賞
Suchmos
▼BEST HIP HOP ARTIST──ヒップホップシーンで最も活躍したアーティストに授与される賞
Creepy Nuts
▼BEST INTERNATIONAL ARTIST──最も活躍した海外アーティストに授与される賞
Billie Eilish
▼BEST COLLABORATION──最も優れたコラボレーションに授与される賞
『Same Thing (feat. Superorganism)』 星野源
▼BEST RESPECT ARTIST──音楽シーンに貢献し、多大な影響を与え続けているアーティストに授与される賞
東京スカパラダイスオーケストラ
▼BEST NEW VISION──最も革新的な活動をしたアーティストに授与される賞
GEZAN
▼BEST ACTIVE OVERSEAS──海外で最も活躍したアーティストに授与される賞
Perfume
▼BEST LIVE PRODUCTION──ライブの企画・演出が最も優れたアーティストに授与される賞
サカナクション
▼BEST CREATIVE PERSON──独創的なアプローチで多岐に渡るクリエイティビティを発信をした人物に授与される賞
常田大希 (King Gnu / millennium parade / PERIMETRON)
▼BEST MUSIC FRIENDS──スペースシャワーTVと最も関係性を築いてきたアーティストに感謝を込めて授与する賞
OKAMOTO'S
▼BEST SOUNDTRACK──最も優れたサウンドトラックに授与される賞
『天気の子』 RADWIMPS
▼BEST INFLUENTIAL ARTIST──音楽シーンに広く影響を与えたアーティストに授与される賞
星野源
▼BEST ANIMATION VIDEO──最も優れたアニメーションミュージックビデオに授与される賞
『僕らまだアンダーグラウンド』 Eve 監督:依田伸隆
▼BEST CONCEPTUAL VIDEO──コンセプトが最も優れたミュージックビデオに授与される賞
『忘れられないの』 サカナクション 監督:田中裕介
▼BEST VIDEO DIRECTOR──最も優れたミュージックビデオ・ディレクターに授与される賞
林響太朗
『SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020』
3月13日(金) 東京国際フォーラムホールA
▼出演
MC:ユースケ・サンタマリア / いとうせいこう / きゃりーぱみゅぱみゅ
LIVE ACT:THE YELLOW MONKEY / King Gnu / Creepy Nuts / GEZAN / SIRUP / 東京スカパラダイスオーケストラfeat. 奥田民生、TAKUMA(10-FEET)
GUEST:aiko / あいみょん/ UVERworld / OKAMOTO'S / GEN(04 Limited Sazabys) / Suchmos / ダイスケはん、ナヲ(マキシマムザホルモン) / 10-FEET / 林響太朗/ 三原勇希/ 依田伸隆/ ONE OK ROCK
SPECIAL MOVIE:Official髭男dism
COMMENT:Perfume / BUMP OF CHICKEN / 星野源/ 山口一郎(サカナクション) / RADWIMPS
LETTER:Eve
この記事の関連情報
SPACE SHOWER TV
THE YELLOW MONKEY
King Gnu
Creepy Nuts
GEZAN
SIRUP
東京スカパラダイスオーケストラ
奥田民生
10-FEET
aiko
あいみょん
UVERworld
OKAMOTO'S
04 Limited Sazabys
Suchmos
マキシマム ザ ホルモン
ONE OK ROCK
Official髭男dism
Perfume
BUMP OF CHICKEN
星野源
サカナクション
RADWIMPS
邦楽
ライブ・イベントレポート
04 Limited Sazabys、約2年半ぶりの新作EP『MOON』を1/29にリリース
SuchmosのYONCE擁するロックバンド・Hedigan's、1stアルバム配信リリース。2025年1月にはCDでの発売も
『第75回NHK紅白歌合戦』、初出場10組のコメント到着
『第75回NHK紅白歌合戦』出場者発表
ano、東名阪Zepp対バンツアーにSiM、PUFFY、TK (from 凛として時雨)、マキシマム ザ ホルモン
Official髭男dism、初のスタジアムライブ開催決定。新曲「50%」リリースも決定
ONE OK ROCK、AIが人間の知能を上回った世界を映像化した「Dystopia」のMV公開決定
10-FEET、バンド史上屋内最大規模のライブ映像作品を12月発売決定。全31曲・約2時間半のライブ+ドキュメンタリー映像も
THE YELLOW MONKEY、1994年リリースの初コンセプトアルバムの豪華盤を12/28にリリース