YOSHIKI、国立国際医療研究センターに1,000万円を寄付
YOSHIKIが自身の運営する米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、国立国際医療研究センターへ1,000万円の寄付を行った。
国立国際医療研究センターは、新型コロナウイルスを含む感染症や免疫疾患などを研究する日本政府管轄の医療機関。組織内の「センター病院」は、ナショナルセンターとしては唯一の総合病院で、特定感染症に関しても日本で最大の病床数を確保している。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界が大混乱に陥る中、YOSHIKIは日本で緊急事態宣言が発令されるかなり前から、SNSを通じて感染者対策の重要性を呼びかけていた。今現在、日本では感染人数が1万人を超え 医療崩壊寸前といっても過言ではない。そういった状況を憂慮し、最前線で戦う医療従事者たちへのサポートとして今回の寄付を実施したようだ。
YOSHIKIは今回の寄付に際し、以下のようにコメントしている。
「自分の住むアメリカでは新型コロナウイルスによる死者が4万人を超えてしまいました。残念ながら、日本でも感染が広がっていると聞きました。
未だ収束の兆しが見えないなか、自分自身も含め、自分の生きるエンターテインメント業界、そしてあらゆる業界の方々が経済的にも精神的にも苦しんでいます。心が痛いです。
ただ、今僕らが一番サポートしなければならないのは、こうしている間にも新型コロナウイルスの患者さんの治療に当たっている医療に従事する人達だと思います。少しでも力になればと思い、寄付をさせていただきました。
今、苦悩に耐えながら自粛をしている皆さん一人一人の思いやその行動は、自分がさせていただいた寄付の何百倍、何千倍も、医療機関の人達への力になっていることを、自分も含めて再認識できればと思っています。
そして、音楽家としても皆さんの心の支えになれるように努力したいと思います。」
国立国際医療研究センターからの、今回の寄付に対するコメントは以下。
「当センターは、医療・研究・教育・国際協力の分野において、わが国と世界の人々の健康と福祉の増進に貢献するという理念があり、ミッションの一つとして感染症その他の疾患の本態解明、実態把握並びに高度先駆的及び標準的予防、診断、治療法を開発し、臨床現場への応用の為の医薬品及び医療機器の開発の推進がございます。まさに、これまでYOSHIKI様が支援してきた内容に合致しているのではないかと考えます。
今日の日本の危機的状況の中、職員一丸となってこの難局を打破すべく、これまでもそしてこれからも奮闘してまいります」
YOSHIKIの新型コロナウイルスに関する寄付は、今回が初めてではない。先月、アメリカでの食糧難パニックの沈静化支援の為に LAの「Meal on Wheels」へ2万4,000ドル(約250万円)、 そして公演中止の影響を受けた世界中のミュージシャンや音楽業界で働く人達を支援する為にグラミー賞の主催で知られるレコーディング・アカデミー(R)とその関連慈善財団MusiCares(C)が設立した「COVID-19救済基金」に10万ドル(約1,000万円)を寄付している。
また、新型コロナウイルス関連のみならず、国内では東日本大震災や熊本地震、昨年日本を襲った大型台風などの災害への寄付を実施。海外においては、アメリカのハリケーンハービーや、オーストラリアの森林火災に対する寄付など、世界各地へ向け積極的な援助活動を行い、さらにメイク・ア・ウィッシュ財団、米グラミーファウンデーションや小児がんの子供達を支援する米パブラブファウンデーションなどへの継続的な支援も行っている。
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