MISIA、1万本のキャンドルを灯し中国へ復興の祈りを捧げたパフォーマンス
MISIAが日本人初として、中国・湖南TVの人気音楽番組「歌手SINGER」に出演した。
◆MISIA画像
2013年より放送がスタートし、今年で8回目の放送を迎える同番組は、中国国内外から実力のある歌手が集まって歌唱力と表現力を競い合い、視聴者投票でその順位を競う。MISIAは日本人初として、2020年2月7日の放送より参戦し、7人の歌手との戦いに挑んでいた。
第1回目の放送でMISIAは、「逢いたくていま」を披露。日本語での歌唱にもかかわらず「全くミスのない完璧なパフォーマンスで、言葉がわからなくても歌のストーリーが伝わってきた」と視聴者から絶賛の声が相次ぎ、中国の人気歌手を差し置き、優勝するのでは!?という声も寄せられていた。
第3回目の放送では、新型肺炎感染拡大の影響により日本から生中継という形で出演。MISIA自ら選んだ楽曲は、東日本大震災の復興応援ソングとして発表された「明日へ」だ。「東日本大震災時の時のように、音楽を通してエールを届けたい」という想いから、コロナウイルスの感染が拡大している中国にむけて“中国がんばれ”“いっしょに頑張ろう”というメッセージを届けようと、ステージ上で約1万本のキャンドルに火を灯し、新型肺炎と戦う中国へ復興の祈りを捧げながらパフォーマンスを行った。
歌唱は日本語で行われたものの、MISIAたっての希望により一部、中国語で歌う一幕もあった。歌唱後、MISIAは涙が浮かべながら「一緒にがんばろう」と中国語でメッセージを告げると、現地のスタジオから拍手が沸き上がった。このパフォーマンスが放送されると中国では「言葉は分からないものの涙が止まらない」というコメントが殺到。視聴者投票でも見事1位を獲得し、中国全土にて話題となった。
なお、MISIAは2月に開催された自身のアリーナツアーや公式サイトでも“Love for China”と題し、新型肺炎に対する支援を実施している。「加油中国(がんばれ中国)」と書かれたメッセージを掲げYouTubeに動画をアップし支援を呼びかけ、必要物資を購入する寄付金を集めるなど、精力的に活動。MISIAは、「今だからこそ、世界中が想い合い助け合うことが大切だと思っています。私がアーティストとして出来ることは、人の心を癒したり勇気づけたりできることだと思いますので、”一起加油(いっしょに頑張ろう)”という気持ちをもって音楽を届けていきたいと思っています」と語った。
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