Mrs. GREEN APPLE、初のアリーナツアー完走「第1章の集大成」
Photo by 上飯坂一
Mrs. GREEN APPLEの初の単独アリーナツアー<Mrs. GREEN APPLE ARENA TOUR / エデンの園>が2月16日、国立代々木競技場第一体育館で千秋楽を迎えた。
◆Mrs. GREEN APPLE画像
同ツアーは2019年末の神奈川・横浜アリーナを皮切りに、愛知・ドルフィンズアリーナ、大阪・大阪城ホール、そしてファイナルの東京・代々木競技場第一体育館と、全国4か所で計7公演を行なったもの。チケットは即日ソールドアウトとなり、のべ8万人を動員した。以下、代々木公演のオフィシャルレポートをお届けする。
◆ ◆ ◆
ステージセットは足元まで全面LEDが貼られており、上部には巨大な草花のモニュメントが鎮座。ステージ両サイドのスクリーンの縁にも草花が飾られていた。会場が暗転し、オープニングSEでその草花がフィーチャーされると、そのまま「インフェルノ」へ。「代々木ー!」とメンバーの掛け声に、客席からは割れんばかりの歓声が会場を包み込み、曲中、業火がステージを演出する。そして炎の赤とは対象的な「藍」ではブルーの照明、LEDでクールな世界観を演出する。
大森元貴(Vo,G)が「代々木ー!ファイナルになります。準備はいいですか!」と告げると、「WaLL FloWeR」、「VIP」「アンゼンパイ」と初期の楽曲を立て続けに披露した。
そしてピンク色のLEDに浮かぶ大森のシルエットが印象的な「ProPose」、「Soup」と4thフルアルバム『Attitude』収録曲を披露すると、「懐かしい曲やります!」と「愛情と矛先」へ。続いて「Viking」では海賊船と大海原の映像とともにステージがポップアップし、大森とダンサーがステージ上部でダンスを披露した。
Photo by 上飯坂一
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曲が終わると、暗転中に大森がステージ花道の最先端に瞬間移動し「クダリ」をアコースティックで弾き語る。よりHip-Hop色にアレンジされた「REVERSE」を経て、「ア・プリオリ」、「ナニヲナニヲ」、「Ke-Mo Sah-Bee」では壮絶なライティングと映像で畳み掛ける。
大森が「誰かと比べる瞬間があるよね。僕もあるし、夜な夜な寂しくなる。みんなもあるでしょ? 人と比べる瞬間があっても、自分は自分のことを素晴らしいと思えるようになりたいなと思って書いた曲です」と告げると「僕のこと」を披露し、会場を優しく包み込む。
そして後半は怒涛の展開。「StaRt」、「WanteD! WanteD!」、「青と夏」と代表曲を立て続けに披露すると、巨大ミラーボールが印象的な「CHEERS」、ハートフルなPOPチューン「lovin’」をパフォーマンスした。そして本編ラストには壮大なミディアムバラード「Folktale」を披露した。
Photo by 上飯坂一
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アンコール1曲目では大森と藤澤涼架(Key)の二人だけで「Circle」をパフォーマンス。そしてメンバーが一人ずつMCで語る。
「このアリーナツアーはMrs. GREEN APPLEの第1章の集大成としてやろうってなりました。色んなタイミングでリリースした曲が詰まっていて、みんなもミセスと出会ったタイミングがあるじゃないですか。横浜、愛知、大阪と各公演回ってきて、(ファン)一人ひとりが楽曲に対する色んな思い出があることが伝わってきました。僕も“StaRt”をやった時に今までの色んなことを思い出して。渋谷のライブハウスの頃とか、フェスに出れた時のこと、ホールツアーを回れた時のこととか。“StaRt”は特に色んなところでやってた楽曲だから、それを思い出したら気持ちが爆発してて。それくらい今回のツアーは大事なライブになりました。ありがとうございました」──藤澤涼架
「本当に幸せな1日でした。幸せなツアーでした。今までのミセスを全て詰め込んでできたアリーナツアーだったので終わりたくないですね。まだまだ続けたい。最高のツアーでした。ありがとうございました」──髙野清宗(B)
「今日は本当に楽しかったと心から思える1日でした。皆さんに支えられてるんだなって感じました。音を鳴らして演奏してて、バンドをやってて幸せだなって。今日は最高のファイナルでした。ありがとうございました」──山中綾華(Dr)
「この場に立てることが、そしてこの景色を見れていることが僕は本当に幸せです。ミセスを結成してから本当に色んなことがあって。最初はライブハウスも数人しか呼べなかったり、毎回毎回のライブで怒られて家で必死に練習して、メンバーでミーティングもして。でもこの景色を見れたことで、それが無駄じゃなかったって(ファンの)みんなが思わせてくれるし……。色んな人に支えられてここまで来れました。出会いも別れもあって……一人ひとりにありがとうと伝えたいです。ありがとうございました」──若井滉斗(G)
最後に大森が「アリーナツアーは夢のまた夢で。そうなりたい、そうなるものだとバンドを始めましたが、まさかこんな爆速でこの景色を見れるとは思ってなかったし、こんな経験はないなってすごく思います。僕らはこれから先、良い曲を作って、皆さんに届けたいと思っています。受け取ってほしいと思っています。第1章の集大成、結成7年、デビュー5年目、今僕らのできる最大限を出し切ったので、フェーズ2は僕らもワクワクしています。この出会いに感謝しています」と語ると「我逢人」を披露。1万人の拍手喝采が会場を温かく包み込んでステージは幕を閉じた。
Photo by makiko takada
Photo by 上飯坂一
◆ ◆ ◆
2. 藍(あお)
3. WaLL FloWeR
4. VIP
5. アンゼンパイ
6. ProPose
7. Soup
8. 愛情と矛先
9. Viking
11. REVERSE
12. ア・プリオリ
13. ナニヲナニヲ
14. Ke-Mo Sah-Bee
15. 僕のこと
16. StaRt
17. WanteD! WanteD!
18. 青と夏
19. CHEERS
20. lovin’
21. Folktale
En1. Circle
En2. 我逢人(がほうじん)
Mrs. GREEN APPLEの初の単独アリーナツアー<Mrs. GREEN APPLE ARENA TOUR / エデンの園>が2月16日、国立代々木競技場第一体育館で千秋楽を迎えた。
◆Mrs. GREEN APPLE画像
同ツアーは2019年末の神奈川・横浜アリーナを皮切りに、愛知・ドルフィンズアリーナ、大阪・大阪城ホール、そしてファイナルの東京・代々木競技場第一体育館と、全国4か所で計7公演を行なったもの。チケットは即日ソールドアウトとなり、のべ8万人を動員した。以下、代々木公演のオフィシャルレポートをお届けする。
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ステージセットは足元まで全面LEDが貼られており、上部には巨大な草花のモニュメントが鎮座。ステージ両サイドのスクリーンの縁にも草花が飾られていた。会場が暗転し、オープニングSEでその草花がフィーチャーされると、そのまま「インフェルノ」へ。「代々木ー!」とメンバーの掛け声に、客席からは割れんばかりの歓声が会場を包み込み、曲中、業火がステージを演出する。そして炎の赤とは対象的な「藍」ではブルーの照明、LEDでクールな世界観を演出する。
大森元貴(Vo,G)が「代々木ー!ファイナルになります。準備はいいですか!」と告げると、「WaLL FloWeR」、「VIP」「アンゼンパイ」と初期の楽曲を立て続けに披露した。
そしてピンク色のLEDに浮かぶ大森のシルエットが印象的な「ProPose」、「Soup」と4thフルアルバム『Attitude』収録曲を披露すると、「懐かしい曲やります!」と「愛情と矛先」へ。続いて「Viking」では海賊船と大海原の映像とともにステージがポップアップし、大森とダンサーがステージ上部でダンスを披露した。
Photo by 上飯坂一
Photo by 上飯坂一
曲が終わると、暗転中に大森がステージ花道の最先端に瞬間移動し「クダリ」をアコースティックで弾き語る。よりHip-Hop色にアレンジされた「REVERSE」を経て、「ア・プリオリ」、「ナニヲナニヲ」、「Ke-Mo Sah-Bee」では壮絶なライティングと映像で畳み掛ける。
大森が「誰かと比べる瞬間があるよね。僕もあるし、夜な夜な寂しくなる。みんなもあるでしょ? 人と比べる瞬間があっても、自分は自分のことを素晴らしいと思えるようになりたいなと思って書いた曲です」と告げると「僕のこと」を披露し、会場を優しく包み込む。
そして後半は怒涛の展開。「StaRt」、「WanteD! WanteD!」、「青と夏」と代表曲を立て続けに披露すると、巨大ミラーボールが印象的な「CHEERS」、ハートフルなPOPチューン「lovin’」をパフォーマンスした。そして本編ラストには壮大なミディアムバラード「Folktale」を披露した。
Photo by 上飯坂一
Photo by 上飯坂一
Photo by 上飯坂一
Photo by 上飯坂一
Photo by 上飯坂一
アンコール1曲目では大森と藤澤涼架(Key)の二人だけで「Circle」をパフォーマンス。そしてメンバーが一人ずつMCで語る。
「このアリーナツアーはMrs. GREEN APPLEの第1章の集大成としてやろうってなりました。色んなタイミングでリリースした曲が詰まっていて、みんなもミセスと出会ったタイミングがあるじゃないですか。横浜、愛知、大阪と各公演回ってきて、(ファン)一人ひとりが楽曲に対する色んな思い出があることが伝わってきました。僕も“StaRt”をやった時に今までの色んなことを思い出して。渋谷のライブハウスの頃とか、フェスに出れた時のこと、ホールツアーを回れた時のこととか。“StaRt”は特に色んなところでやってた楽曲だから、それを思い出したら気持ちが爆発してて。それくらい今回のツアーは大事なライブになりました。ありがとうございました」──藤澤涼架
「本当に幸せな1日でした。幸せなツアーでした。今までのミセスを全て詰め込んでできたアリーナツアーだったので終わりたくないですね。まだまだ続けたい。最高のツアーでした。ありがとうございました」──髙野清宗(B)
「今日は本当に楽しかったと心から思える1日でした。皆さんに支えられてるんだなって感じました。音を鳴らして演奏してて、バンドをやってて幸せだなって。今日は最高のファイナルでした。ありがとうございました」──山中綾華(Dr)
「この場に立てることが、そしてこの景色を見れていることが僕は本当に幸せです。ミセスを結成してから本当に色んなことがあって。最初はライブハウスも数人しか呼べなかったり、毎回毎回のライブで怒られて家で必死に練習して、メンバーでミーティングもして。でもこの景色を見れたことで、それが無駄じゃなかったって(ファンの)みんなが思わせてくれるし……。色んな人に支えられてここまで来れました。出会いも別れもあって……一人ひとりにありがとうと伝えたいです。ありがとうございました」──若井滉斗(G)
最後に大森が「アリーナツアーは夢のまた夢で。そうなりたい、そうなるものだとバンドを始めましたが、まさかこんな爆速でこの景色を見れるとは思ってなかったし、こんな経験はないなってすごく思います。僕らはこれから先、良い曲を作って、皆さんに届けたいと思っています。受け取ってほしいと思っています。第1章の集大成、結成7年、デビュー5年目、今僕らのできる最大限を出し切ったので、フェーズ2は僕らもワクワクしています。この出会いに感謝しています」と語ると「我逢人」を披露。1万人の拍手喝采が会場を温かく包み込んでステージは幕を閉じた。
Photo by makiko takada
Photo by 上飯坂一
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■<Mrs. GREEN APPLE ARENA TOUR / エデンの園>2020年2月16日(日)@東京・国立代々木競技場第一体育館 セットリスト
2. 藍(あお)
3. WaLL FloWeR
4. VIP
5. アンゼンパイ
6. ProPose
7. Soup
8. 愛情と矛先
9. Viking
11. REVERSE
12. ア・プリオリ
13. ナニヲナニヲ
14. Ke-Mo Sah-Bee
15. 僕のこと
16. StaRt
17. WanteD! WanteD!
18. 青と夏
19. CHEERS
20. lovin’
21. Folktale
En1. Circle
En2. 我逢人(がほうじん)
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