クイーンの音楽に彩られたバレエ、2020年5月に上演
クイーンの楽曲を用いて振付師・モーリス・ベジャールが創作したバレエ『バレエ・フォー・ライフ』が2020年5月、モーリス・ベジャール・バレエ団の来日公演で上演される。
◆モーリス・ベジャール・バレエ団 動画、画像
同作はクイーンの象徴的な存在であるフレディ・マーキュリーと、ベジャールの作品でカリスマ的な存在感を放ち、1992年にフレディと同じ歳、同じ病によって夭逝したダンサー、ジョルジュ・ドンへのオマージュとして創作されたバレエだ。衣裳を担当したのは、80~90年代のファッション界の寵児ジャンニ・ヴェルサーチ。彼もまたフレディやドンと同世代で、作品の初演を待たず命を落としている。
▲『バレエ・フォー・ライフ』より
作品にはクイーンによる17のヒット曲が流れ、フレディと思しき人物がトレードマークの衣裳を身に着けて登場する。ところどころにはモーツァルトの音楽が挿入され、病や死、天国のイメージが鮮やかに対比される。
同公演について、ブライアン・メイは「この素晴らしい機会にもう一度、僕たちのファンと友人の皆さんに観ていただきたいと願っています。もっとも大胆なバレエのクリエイターであり、今なお惜しまれる偉大な友、故モーリス・ベジャールが、モーツァルトとクイーンの曲をめぐり創り上げた、信じられないほど独創的なバレエ作品を」とコメントを寄せている。
なお、公演のBプログラムにはモーリス・ラヴェルの音楽によるベジャールの傑作『ボレロ』、2人のシャンソン歌手を題材とした『ブレルとバルバラ』、芸術監督のジル・ロマンがジョン・ゾーンの音楽に振付けた最新作『人はいつでも夢想する』といった豪華3作品が上演される。
▲『ボレロ』より
▲『ブレルとバルバラ』より
▲『人はいつでも夢想する』より
■モーリス・ベジャール・バレエ団 来日公演
2020年5月13日(水)19:00~
2020年5月14日(木)14:00~、19:00~
※上演時間:約1時間45分(休憩なし)
※開演時間に遅れるとご自分の席に着席いただけませんので、時間に余裕をもってお越しください。
・Bプログラム『人はいつでも夢想する』『ブレルとバルバラ』『ボレロ』
2020年5月16日(土)17:00~
2020年5月17日(日)14:00~
※上演時間:約2時間30分(休憩含む)
※音楽は特別録音による音源を使用します。
会場:東京文化会館 (上野)
入場料(税込み):
S=¥17,000/A=¥15,000/B=¥13,000/C=¥10,000/D=¥8,000/E=¥6,000/U25シート=¥3,000
チケット発売日:2020年1月18日(土)10:00~
詳細:https://www.nbs.or.jp/stages/2020/bejart/index.html
主催:公益財団法人日本舞台芸術振興会/日本経済新聞社
後援:在日スイス大使館
■『バレエ・フォー・ライフ』全国公演
【愛知】5月21日(木)18:30開演
日本特殊陶業市民会館 [問]052-588-4477
【兵庫】5月23日(土)15:00開演
兵庫県立芸術文化センター [問]0798-68-0255
【北海道】5月26日(火)18:30開演
札幌文化芸術劇場 [問]0570-00-3871
【群馬】5月29日(金)19:00開演
高崎芸術劇場 [問]027-321-7300
【埼玉】5月31日(日)15:00開演
川口総合文化センター [問]048-254-9900
◆モーリス・ベジャール・バレエ団2020年日本公演 オフィシャルページ
この記事の関連情報
クイーン『伝説の証 - ロック・モントリオール1981』、5月10日に発売決定
【ライブレポート】クイーン+アダム・ランバートのライブに見る、歴史と現在の先にあるもの
【ライブレポート】クイーン+アダム・ランバートによる壮大なロック美学
クイーンのトリビュートバンド・GOD SAVE THE QUEEN、5月にジャパンツアー
GLAY、クイーンのドームツアー札幌公演にスペシャルゲストで出演決定
トニー・アイオミとブライアン・メイ、「Paranoid」をジャム
『第74回NHK紅白歌合戦』曲目が決定
ポール・ロジャース「フレディ・マーキュリーの代わり、簡単ではなかった」
ブライアン・メイ、フレディ・マーキュリーの遺品オークション「悲し過ぎて見られない」