ギャリエン・クルーガーからコンパクトなベースアンプ・ヘッド「Legacyシリーズ」3モデルが登場

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革新的な製品の開発でベース・アンプ・ブランドとして確かな地位を築いてきたギャリエン・クルーガーから、Legacy(レガシー)シリーズ・ベースアンプ・ヘッドが登場。「Legacy 500」「Legacy 800」「Legacy 1200」の3モデルがリリースされた。


▲Legacy 500のフロントパネル(上)とリアパネル(下)。フロントにはトリムとドライブ、レベル、4バンドEQ、マスターとEdgeのノブに加え、オーバードライブ、Bump、Contour、Presence、ミュートのスイッチを配置。リアにはダイレクトアウト、ヘッドホンとAUX入力(ステレオミニ)、フットスイッチやエフェクト・センド/リターンも用意。

ギャリエン・クルーガーの「800RB」は、1982年の発売以来、ソリッド・ステート・ベースアンプの確固たる地位を築き、現在でも愛用者の多いモデル。Legacyシリーズはその「800RB」のウォームでパンチのあるサウンドとコンセプトを受け継ぎ、パワー部にクラスDの技術を採用することで、軽量かつコンパクトなデザインを実現。現代のミュージシャンの求める機能性を拡張し、ニーズに合わせた出力の異なる「Legacy 500」「Legacy 800」「Legacy 1200」の3モデルをラインナップしている。

「800RB」でも搭載されていたギャリエン・クルーガー独自のBass/Lo-Mid/Hi-Mid/Trebleのコントロールを持つ4バンドのアクティブEQを継承しつつ、Trebleの中心周波数を4kHzから7kHzへと変更することで、さらなるエッジ感や透明感をコントロール可能に。また、「800RB」ではLo Cut/Mid Contour/Hi Boostという名称だったスイッチ式ボイシング・フィルターは、それぞれBump/Contour/Presenceの名称に変更。Lo Cut(ロー・カット・フィルター)がBumpという低音を拡張するロー・ブーストへと進化している。


▲Legacy 800

▲Legacy 1200

さらに以前はBoostという名称でのブースト機能は増強され、軽いブーストからディストーションに近い過激なサウンドまでを網羅したオーバードライブ・コントロールに生まれ変わった。加えてオーバードライブ時の高音域のレスポンスを調整するEdgeコントロールが加わったことで、サウンドバリエーションが格段に広がっている。

付属のフットスイッチを使用することで、足元で瞬時にクリーン/ドライブのサウンドの切り替えが可能。回路基板の接続には金メッキされたコネクターを採用することで高品質なサウンドと高い信頼性を実現するとともに、過度の熱や回路のショート、過負荷が生じた時に動作する保護回路と不具合を示すインジケーターも搭載した安心の設計となっている。


▲付属のフットスイッチ「RF-I」で、クリーン/ドライブを足元で切り替え可能。

3種類のモデルはすべて同じデザインを採用したコンパクト・サイズで、重量は3kg以下。アンプの持ち運びに悩むことなく、さまざまな用途に合わせて選ぶことができる。出力は「Legacy 500」が240W @ 8Ω / 340W @ 4Ω、「Legacy 800」が400W @ 8Ω / 600W @ 4Ω、「Legacy 1200」が780W(Total) @ 8Ω / 990W(Total) @ 4Ω。サイズはいずれも291×61×271mm(W×D×H、最大外形寸法)。グラウンド・リフト・スイッチ、プリ/ポスト・セレクター装備のXLRダイレクト出力端子、エフェクト・センド/リターン端子、外部音源などを接続できるAUX入力、ヘッドホン端子を装備する。

製品情報

◆Legacy 500
価格:オープン
◆Legacy 800
価格:オープン
◆Legacy 1200
価格:オープン
発売日:2019年12月17日
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