杏沙子、東京ワンマンで「まとめる気なんてさらさらありません!」
シンガー“杏沙子”が、12月8日(日)東京都・Veats Shibuyaにてワンマンライブ<あさこまとめ2019 ~まとめません~>を開催し、約1時間半のステージで全17曲を披露した。
◆杏沙子 画像
11月23日(土)の大阪・OSAKA MUSEに続いて行われた今回の公演は、約9ヶ月ぶりとなる東京でのワンマンライブとなった。
ステージではバンドメンバーの演奏が始まり、会場の雰囲気も高まる。すると暗転し、「ファーストフライト」を高らかに歌う杏沙子がステージ上に現れ、観客をその歌声で魅了した。続いて、「ファーストフライト」のカップリングとして収録された疾走感のある「青春という名の季節」を力強く歌い上げた杏沙子。曲が終わると「まとめる気なんてさらさらありません!」とライブタイトルに絡めた宣言をし、その言葉通り、早速アップテンポな新曲をパフォーマンスした。観客も、杏沙子の宣言に応えるかの様に楽曲に合わせて手拍子をしたり、体を揺らしたりと新曲に思えないほど盛り上がった。
その後も、「ユニセックス」「恋の予防接種」「よっちゃんの運動会」と会場の温度を上げ続け、ライブも中盤に差し掛かると、再び新曲を披露。続く6曲中4曲が新曲と、最初の宣言通りまとめないどころか、新たな杏沙子の一面を見せつけた。
後半戦では、「花火の魔法」で杏沙子の歌声に乗せて観客がタオルを大きく回す姿が見えた後、シンガーソングライターでもあり音楽クリエイターの“コバソロ”とインディーズ時代にコラボした「あなたのことが好きだなんて言えないんです」を歌う。続いて、杏沙子おなじみの楽曲「アップルティー」を披露し、熱い余韻を残したままライブ本編を締めくくった。
アンコールの拍手に応えて杏沙子が登場。「とっておきの新曲を今日は皆さんに披露しちゃおうかと思います!」と語ると、新曲「こっちがいい」のイントロが流れ始めた。”JSBC SNOW TOWN 2019 CM曲”として、関西2府4県でオンエア中のこの楽曲は、女の子の可愛らしいわがままを歌った爽やかでキャッチーなサビを持つキラーチューンである。軽快なギターフレーズが流れると、「今日はみんなありがとう。最後は皆、手を振って歌いましょう!」と叫び、この日最後の曲「天気雨の中の私たち」に突入した。杏沙子の全力のパフォーマンスに、観客も自然と手を上げ左右に振ったり手拍子して応え、曲の終盤では皆で大合唱するなど、会場にいる全員が1つになった。
撮影:星野 健太
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